アルザスの観光地7選!美しすぎる絶景に囲まれた村へ行こう

アルザスとはフランス、ドイツ、スイスにまたがる地域で、その地理的な要因から様々な文化の影響を受けた地域です。現在、アルザスはほとんどフランスの統治下におかれており、この地方は「フランスで最も美しい町」として指定されている町がたくさんあります。さて、アルザスは大きく分けてストラスブールとコルマール、ミュルーズの3都市に分かれており、今回はこの3つを中心にわざわざ行きたくなる場所や絶景を、実際にアルザスを訪れた筆者による観光する際のポイントも含めて7つご紹介します。ぜひ次の旅でアルザスに行ってみませんか?(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

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このまとめ記事の目次

【ストラスブール】

1. ストラスブール大聖堂 / ストラスブール市内

まず初めにご紹介するスポットは、「ストラスブール大聖堂」です。ストラスブールはかつてのアルザス地方の中心とも呼ばれた場所で、現在もフランスの屈指の大都市です。そんなストラスブール市内の中心部に位置するのが、このストラスブール大聖堂です。こちらの大聖堂はとても広く、大きく、連日参拝客が途絶えない大聖堂です。
大聖堂の観光のポイントは、礼拝堂の中だけでなく展望台に登ってみることです。もちろん、礼拝堂の中を見学するだけでも素晴らしい建築構造を眺められたり、歴史的に重要な絵画などを楽しめたりしますが、街の中心部に位置する高い建物である大聖堂だからこそ、展望台からの眺めも格別。展望台にたどり着くまでエレベーターはなく、自分の足で傾斜が急ならせん階段を登る必要はありますが、その展望台の眺めは絶景ですよ。ちなみに、上の写真はストラスブール大聖堂の展望台からの眺めの一部です。

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2. ロアン宮殿 / ストラスブール市内

次にご紹介するのは、ストラスブール大聖堂のすぐ隣にある「ロアン宮殿」です。こちらの宮殿は、町の中心部にあるため、多くの方が想像するパリ・ヴェルサイユ宮殿のような豪華で大きい造りになってはいないものの、素朴でシンプルにみえる建物に細かな装飾が施された美しい宮殿です。19世紀初頭に存続したフランス第一帝政の頃には、かの有名なナポレオンの住居にもなったとされる宮殿でもあり、現在はストラスブールの市庁舎、いくつかの美術館、宮殿博物館として利用されています。
さて、こちらの宮殿を観光するときのポイントは、ゆっくり宮殿博物館の中で時間を過ごすことです。美術館で芸術品を堪能することはもちろん良いのですが、こちらの宮殿では一つ一つの部屋が、書斎の間や寝室、サロンを開いた大広間などのように異なる役割を持っているので、ドアをくぐるとまた違った風景を目にすることができますよ!部屋の中には立ち入り禁止ゾーンや座ることを禁止されている椅子があるので、お気をつけくださいね。

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【コルマール】

3. プチット・ヴェニス / コルマール旧市街地内

次にご紹介するのは、コルマールにある「プチット・ヴェニス」です。第二次世界大戦中のアルザスは激戦地の一つとなりましたが、ここコルマールは奇跡的にもその激戦を免れることができた町です。そのため街角には木組みの家が並ぶ通りや石畳の道など中世からルネサンスにかけての雰囲気を楽しむことができます。そんなコルマールの中でも、美しい木組みの建物が運河に映り、ヴェネツィアのような美しい風景を特に楽しめるスポットが、このプチット・ヴェニスです。
このプチット・ヴェニスを観光する際のポイントは、良く晴れた日の夕暮れの少し前の午後を狙って訪れることです。朝や昼間も景色は美しいのですが、朝早い時間や昼ごろにはバスツアーなど団体の観光客のプランが組まれていることが多く、その分人も多くなりがちです。しかし、太陽が傾き始める時間になると、団体客が少なくなり、観光客自体も減る時間帯なのです。また、夕暮の時間帯は視界が開けた方向の運河に日が沈みかけるので、太陽の光と水の反射がとても美しく、上の写真のように水面に映る木組みの建物を楽しむことができますよ!

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4. ウンターリンデン美術館 / コルマール市内

次にご紹介するのは、「ウンターリンデン美術館」です。こちらの美術館はコルマールの中心部にあり、ヨーロッパの美術館としては小規模でありながらも、フランスで最も来館者の多い美術館の一つとされています。中世末期からルネサンス初期までの彫刻と絵画を中心に展示しており、その中でもドイツの画家であるグリューネヴァルトによって描かれた、大きなイーゼンハイムの祭壇画は特に圧巻です。ちなみに、この美術館には日本語のオーディオガイドがあるので、フランス語が分からなくても、英語があまり得意でなくても、十分楽しむことができます。
こちらのウンターリンデン美術館を訪れる際の観光ポイントは、建物の構造にも注目することです。先ほどこの美術館はヨーロッパの中では小規模と書きましたが、それでも展示エリアがいくつかあり、その展示エリアをつなぐ回廊や中庭の美しい雰囲気をぜひ堪能してみてください。実は、この美術館は中世の修道院を改修してできた美術館なので、館内の様々なところでその面影を見ることができます。

