四季折々の草木が咲き競う!佐賀・御船山楽園でしたい6つのこと

佐賀・武雄に所在する「御船山楽園」は、武雄鍋島家第28代当主鍋島茂義が3年もの歳月をついやして、御船山を借景に取り入れながら作庭した15万坪もの広さを凝る池泉回遊式庭園がはじまりとなっています。歴史ある大名庭園も今では誰もが花木が咲き競う楽園気分を楽しむことができます。御船山楽園に佇む2つの宿に泊まれば、お庭だけでなく美人の湯で知られた歴史ある武雄温泉のお湯も楽しめて、存分に楽園気分が満喫できます。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

御船山楽園は武雄鍋島家ゆかりの池泉回遊式庭園

御船山楽園に広がる優雅な庭園と対照的な断崖絶壁の姿を見せている御船山は、武雄のシンボルとなっている標高210mの山です。山の名は神功皇后が新羅からの帰途に立ち寄った際に、御船をつなげたと伝えられることから名づけられたものです。池泉回遊式の庭園は幕末の開明的な武雄鍋島家当主として知られ、佐賀鍋島家にも多大な影響をもたらした鍋島茂義が弘化2年(1845)に別邸の「萩の尾園」に作庭した庭園がはじまりです。50万坪という広大な広さを誇る庭園では、四季折々に様々な花木が咲き競い楽園のごとく彩ります。

①歴史ある大庭園を散策する

池泉回遊式の庭園ですから、風情あふれる四季折々の草木と御船山の姿を、ゆっくりと散策しながら様々な角度から味わうことができます。庭園内を散策したら見のがせないスポットには、季節ごとの美しい草木の数々はもちろんのこと、楽園を見守り続けてきた主と言える樹齢300年もの大楠があります。行基が御船山に入山して彫ったと伝えられる五百羅漢像と三体釈尊像磨崖仏や、鏡池のほとりに佇む鍋島茂義が建てた由緒ある元別邸の春と秋に公開される萩尾野御茶屋があります。

②昼とは別の趣がある夜のお庭を堪能する

山水画に出てくるような姿を見せる荒御船山と彩り鮮やかな花木が咲き競う、情緒あふれるコントラストある光景が広がる昼の楽園とはひと味もふた味も違った姿を夜の楽園散策で味わえます。夜の楽園散策ができるのは春の桜、秋の紅葉の時季と、夏から秋にかけての神秘的な森を感じられるイベント開催時となっています。ライトアップされた桜や紅葉、灯りで様々な姿を見せる自然の森は、それぞれの季節ごとに趣の異なる風情を楽しむことができます。

③四季折々の風情あるイベントを楽しむ

鍋島茂義が作庭したことにはじまる庭園は、鍋島家より管理を任された庭師巌谷喜平によって庭園が拡張され、サクラ、ツツジが数多く植樹されることで現在のような姿へと変わりました。その甲斐があって庭園は武雄随一の遊覧地として好評を博すようになり、今でも春の「花まつり」、夏の「チームラボ かみさまがすまう森」、秋の「紅葉まつり」に代表される四季それぞれのイベントが催され多くの人達が楽園に訪れます。「花まつり-桜」、「チームラボ かみさまがすまう森」、「紅葉まつり」では夜間開園が行われます。

④撮影意欲高まる楽園のシーンをパシャッ!

春はソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラなど約2,000本の桜が花の盛りを彩ります。桜のあとは20万本のつつじが楽園に花の絨毯を敷き詰めたように彩ります。夏は華やかな雰囲気やムーディな雰囲気、幻想的な光景など、様々な灯りによる演出で楽園が別世界のようになります。秋には池泉回遊式庭園のあちこちを錦秋にふさわしい彩りが飾る趣深い光景がひろがります。四季折々に草木と御船山、様々な光の演出が魅せる楽園の光景は、撮影意欲をかき立てるシーンがいつでも待っています。

⑤ゆったり楽園の中にあるお宿でくつろぐ

15万坪の広さがある御船山楽園の中に佇むように2つの宿があり、それぞれ由緒と楽園を満喫するにふさわしい趣を持つお部屋があります。ひとつは楽園の風情に合わせた個性を持っている全11室の「御宿 竹林亭」です。「梧竹」、「佳松」、「石楠花」、「山桜」の4室はそのうち楽園に直接出られます。もうひとつは趣向を凝らした洋室や落ち着いた雰囲気の和室の本館と、佐賀鍋島家別邸を移築した内陣所がある「御船山楽園ホテル」です。内陣所には第11代当主の居間として使われ、幕末三周の掛軸がかけられている「老松」があります。

⑥楽園でおいしいグルメの旬な味に舌鼓を打つ

2つの宿ではそれぞれ趣向をこらしたグルメを味わい楽しめます。「竹林亭」では旬にこだわった佐賀の豊富な海の幸、山の幸の食材がふんだんに使われ、伊万里や有田の器で美しく盛り付けられた料理の数々が並び目で楽しみ舌で楽しむことができます。「御船山ホテル」では玄界灘の魚、佐賀牛といった佐賀をはじめとした四季折々の旬なこだわりの食材の数々を、御船山の天然水で調理して日本の棚田百選になっている岳の棚田米で賞味できます。

⑦武雄温泉 元湯でお殿様気分をさらに満喫

御船山楽園に出かけたら楽園内の宿で美人の湯として知られる武雄温泉の湯でくつろぐだけでなく、武雄のシンボルのひとつになっている楼門がある武雄温泉元湯に出かけましょう。武雄温泉元湯にいざなう竜宮城を思わせる朱塗りの楼門は、国の重要文化財に指定されている東京駅の設計で知られる辰野金吾が設計したものです。楼門内には明治9年(1876)に建てられ現役最古とされる温泉施設の「元湯」や、武雄鍋島家の専用風呂として造られて殿様気分が満喫出来る貸し切り湯の「殿様湯」などがあります。

いかがでしたか?

いかがでしたか?四季折々に草木が美しく彩り様々な趣のイベントが催される楽園は、春夏秋冬、朝昼晩夜それぞれに魅力的な光景を見せてくれます。楽園に出かけるならばぜひとも宿に泊まって気兼ねなく散策したり、地元食材やすばらしい器が用いられたグルメや美人の湯でくつろいでみたいものです。

詳細情報

関連するまとめ記事この記事に関連する人気まとめ記事

新着のまとめ記事編集部おすすめ!新着人気まとめ記事

ライター紹介このまとめ記事を書いた人

このまとめ記事に関して報告する