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航空科学博物館をご存知ですか？
成田空港の南側に位置する「航空科学博物館」は、1989年に日本初の航空専門の国立博物館としてオープンしました。実物の飛行機が何機も屋外においてあり、見ているだけでも圧倒されます。管制塔のような建物が特徴の博物館には、屋内外に飛行機に関するさまざまな展示があり、実物のコックピットを見たり、展示飛行機の操縦体験をすることができ、飛行機について学べます。また成田空港のすぐ近くにあるため、本物の飛行機の離発着を見ることができます。今回はそんな航空科学博物館を楽しむための5つの方法をご紹介します。
①ファーストクラスのシートで大空のロマンに浸る
館内には飛行機の実物大の内部が展示されており、自由に座ることができます。もちろんエコノミークラスのシートだけではなく、エグゼクティブクラス（ビジネスクラス）やファーストクラスのシートもありますので、シートを倒してゆったりと座りながらフライト気分が味わえます。またボーイングの胴体が輪切りにされた展示があり、飛行機の内部がどのような構造になっているのかをビジュアルで見たり、ギャレイ（調理室）でキャビンアテンダント気分になることもできます。
②ヘリコプターやプロペラ機に乗りこむ
屋外にある実物展示場のヘリコプターや飛行機は、その多くが内部に入れるようになっていて、ヘリコプターやセスナ（有料100円）のコックピットに座ってパイロットの気分を味わうことができます。他にも普通は間近では見ることができないレーダーや牽引車（トーイングカー）が展示されていて、近くで見ることができる絶好のチャンスになっています。館内のショップには飛行機のプラモデルをはじめ、ぬいぐるみやTシャツ、文房具など飛行機関連のグッズがいろいろ販売されており、見ているだけでも面白いです。
③飛行機を見ながら機内食風ランチを食べる
館内4階にあるレストラン「バルーン」は、半円形の片面が全面ガラスになっていて、成田空港のA滑走路が真横にあるため、どの席からも成田空港の飛行機が離発着する迫力ある様子を眺めることができるので、テンションが上がります。さまざまなメニューがありますが、おすすめは「機内食風ランチ」です。機内食のようなお皿やトレーに盛られたランチは、フライトしている気分になれます。5階の展望展示室では、土日にガイドさんが離発着する飛行機について解説をしてくれるため、見ていて飽きません。
④ジャンボジェットを実際に操縦してみる
航空科学博物館では、ジャンボジェットの大型模型を実際に操縦するシミュレーション体験をすることができます（時間制・要整理券）。また本物のパイロット訓練用に使っていた改修型飛行機のシミュレーション体験（時間制・要整理券・有料100円）もでき、日によって東京コース、静岡コース、福島コースからフライトルートが楽しめます。他にもジャンボジェットのコックピットに搭乗できるツアー（時間制・要整理券・有料500円）など、さまざまなイベントが毎日開催されています。
⑤成田空港建設の歴史に触れる
航空科学博物館の駐車場奥にあるのが、無料で入れる「成田空港 空と大地の歴史館」です。航空科学博物館がワクワクしたファミリー向き博物館だとしたら、空と大地の歴史館は成田空港建設に伴う抗争の歴史を綴った大人向きの資料館といえます。成田空港の歴史は、反対闘争を抜きにしては語れず、12年間に及ぶ住民たちの反対同盟と国・空港公団との闘争の日々を知ることができる貴重な資料館です。現在の空港になるには、住民たちと空港側とのリアルな戦いがあり、まだ完全に歴史になりきれていない部分があることを示してくれます。
いかがでしたか？
飛行機に関するさまざまなことが学べる「航空科学博物館」。成田空港の近くにあるので、空港見学もあわせて訪れるには最適な博物館です。見るだけではなく、実際に乗って疑似操縦することもできる楽しい博物館なので、成田へ行く際には、ぜひ出かけてみてくだいね。
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