足を運ぶ価値あり!1度は花見を楽しみたい京都の桜名所7選

春夏秋冬それぞれの季節ごとに違う表情を見せてくれる京都。その京都の街がひときわ華やぐのが春、桜の季節です。洛中洛外を問わず桜の名所が数多く点在する京都ですが、今回はその中でも有名な名桜や桜のイベントが開かれるなど1度は花見に出かけたい京都の桜名所をご紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

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このまとめ記事の目次

①背割堤(せわりてい) / 八幡市

京都府八幡市の背割堤(正式名称は淀川河川公園背割堤地区)は、宇治川と桂川・木津川を分離する全長約1.4kmの堤防です。宇治川と木津川、さらに桂川の3つの川が背割堤の下流で合流することで淀川が形成されますが、その分岐に当たる背割堤はかつては松並木で、現在は桜並木で知られる花見の名所となっています。
例年桜のシーズンには「背割堤さくらまつり」が開催され、国内外から数多くの花見客が訪れます。背割堤のランドマークとして建てられた「さくらであい館」には三川・空の窓と名付けられた展望塔があり、桂川、木津川、宇治川の流れと桜のトンネルを一望できるのでおすすめ。さくらまつり期間内は展望塔は有料となっています。

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②宇治公園(宇治橋上流) / 宇治市

京都府宇治市の平等院や橋寺周辺の宇治川沿いは桜並木の美しい花見の名所です。琵琶湖から流出した瀬田川は、大戸川などと合流し宇治川と名称を変えます。その宇治川が流れる宇治市内の宇治橋上流や宇治公園周辺には、ソメイヨシノを始め枝垂れ桜や八重桜など計2000本以上の桜が両岸に植えられています。
例年桜の見頃に合わせて4月上旬に行われる「宇治川さくらまつり」では、お茶席や陶器まつりといった様々な催しなども併せて行われており、花見と宇治の観光の両方を楽しめるイベントとなっています。

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③醍醐寺(だいごじ) / 京都市伏見区

京都市伏見区にある総本山醍醐寺。1598年(慶長3年)春、太閤秀吉が正室北の政所や淀君、嫡子秀頼、その他女房衆など総勢1300人以上という花見の宴を開いた場所としても知られる桜の名所です。特に総門から仁王門にいたる参道の両脇に植えられた桜並木や、仁王門前の枝垂桜は見どころの1つ。
また現在特別名勝・特別史跡に指定されている醍醐寺三宝院庭園はこの花見の宴のために作られたとされ、毎年4月第2日曜にこの宴に因んだ「豊太閤花見行列」が行われています。さらに醍醐寺は早咲きの河津桜を始め、ソメイヨシノや枝垂れ桜、山桜、八重桜と桜の種類が豊富で長く花見を楽しむことができます。

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④大原野神社(おおはらのじんじゃ) / 京都市西京区

京都市西京区にある大原野神社。長岡京への遷都の際に桓武天皇が藤原氏の氏神であった奈良の春日大社を分祀したことに端を発するとされ、850年(嘉祥3年)に社殿が創建されました。そのことから「京春日」の別称を持ち、古くは藤原道長や紫式部が参詣した記録も残されている由緒正しい神社です。
大原野神社の境内にある千眼桜は、例年ソメイヨシノよりも開花が若干遅い桜ですが、開花して散るまでがわずか3日ほどと短く、なかなか満開を眼にすることができない「幻の桜」とも呼ばれています。それ故に眼にすることが出来れば願いが叶うとも言われる千眼桜。1度は見ておきたい京都の名桜です。

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大原野神社

京都府京都市西京区大原野南春日町1152

3.17 331

⑤勝持寺(しょうじじ) / 京都市西京区

京都市西京区にある勝持寺は別名「花の寺」としても知られるお寺です。境内にある西行桜は、「願はくは花の下にて春死なんその如月の望月の頃」と詠った西行(さいぎょう)法師の手植えの桜と今に伝えられる名桜。鐘楼のそばにある西行桜は数えて三代目の桜で、境内にはその他にも約100本の桜があります。
枝垂れ桜や山桜など様々な種類の桜が、境内の萱葺き屋根の庫裡や土塀を背景に咲き乱れる様は、洛中の寺社とはまた違う風雅な趣きを感じさせてくれる絶景。訪れたからには是非ともその絶景にレンズを向けたくなりますが、境内は基本的に三脚の使用は禁止ですのでご注意下さい。

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⑥高野川(たかのがわ) / 京都市左京区

京都市左京区の出町柳の鴨川デルタで、賀茂川と高野川に分岐する鴨川。上流に当たる高野川沿いは桜並木がずらりと堤防に並び、春には比叡山を背景にした京都を代表する風景の1つとなります。その桜並木は河合橋から修学院付近にかけての川端通り沿いの歩道から眺めるのがおすすめ。
特別な夜間ライトアップはありませんが、川端通り沿いでは街灯に白く浮かぶ夜桜も楽しめます。途中の蓼倉橋(たでくらばし)バス停付近にある亀の形の飛び石から眺める桜並木もまた格別の美しさですが、渡る際には安全の為にも滑りにくい靴で、さらに長時間立ち止まって他の歩行者の迷惑にならないようにしましょう。

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高野川の亀石

京都府京都市左京区 高野川の亀石

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⑦原谷苑(はらだにえん) / 京都市北区

京都市北区にある原谷苑。村岩農園の持つ私営の桜苑であり、毎年春の梅や桜と秋の紅葉の時期に公開されています。約400坪と言われる敷地内には、ソメイヨシノや山桜、八重桜など13種類を超える桜がその美しさを競うように咲き誇り、中でも百本以上という紅八重枝垂れ桜の群生は圧巻の一言です。
さらに桜の開花時期には、雪柳や木瓜、レンギョウなどがそれぞれ白、赤、黄色の花を咲かせ、桜と共に苑内を春一色に染め上げます。公開期間中は駐車場を使えませんのでアクセスにはタクシー利用がおすすめ。また一切の飲食物の持ち込みも禁止されていますのでご注意下さい。

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花洛京都で名桜や桜まつりを楽しもう

平安の昔から花の都とも花洛とも呼ばれてきた京都。その京都の花の名所の中でも、特に地元の人に愛され、名桜と呼ばれる桜がある人気のスポットを厳選してご紹介しました。まだ花見に訪れたことのないスポットがあれば、ぜひ1度はその美しさを確かめに出かけてみてください。

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