詳細情報

ウンターリンデン美術館 Musee Unterlinden

2 Place D Unterlinden, 68000 Colmar, France

3.10 07

【ミュルーズ】

5. 国立自動車博物館 / ミュルーズ市郊外

次にご紹介するのは、ミュルーズ郊外にある「国立自動車博物館」です。ミュルーズはアルザス地方にあり、19世紀ごろに繊維工業が発達して以来、道路や鉄道で栄えた交通の要衝となったことで、現在では自動車をはじめとする機械工業で有名な工業都市です。そんな歴史を持つミュルーズにあるこの博物館は、日本ではまだあまり知られていないものの、フランスではとても有名な博物館で、広大な敷地に500以上の車が様々な形で展示されており、その種類も様々です。
さて、こちらの博物館を観光する際のポイントは、博物館内での滞在時間を長くとれるようにプランを組むことです。博物館内はとても広く展示も多いので、半日でも見きれないほど。車が好きな方はもちろんですが、車をあまり知らない方でもクラシックな映画の中でしかみたことのない車を見てテンションが上がること間違いなしです。また、この博物館の中にはカフェテリアも併設されており、美味しいと評判なので、文字通り開館から閉館まで過ごせますよ!

詳細情報

国立自動車博物館 Cité de l'Automobile

15 Rue de l'Épée, 68100 Mulhouse, France

- 06

6. ミュルーズ歴史博物館 / ミュルーズ市内

次にご紹介するのは、「ミュルーズ歴史博物館」です。こちらの博物館はミュルーズの中心街にあり、現在は博物館と市庁舎が併設された施設になっています。こちらの博物館はピンク色の外観と壁に施された美しい壁画で有名で、観光客の中でひそかなフォトジェニックスポットとして知る人ぞ知るスポットです。ミュルーズ自体が大きな町ではないので、この博物館と市庁舎はとてもこぢんまりとしています。
さて、こちらの歴史博物館を観光する際のポイントは、この博物館のあるレユニオン広場を堪能することです。博物館の中にはミュルーズの民俗資料や絵画、壁画などが展示されていおりそれ自体もちろん楽しめますが、博物館のあるレユニオン広場は、ミュルーズ大聖堂やカラフルな建物に囲まれたおとぎ話のようなかわいい風景が楽しめる場所なんです。カメラのパノラマ機能で写真を撮るのがおすすめですよ!

詳細情報

Musée Historique de Mulhouse

4 Rue des Archives, 68100 Mulhouse, France

- 02

Place de la Réunion

Place de la Réunion, 68100 Mulhouse, France

- 01

Temple Saint-Étienne

12 Place de la Réunion, 68100 Mulhouse, France

- 015

【番外編】

7. オー・クニクスブール城 / オルシュヴィラ―周辺

最後にご紹介するのは、「オー・クニクスブール城」です。こちらの城は、12世紀に建てられたもので、北からのワインと麦、南からの銀と塩の交易の見張り台としての役割を果たしました。30年戦争の時に一度は廃墟となりますが、その後ドイツの占領下に置かれた時に、中世の建築様式を忠誠に再現したものが今現在残されています。日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパではとても有名なお城で、夏のバカンスシーズンになると観光客でにぎわうスポットです。
さて、こちらのオー・クニクスブール城を観光する際のポイントは、アクセスに気を付けることです。こちらの城は、今回ご紹介した他のスポットがあるどの都市からも少し離れており、電車やバスを乗り継ぐ必要があり経路が少し複雑です。しかし、日本人の観光客はまだまだ少ないためか、日本語で得られる情報は限られています。そのため、フランス語や英語に自信がない方はオー・クニクスブール城を含む観光ツアーを利用することがおすすめです。アクセスはやや大変かもしれませんが、高台のてっぺん、森の間から見える美しい城の風景は、たどり着くまでの大変さを忘れさせてくれる絶景です!

詳細情報

Château du Haut-Koenigsbourg

Chateau du Haut Koenigsbourg, Orschwiller, Grand Est, France

3.10 02

いかがでしたか?

コルマール

今回は、アルザスの3大都市である、ストラスブール、コルマール、ミュルーズを中心にわざわざ行きたくなる場所を7つピックアップしました。みなさんが気になった絶景はどこですか?アルザス地方には多くの魅力がありますが、日本ではあまり知られていない場所が多いです。なので、友達が行ったことない場所に行きたい!と思うあなたにおすすめの地域です。なお、アルザス地方は地理的にフランス、ドイツ、スイスへのアクセスが比較的容易なので、フランス観光はもちろん、ドイツやスイス観光の際の候補地としてもいいですね!

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