川村記念美術館は千葉県佐倉市にある美術館で、1990年に開設されました。正式名称は「DIC川村記念美術館」で、木立に囲まれた道路を進むと現れる30ヘクタール(9万坪)の広大な敷地の一角にあり、外国のお城を思わせる外観が目を引きます。レンブランやピカソなどの巨匠の絵画を所蔵していることで知られています。アクセスは車の場合は箱崎JCTから約50分、成田ICから約30分で、無料駐車場が300台分あります。JR総武線「佐倉」もしくは京成線「京成佐倉」が最寄り駅で送迎バスがあります。DIC川村記念美術館を訪れたら是非したい5つのことをご紹介します。

DIC株式会社(大日本インキ化学工業株式会社)が関連会社と共に収集した美術品を公開するために開設されたのが川村記念美術館で、その後現在の名称「DIC川村記念美術館」になりました。レンブラントの「広つば帽を被った男」をはじめモネやピカソ、シャガールなど世界的に有名な作品を所蔵しています。館内はバリアフリーで、落ち着いてアート鑑賞を楽しめます。特に「ロスコ･ルーム」と呼ばれるシーグラム壁画だけで構成された部屋はマーク・ロスコの絵画だけを観賞できる世界でたった4ヶ所の１つで、是非訪れたい展示室です。

美術館でのアート観賞のあとは、噴水が美しい池からスタートして自然散策路を歩きましょう。四季の花が咲き、美しい睡蓮の池や大賀ハスの池が眺められ散策にぴったりです。藤棚やヤマユリの咲くスポットもあります。テニスコートや広場を見ながら1周するのがおすすめです。散歩途中で見かける多目的グランドやテニスコートは佐倉市民にお手頃な料金で貸し出されているそうです。自然の地形を生かして手を入れた散策路を歩くと、日ごろの疲れをリフレッシュでき、ファミリーやカップル、お友達同志の語らいにちょうど良いスポットです。

DIC川村記念美術館では写真スポットが豊富にあります。美術館のヨーロッパのお城を思わせる建物外観をはじめ自然散策路の他に、館内の「茶席」でインスタ映えのする写真が撮影できます。椅子席が12ある落ち着いた和風カフェで、正座する必要がありませんので幅広い年齢層の方におすすめです。アート観賞の合間に美しい景色を見ながらお茶やお菓子をいただけます。抹茶とお菓子のセットは大変美しく、写真撮影にぴったりです。DIC川村記念美術館のオリジナル菓子もおすすめです。

川村記念美術館内のレストラン「ベルヴェデーレ」の店名はイタリア語で「美しい眺め」という意味です。地元の新鮮素材を用いたお料理を、美術館の景色に包まれてランチがいただけます。ランチタイムは11時半～14時半で毎月メニューが変ります。気軽にいただけるパスタセットや、お手頃価格のランチコースやシェフのおまかせコースなどが揃っています。10時～11時と14時半～16時半はカフェタイムで、美術館内で一息つきたい時に嬉しい場所です。明るいインテリアがおしゃれで、どなたとご一緒しても楽しい時間が過ごせます。

DIC川村記念美術館でアートを観賞したり、お食事したりして楽しんだあとはギフトショップで思い出の品やお土産を買います。館内には2つのショップがあります。1つはエントランスホールにあるミュージアムショップで、ポストカードやTシャツなど、オリジナルグッズが販売されています。もう1つはレストラン近接のギフトショップで、1,000円～5,000円の価格帯をメインに、デザイン性の高い雑貨や文房具が販売されています。DIC川村記念美術館訪問の思い出やお家でお留守番している大切な方へのお土産を買いたいですね。

いかがでしたか？千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館で是非したいことを5つご紹介しました。美術館のレンブラントやピカソを、落ち着いて親しみやすい雰囲気で観賞できます。また緑の散策路を歩いたりランチをいただいたりすれば、きっと日ごろの疲れが取れるはずです。DIC川村記念美術館ならではのアートと緑の環境に囲まれて、1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。