【1】ブルーモスク/スルタン・アフメト駅
正式名称「スルタンアフメト・ジャーミー(Sultan Ahmet Camii)」は、オスマン帝国時代の1616年に建造され「イスタンブール歴史地区」の中心に位置し観光客や市民の憩いの場として親しまれています。季節を問わず夜にはライトアップされ一層、荘厳な雰囲気を漂わせます。
青を基調とした色彩で装飾を施されておりステンドグラスを通して内部に日の光が差し込むとより一層鮮やかなブルーが際立ちます。この絢爛華麗なブルーモスクは「世界で最も美しいモスク」と評されることもあります。1日5回の礼拝の時間を除き、内部の見学も自由となっており誰でも入ることが出来ます。入場は無料ですが寄付制となっています。
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【2】アヤソフィア/スルタン・アフメト駅
ギリシア語で「聖なる叡智」を意味するこの大聖堂は焼失した2代目アヤソフィア聖堂を再建する形で537年のビザンツ帝国時代に建造されました。高さ約55m、直径約31mもある巨大なドームを有したバシリカ式の聖堂は当時の建築技術からすると奇跡的なもので、ビザンツ建築の最高傑作と言われています。
本来はキリスト教の大聖堂としての起源を持ちますが、1453年のコンスタンティノープル陥落(現在のイスタンブール)をきっかけにオスマン帝国の支配下に入るとイスラム教のモスクとして生まれ変わりました。しかし、オスマン帝国の時代が終わりトルコ共和国の現在では博物館として利用されています。
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【3】トプカプ宮殿/ギュルハネ駅
「イスタンブール歴史地区」の小高い丘の上に位置し、北は金角湾、東にボスポラス海峡、南にマルマラ海と三方向に面したトプカプ宮殿はオスマン帝国繁栄の象徴となっています。その名の通りスルタン(オスマン帝国の皇帝)の居住地であったトプカプ宮殿は約400年もの間、権力と行政の中心としてその役割を果たしました。現在は博物館として一般に公開されています。
外観は重厚で一見、無機質にも見えますが内部は栄華の象徴と言わんばかりの豪華なつくりになっています。敷地内には政治を執り行う「政庁」や別料金で入場可能な「ハレム」があります。「ハレム」とは後宮の女性たちが暮らした空間でトルコ版の大奥とも言える場所です。また、歴代のスルタンたちが収集した財宝を展示した「宝物館」も一見の価値ありです。
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【4】ボスポラス海峡/カラキョイ駅など
黒海とマルマラ海を結ぶ海峡でトルコがアジアとヨーロッパに分かれる境目になっています。昔から交通の要衝であり軍事的にも重要な拠点として知られています。1973年にボスポラス大橋が完成しヨーロッパとアジアは陸続きになりました。是非、ここでヨーロッパとアジア両大陸を堪能してみては?
また、ボスポラス海峡ではクルージングも楽しむことが出来るので、陸地での観光から気分転換したい時には海の上でのんびりと潮風に吹かれるのも一興でしょう。比較的安い値段でクルージングを楽しめるところが多いので、お財布に優しいのも嬉しいポイントです。