海なし県・栃木の貴重な水族館!「なかがわ水遊園」でしたい5つのこと

皆さん、栃木県は海がない「海なし県」ということをご存知でしょうか?海がないのになぜ「なかがわ水遊園」があるの?展示する生きものはいるの?そんなことを思い浮かべるかもしれませんね。水中の生きものは海に限ったことではありませんよ!栃木県は豊かな河川と綺麗な水源がありたくさんの珍しい魚が生息しています。こちらでは地元に生きる魚たちを展示している「なかがわ水遊園」の楽しみ方をご紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

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このまとめ記事の目次

「なかがわ水遊園」ってどういう水族館なの?

「なかがわ水遊園」は栃木県北部の大田原市(旧湯津上村)東部にある栃木県唯一の水族館です。栃木県には那珂川という大きな川が流れており、清流として地元では知らない人はいない昔から生活の一部として使われてきた川です。水がきれいなことから珍しい魚たちが棲んでおり、アユやマスのような人々の食卓に登場する淡水魚が多く生息しています。こうした人々の生活に密接な関係がある魚たちを中心に「なかがわ水遊園」は子どもたちの大好きなザリガニやサワガニなど身近な生きものも展示されている水族館です。また水族館としては珍しく、豊かな自然に囲まれた風土を生かして地域の産物や文化を紹介することを目的として作られた水族館です。

①水遊園の生きものたちに触ってみる

なかがわ水遊園では「タッチング水槽」という実際に那珂川に棲んでいる生きものをさわって体験するコーナーがあります。これはもう子どもたちには大人気!順番を待つ列ができています。昔は県内の沢などにはザリガニやカメがいてとても身近な存在でした。しかし現在では沢も整備されてしまいこれらの自然な姿の生きものたちをみることも少なくなってしまいました。子どもたちばかりでなく大人も昔を思い出して童心に返り子どもと競り合う?姿もみられるくらい人気のコーナーです。特にヒトデやサメもさわることができるところは他の水族館でもなかなかないちょっとしたアドベンチャーですね。

②命の大切さも学べる体験講座に参加する

館内の飼育員さんによる「おさかな研究室」という教室を開いています。魚の解剖は実験を行い、みるだけでは伝わらないことを命の大切さをふまえて講義をするコーナーもあり、親子で参加したい教室です。そして水槽に目を向けると魚たちが元気よく泳いでいます。なんと、アマゾン川に生息するピラニアや世界最大級の淡水魚と言われているピラルクーもなかがわ水遊園には泳いでいます。淡水魚を中心に展示している水族館だけあり、ダイナミックな泳ぎをみることができます。水槽はトンネル型になっており、下から魚たちが悠々と泳ぐ様子を観察することができ、フォトジェニックな瞬間をとらえることができる空間になっています。

③自然の姿にこだわった大水槽を観察する

なかがわ水遊園は自然の姿を意識して作られています。太陽の光が降り注ぐ水槽内はまるで那珂川を泳いでいるかのようにも感じられる魚たち。水槽の中にある木や葉は、自然から実際に持ってきて配置しているそう。できるだけ自然の形に近づけて展示をしている水族館は、栃木の自然ならではの魚たちへの配慮でしょう。狭い水槽よりも広い大水槽で泳ぐ姿は、まさに那珂川の勇姿です。また四季折々の変化にともない魚たちの棲みかたも変化してきます。産卵の時期になるとタイミングが良ければ魚の産卵シーンもみられるかもしれないということです。これはなかなかみることができないので目撃した方はラッキーです!

④カピバラに癒される

おや?水族館なのに…カピバラがいるんです!カピバラも水の中で生活する動物です。よく温泉に浸かっている姿がみられますが、こちらでは水槽の水の中を泳いだり陸のデッキに上がって日光浴をしたりしていてみていてほっこりします。水辺の仲間としてこちらの水族館の一員にいるのでしょうね。また日本では希少な魚となってしまったミヤコタナゴの展示もされています。ミヤコタナゴは非常にきれいな水がある川にしか生息していない魚です。那珂川にミヤコタナゴがいるということは、まだ人の手が入っていない川であることを証明しているでしょう。水族館でも飼育が難しい魚ですので、ぜひなかがわ水遊園のミヤコタナゴコーナーを見学してみてくださいね。

⑤水遊園の自然を撮影する

なかがわ水遊園は栃木県水産試験場の管轄の施設です。水族館の周りには大きな池があり水辺に咲く季節の花がたくさんあります。写真はGW時のアヤメです。美しく咲き誇る花々をぜひ写真に収めてください。他にも藤の花が咲いていたり自然の四季を感じることができたり、子どもたちが大好きな水遊びができる池もあります。これも水産試験場併設施設ならではの楽しみかたでしょう。池にも大きなコイや小さなメダカが共生しており水族館でみてきたことや勉強してきたことが館外で新たな発見があるに違いありません。施設の周囲の地域はのどかな田園が広がり夏にかけては田んぼの稲が青々として、稲作がさかんな土地だということもうかがい知ることができますよ。

いかがでしたか?

緑豊かな土地に広大な面積を占める市のシンボル的水族館「なかがわ水遊園」の魅力、伝わりましたでしょうか。交通の便はあまり良くないのが難点ではありますが、栃木県の名所は日光や那須だけではありません!水族館の近所には温泉や子ども向けの美術館もあり週末のちょっとした日帰りおでかけコースにいれてみては?車があれば駐車場も無料ですし、野菜の即売所があったりと、都会にはない田舎ならではの新鮮な空気や味覚を味わうことができる隠れた名所です。ちょっと遠くまで行きたいなと思ったらぜひ「なかがわ水遊園」に向かってみませんか?

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