一味違う京都を楽しみたいあなたへ。海の京都“伊根の舟屋”を観に行こう

丹後半島の最東部に位置する京都府伊根町。京都観光で定番とも言える京都市街からは、やや距離のあるこちらの地域ですが、舟屋と呼ばれるここ独特の建物が人気のスポットです。日本全国から見ても舟屋の絶景やグルメを楽しめるのはここだけ。そんな伊根の舟屋の魅力をご消化します。(※掲載されている情報は2018年1月に公開したものです。必ず事前にお調べ下さい。)

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このまとめ記事の目次

伊根町(いねちょう)とは?

「伊根町(いねちょう)」は、清水寺や金閣寺といった京都の観光地としてはメジャーなスポットのある京都市からは遠く離れた丹後半島に北東部位置しています。京都らしいノスタルジックな古い町並みと海の異色のコラボレーションが楽しめるスポットとして人気を集めています。
船の収納庫と住居が一体となった”舟屋”と呼ばれる建物は、「伊根町」に代々伝わる伝統的建造物です。船の収納庫には海から続く海水がそのまま流れているため、海側から見ると家が海に浮いているように見えます。

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伊根の舟屋とは

かつてより「海と共に生きる」ライフスタイルが根付いている伊根町。舟屋は1階部分が船のガレージとも言える船の格納場所で、二階部分が住居になっている建物である。周囲を山と海に囲まれ、消して広いとは言えない限られた敷地を有効活用した建築形態と言えます。
若狭湾に面した入り江に位置する舟屋の街並み。湾を取り囲むように5㎞に渡って230軒あまりの舟屋が立ち並ぶその様子は、全国的に見ても伊根町でしか見ることが景観で、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。

舟屋の歴史

そんな舟屋の歴史の始まりは江戸時代にまで遡ります。日本海で採れる鰤を求めて漁に出ていた当時、年貢で収めていた鰤は”伊根鰤(いねぶり)”として名高いものでした。また、伊根町は湾をぐるっと囲むように舟屋が建ち並ぶことから、湾に迷い込んだ鰤を船と陸の人々と力を合わせて捕獲するという伝統もあるそうです。
時代は流れ、船の形体や漁のやり方は様変わりし、代々語り継がれる伝統にも変化が起こり始めました。しかしそんな中でも、伊根町の「海と共に生きる」ライフスタイルは貫かれ舟屋は今も変わらず現役で利用されており、伊根の漁の漁業高は京都府内全体の25%をも支える重要な資源になっています。

伊根町ならではの舟屋スポットが盛りだくさん

日本で唯一とも言える舟屋の町、伊根町。そんな伊根町には舟屋を生かした伊根町ならではのスポットが目白押しです。「伊根工房・ギャラリー舟屋」では、舟屋のガレージ部分をカフェに改装し、海を間近に眺めながらくつろぐことができます。
立ち並ぶ舟屋の町並みを海から眺めたいときには、こちらの「伊根湾めぐり遊覧船」がおすすめです。海を取り囲むようにして建つ舟屋の海上からの眺めは、陸からはなかなか味わえない趣きと感動を与えてくれます。船に群がるカモメと戯れるのも醍醐味の一つです。

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伊根工房

京都府与謝郡伊根町亀島848

3.00 01

伊根湾めぐり遊覧船

京都府与謝郡伊根町日出11

3.19 8177

舟屋に泊まろう

住居になっている舟屋の2階部分は今でも住居として利用されている他、民宿の経営を行っている場所もあります。民宿ならではの暖かいおもてなしはもちろん、窓からは海と一体となった舟屋のガレージを望め、まさに海の上の部屋にいるような気分を味わうことができます
伊根町の民宿の多くで味わうことができる「伊根鰤(いねぶり)」。伊根の舟屋の歴史が始まった江戸時代から長く親しまれている魚介グルメだけに、その味は一級品。伊根に来たら食べらずに帰ることはできないでしょう。

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伊根町へ行くには?

伊根町を目指すには、京都観光でお馴染みのJR京都駅から「京都丹後鉄道」に乗り換えましょう。大阪駅からは直通運転もあります。「天橋立駅(あまのはしだてえき)」もしくは「宮津駅」で下車し、そこから路線バスに乗り換え、1時間ほど揺られれば伊根町につきます。
車でアクセスする場合には京都縦貫自動車道などを利用することになります。伊根町は丹後半島の先端部ということもあり、道中では道路沿いに海を眺めるドライブスポットも点在しており、移動も楽しめること間違いないでしょう。

“海の京都”伊根町に行こう

京都観光というと、定番はやはりアクセス抜群な京都市街のスポットになりがちですが、普通の京都旅行は飽きたという方に伊根町の旅行はぜひおすすめしたいスポットです。海と共に生きる伊根の町にぜひ足をは運んでみてはいかがでしょうか。
(※掲載されている情報は2018年1月に公開したものです。必ず事前にお調べ下さい。)

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