定番にはもう飽きた?ディープなイタリア「マルケ」の観光スポット7選

みなさんイタリアと聞くとどこを思い浮かべますか?ローマ、ベネツィア、フィレンツェ…さまざまありますよね。今回は「イタリアの有名どころは行き尽くしちゃったよ!」という方に向けて、アドリア海沿岸にあるマルケ州の観光スポットを7つご紹介いたします。実は前に述べた主要都市から州都のアンコーナまでは鉄道で3時間ほど。次の旅行は少し足を伸ばして、ディープなイタリア、マルケ州を堪能してみませんか?(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

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このまとめ記事の目次

① ドゥカーレ宮殿 / マルケ国立博物館(ウルビーノ)

世界遺産「ウルビーノ歴史地区」の中心的な建造物であるドゥカーレ宮殿。14世紀にイタリアで起こった革新運動、ルネサンスの時代において、最も美しい宮殿の1つと評されており、マルケ州のシンボルとなっています。「1年と同じ日数の部屋がある」と言われており、完成までに約100年の月日が費やされました。現在はマルケ国立博物館として、貴重な絵画や美術品が一般公開されています。
実はこのウルビーノ、巨匠ラファエロの出身地なんです。その中でも名作の「貴婦人の肖像」などがマルケ国立博物館に展示されています。ラファエロの作品の多くはフィレンツェの美術館に展示されているため、ウルビーノで鑑賞できるのはレアだそう。他の美術館に貸し出している場合もあるので、お目当ての作品がある場合は事前にお問い合わせを。

詳細情報

ドゥカーレ宮殿

Piazza Rinascimento 13, 61029 Urbino, Italy

3.55 037

② グラダーラ城(グラダーラ)

12世紀に軍事要塞として建設されたグラダーラ城。そのため、街と城はそれぞれ城壁で囲まれており、当時の趣を感じることができます。その後、貴族の邸宅として利用される際に現在の雄大な姿へと変身しました。城内の美術作品も含め、保存状態が極めて良いことで有名です。有料ですが、城壁に登って景色を眺めることもできます。
イタリアで最も美しい村100選に選出されているグラダーラの街。街唯一の入り口である時計塔の下を通ると、中世の風情を感じさせる街並みが広がっています。タイミングが良ければイベントでさらに賑わう街を楽しむことができるかもしれませんね。

詳細情報

Pro Loco Gradara

Piazza V Novembre, 1, Gradara PU, Italy

3.01 01

③ モンダーヴィオの要塞(モンダーヴィオ)

ユニークな外観とその大きさから、遠方からでも容易に発見することができるモンダーヴィオの要塞。「最も優秀なルネッサンス建築家の1人」と呼ばれるフランチェスコ・ディ・ジョルジョ・マルティーニによって設計されました。8月には、城壁にしだれ花火をつけて点火する中世の歴史的行事の再現「城砦の火事」が催されます。
要塞内部も入ることができ、当時の生活風景を見学することができます。表情豊かな人形が至る所に設置され、細かい部分も再現されているので、当時の様子を楽しく学べるかもしれませんね。

詳細情報

モンダーヴィオの要塞

Viale della Vittoria, 5, 61040 Mondavio PU

- 01

④ 大聖堂ドゥオモ(フェルモ)

フェルモの丘の頂に位置している大聖堂ドゥオモ。何度も再築、修築を重ね、現在の姿を残しています。建築当時の趣を多く残しており、フランス発祥のゴシック様式で設計された正面(ファサード)が見どころ。また、ここからの景色も必見です。眼下には街の景色だけでなく、アドリア海も見渡すことができます。
大聖堂内部は18世紀に修繕されました。しかし初代聖堂の遺跡やモザイクの床など、修繕前のものも保存されており、建築当時と修繕後のコントラストを楽しむことができます。運が良ければ、オルガンが鳴り響く様子を見学できるかも。イタリアンシューズの製造地としても有名なフェルモ。見学後、大切な人のお土産にいかがですか。

詳細情報

⑤ フラサッシ鍾乳洞(ジェンガ)

イタリアで最大規模の鍾乳洞であるフラサッシ鍾乳洞。なんと約15万年の時間をかけて現在の姿になったそうです。発見されたのは1971年ということから、まだまだ謎の多い鍾乳洞。「風の大部屋」と呼ばれる最も大きな洞窟は、有名なミラノの大聖堂がすっぽりと入ってしまうくらい大きい洞窟なのだとか。
鍾乳洞入場のためのガイドツアーは、約1時間の行程で英語またはイタリア語で案内してくれます。ちなみに、夏の平均最高気温が30度を超えるマルケですが、洞窟内部の温度は20度以下。人によっては温度差で体調を崩してしまう心配もあるので、羽織りものをお忘れなく!

詳細情報

フラサッシ鍾乳洞

Localita' Gola di Frasassi, 60040 Genga AN, Italy

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3.00 00

⑥ コーネロ山州立公園(シローロ・ヌマーナ)

アドリア海沿いで最も美しい場所とも称されるコーネロ山州立公園。標高572mのコーネロ山を中心に、広大な敷地が広がっています。1000種類以上の植物が生息し、独特の生態系が残っていることから、保護公園として指定されています。
大きな2つの岩が特徴で「二人姉妹のビーチ」の別名を持つ、レ・ドゥエ・ソレッレ。地中海沿岸の避寒地としても有名で、バカンスの時期も多くの人で賑わうのだそう。ビーチまでは山を徒歩で下るルートの他に、船でもアクセスできるので、体力に自信のない方でも安心です。

詳細情報

コーネロ山州立公園

Via Peschiera, 30, 60020 Sirolo AN, Italy

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- 00

⑦ 州立触覚博物館オメロ(アンコーナ)

最後はアンコーナにある一風変わった博物館、州立触覚博物館オメロをご紹介します。この美術館、なんとすべての展示品に触れることができるんです。「視覚障害者にも美術体験を」という想いから1993年に開館されました。そのユニークさから現在では多くの人で賑わっています。

※写真はイメージです。

希望者にはアイマスクを貸し出し、触覚のみで美術鑑賞することができます。オリジナルの現代作品のほか、古代ギリシャやローマの芸術作品が忠実に再現されており、触覚から時代の息吹を感じることができます。実際にどんな作品に触れられるかは、公式HPやインスタグラムでチェックしてみて下さいね。

詳細情報

州立触覚博物館オメロ

Mole Vanvitelliana, Banchina Giovanni da Chio, 28, 60121 Ancona AN, Italy

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3.00 00

いかがでしたか?

今回は、日本ではあまり馴染みのない穴場スポット、マルケ州7選をご紹介いたしました。その他にもマルケ州は豊かな食文化でも有名で、高級食材トリュフが代表的な食材だとか。ぜひ次の旅の目的地の参考にしてみてくださいね。

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