なぜ大久野島は「毒ガスの島」から「ウサギの島」になったの?

700羽以上も生息する「ウサギの島」として知られている広島県竹原市の「大久野島」。この島には「ウサギの島」の他に「毒ガスの島」と呼ばれる側面があります。ウサギと毒ガス…、相反する言葉が存在する「大久野島」とは?

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このまとめ記事の目次

ウサギの島?毒ガスの島?

700羽以上も生息する「ウサギの島」として知られている広島県竹原市の「大久野島」。この島には「ウサギの島」の他に「毒ガスの島」と呼ばれる側面があります。
終戦まで、毒ガス製造工場があった島なのです。

毒ガスの動物実験用として飼われていたウサギ

毒ガスの動物実験用として、ウサギが飼われていました。
しかし、当時のウサギの子孫はもうこの島はいません。

今では島のマスコットとして

それでは、なぜこんなにもウサギが生息しているのでしょう。
戦争が終わり、高度成長時代に入った日本。
観光の大衆化が進み、この島の安全性も確認され、国民休暇村として整備されることになりました。
その際、観光客を呼び込むために、島のマスコット的な存在としてウサギが選ばれたそうです。
猿や鹿も候補に上がっていたそうですが、最終的に選ばれたのはウサギでした。
大久野島とウサギは過去から深い縁で繋がっているようです。
島内には毒ガスを製造していた頃の建物が遺構として残っています。
瀬戸内の小さな島にある毒ガス製造所の存在が、明らかになれば攻撃を受ける可能性があるため、地図から大久野島は消され、一帯は何もない海で表現されていました。
今では、「ウサギの島」として、国内のみならず、海外からも大勢の観光客が訪れる大久野島。
「毒ガスの島」としての一面を知ることで、平和への願いが一層深まります。
JR竹原駅からJR呉線で約10分、忠海駅から忠海港へ徒歩で約5分。
忠海港から船で約15分。忠海港近辺には駐車場もありますので、大変アクセスのしやすい場所となっています。

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