バチカン市国とは
バチカン市国とはローマ市内にある世界最小の独立国です。東京ディズニーランドよりも小さい国であるバチカン市国は、ローマ法王庁によって統治されてる都市国家で、人口はわずか800人ほどなのだとか。
イタリアからはパスポート無しで入国することが可能です。そのためローマ観光の一環として訪れる人も多い場所。国土の大半は美しい庭園で埋め尽くされており、大聖堂や美術館、教皇の住まいであるバチカン宮殿が肩を並べています。
カトリックの総本山!
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バチカン市国とは、伝承によると殉教したキリスト教の使徒ペトロの墓所とされたところに教会堂を作ったことが始まりとされています。今ではローマ法王庁が統治しており、ローマ法王や聖職者が暮らす、世界に信者が約12億人以上いると言われているカトリック教会と東方典礼カトリック教会の総本山となっています。
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そんなカトリックの総本山の中心と言えるのが「サン・ピエトロ大聖堂」です。世界最大の教会堂建築であるこちらの教会は、4世紀に創建され、1626年に現在の聖堂が完成しました。ルネサンス期やバロック期の一流芸術家によって作られた聖堂は、圧巻です。
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入口からすぐのところにあるのが、ルネサンス期の芸術家であったミケランジェロが制作した「ピエタ」です。十字架から降ろされたイエス・キリストを抱く聖母マリアをモチーフとしたこちらの作品は、ダビデ像に並ぶミケランジェロの最高傑作として知られています。
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そしてこちらの扉は特別聖年を除き、25年に1度の聖年の都市にしか開かない「聖年の扉」です。聖年の年になると世界中から多くの信者が訪れます。次の聖年は2025年なので、その年に行けばこの扉をくぐることができます。数十年に1度の貴重な体験ができるでしょう。
上記に紹介したもの以外にも、右足の親指を触ると願いが叶うと言われている「ペトロの銅像」や、バロック期を代表する芸術家・ベルニーニ作の美しい大天蓋など見所満載のサン・ピエトロ大聖堂は、信者でなくとも十分堪能することができます。
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世界遺産の宝庫!
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バチカン市国は国土全体がユネスコ世界遺産として登録されています。バチカンには美術史上の巨匠たちによる作品や、歴史上の貴重なコレクションが数多く残されています。これからあげる2つの施設は、バチカンに訪れたのなら外すことができないスポットです。
バチカン美術館
バチカン美術館は美術館、図書館など20を越える施設の総称です。歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館であるバチカン美術館には、古代ギリシャやローマの彫刻や、エジプト美術など様々な芸術作品が収められています。
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システィーナ礼拝堂
バチカン美術館と同じ見学コースにある「システィーナ礼拝堂」は、ミケランジェロやボッティチェリなどルネサンスを代表する芸術家たちが描いた数々の装飾絵画作品で有名な礼拝堂です。壁や天井には世界史の教科書で見たことがあるような有名な絵画がたくさん。中でも有名なのが、主祭壇背後の壁に描かれたミケランジェロの「最後の審判」です。こちらの礼拝堂は写真撮影が禁じられているので、思う存分目に焼き付けてください。
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さあ、バチカンに行ってみよう!
バチカン市国についてのまとめはいかがでしたか?誰しも一度は気になったことがあるであろうバチカン市国は、小さいながらに魅力たっぷりの素敵な国です。ローマ市内にあるため、観光しやすいので、ローマ観光の際はぜひともバチカンまで足を延ばしてみてはいかが?