本場の絶品グルメを堪能。オーストリアで2大ザッハトルテを食べ比べしてきた

皆さんはザッハトルテというケーキをご存知ですか?濃厚なチョコレートケーキのことなんですが、実はオーストリアが本場なんです。今回は、オーストリアでザッハトルテの名店と呼ばれる2つのお店をハシゴして食べ比べをしてきました。 (※掲載されている情報は2018年1月記事公開時点のものです。)

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このまとめ記事の目次

ザッハトルテってなんだっけ?

皆さんはザッハトルテというケーキはご存知ですか?簡単に言ってしまえば、チョコレートケーキをチョコレートでコーティングした、チョコレートづくしのケーキのことで、「チョコレートケーキの王様」とも呼ばれています。
最近は、スターバックスでもザッハトルテが販売されており、日本でも気軽に食べることができますね。一見すごく甘そうに見えますが、ビターチョコレートが使われており、アプリコットジャムの酸味も加わって案外さっぱり食べられます。

ザッハトルテの歴史

料理人フランツ・ザッハが宮廷で出すスイーツとして考案したのがザッハトルテの始まり。ザッハトルテを武器にホテルザッハーは大成功を納めるのですが、数年後、このホテルは財政難に陥ります。そこで資金援助を申し出たのがオーストリアの老舗ケーキ店「デメル」。しかしデメルは創業当初から秘密だったザッハトルテのレシピを公開してしまいます。
ホテルザッハー側は、デメル相手に裁判を起こし、その結果ホテルザッハー・デメル双方でザッハトルテの販売が認められました。ただし、オリジナルのザッハトルテを名乗ることができるのは「ホテルザッハー」のもののみ、と決まったのです。

ザッハトルテの名店①:カフェザッハー

店内

まず最初に訪れたのはホテルザッハー内にあるカフェザッハーです。平日に訪れましたが、20分程度並ぶほど大人気のお店です。順番がくるとまずはクロークに案内され、荷物を預けてからお席に案内されます。義務ではないので預けなくていい場合は断りましょう。
中に入ると、店内にはシャンデリアがあったり絵画が飾ってあったり、ゴージャスな雰囲気が漂っています。サービスもとってもスマートです。オーストリアは基本的に、日本のようにお水が運ばれてくることはないので気をつけてくださいね。

ザッハーのザッハトルテ

photo by whiteberry
いよいよザッハトルテを頼みます。ザッハーのザッハトルテは、先ほどもご紹介したように「オリジナル」のもの。ココアスポンジの間にアプリコットジャムが挟んであり、甘さと酸味が程よい味わいです。一緒に甘くないクリームが付いてくるのですが、一緒に食べるとマイルドな味になります。
photo by whiteberry
甘ったるい感じはせず、案外ぺろっと食べられましたが、やはり飲み物は甘くないものをチョイスするのがおすすめです。ザッハトルテは、日持ちもしますし、お持ち帰りもできますので、お土産にもぴったりだと思います。お値段は1つ6.9ユーロでした。(2017年12月当時)

カフェ ザッハー ウィーン Café Sacher Wien

Philharmoniker-Straße 4, 01区 インネレシュタット, 1010 ウィーン, オーストリア

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ザッハトルテの名店②:デメル

店内

続いてはデメルをご紹介します。オーストリアは街自体がとてもコンパクトで、トラムで簡単に移動できるので、もちろんザッハーを食べたあと、デメルにハシゴすることもできます。デメルでも5分ほど並びました。
デメル店内の1階では、クッキーやケーキなどが販売されていて、大勢の人で賑わっていました。少しわかりにくいですが、店内でザッハトルテを食べる場合は2階のカフェスペースに行ってくださいね。デメルでは、席に座ったら自分でケーキを頼みに行くスタイルです。

デメルのザッハトルテ

photo by whiteberry
デメルのザッハトルテをご紹介します。スポンジとスポンジの間にアプリコットジャムが挟まっているザッハーのものとは違って、デメルのものは、上にコーティングしてあるチョコレートとスポンジの間にだけアプリコットジャムが入っています。
ザッハーのものに比べてアプリコットジャムの主張が薄いので、全体的にちょっと甘い感じがしました。こちらのザッハトルテは5.5ユーロ(2017年12月当時)ですが、ホイップクリームが付いていないので、欲しい人はプラスでお金を払ってつけてもらってくださいね!

DEMEL Vienna

Kohlmarkt 14, Wien, Austria

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本場で味わうザッハトルテ

photo by whiteberry
いかがでしたか?今回は筆者が実際に訪れて食べ比べをした、ザッハトルテの2大名店をご紹介しました。どちらも美味しかったですが、私個人的にはザッハーの方が好きでした!みなさんもぜひオーストリアに行ったらハシゴして食べ比べてみてくださいね。
(※掲載されている情報は2018年1月に公開されたものです。必ず事前にお調べください。)

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