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神奈川県立近代美術館 葉山館とは？
日本初の公立近代美術館として1951年に開館した「神奈川県立近代美術館」。こちらの建物は当時、日本の近代建築を代表するものとして国際的に高く評価されました。1984年には「鎌倉別館（2018年現在リニューアルに向け休館中）」がオープンし、2003年に３番目の建物として開館したのが「葉山館」。展覧会と同時にワークショップや教育プログラムなども実施するなど、多様な楽しみ方ができる美術館です。現在、本館は閉館し鎌倉別館と葉山館の二つの建物で、年間を通して展覧会を開催しています。
①多彩な近現代アートを鑑賞する
葉山館の建物は、目前の海や周辺の山々といった自然と調和した美しくモダンな造りです。最新の照明施設を取り入れた開放的な空間が広がる展示室では、定期的に入れ替わるさまざまな企画展が行われています。企画展と連動させたコレクション展、さらに個人コレクションも多数展示。また、閉館した旧鎌倉館から移設された彫刻や壁画も、美しい海を臨む庭園に常設。20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチの作品や、イギリスの現代彫刻家アントニー・ゴームリーの作品も並びます。
②所蔵の膨大なコレクションに触れる
開館以来、展示活動から徐々に増えていった所蔵作品は、その数14,000点以上。絵画は幕末から昭和にかけて日本の近代洋画を開拓した画家の作品や、独自の表現を追求し活躍した作家の日本画などを所蔵。他にも多様な素材を使用した彫刻、国内外の作家による版画、そして工芸作品にも触れることができます。中には個人旧蔵コレクションも含まれ、コレクターやアーティストが独自の視点で収集した作品群も展示。寄贈による、シャガールやピカソなど世界的な巨匠の版画作品もあります。
③イベントやワークショップに参加する
常に出会いと発見の場となることを目指す葉山館では、楽しみながらアートについて学べるイベントも開催。もの作りを通して少し違った方法で美術作品に触れることができるワークショップは、子どもから大人まで家族一緒に楽しめるプログラムを用意しています。さらに、映像や音楽などのパフォーマンスにより、現代の芸術表現を紹介するイベントも企画。専門家やアーティストによる講演会や、美術館の内外で多様な美術講座も開催しています。
④膨大な貯蔵数を誇る美術図書館を利用する
葉山館の地下１階には、資料の収集と情報の発信拠点を目指す美術図書室がります。入室は無料なので、展覧会を見終わった後にも何度でも訪れることができます。蔵書数は約9,000冊あり、展覧会のカタログや国内外の美術雑誌、子ども向けの絵本、開催中の展覧会に関連した資料などが閲覧可能。和洋書や雑誌など所蔵資料は、事前にインターネットで検索することもできます。また、国内各地で開催されているさまざまな展覧会のポスターが掲示されているので、スケジュールや開催場所を知るきっかけにも！
⑤レストランで絶景を眺めながら食事する
ガラス張りの窓から、目前に広がる海を眺めながら食事ができるレストラン「オランジュ・ブルー」も併設されています。看板メニューは、エビやホタテが豪快にのったボリューム満点のシーフードカレー。スープとデザート、ドリンクがついたセットがオススメです。他にもシェフ自慢のスペシャルランチでは、魚介類と三崎港で水揚げされた魚のブイヤベースやトラウトサーモンのソテーなど、贅沢な海の幸が堪能できます。１日20食限定の手作り、シフォンケーキも人気です。
いかがでしたか？
いかがでしたか？神奈川県立近代美術館は、日本最古の公立近代美術館であり、葉山館と鎌倉別館からなる数少ないネットワーク型美術館です。ゆったりとした時間が流れる空間で、モダンアートにどっぷりと触れてみませんか？開催中の展示会やイベント情報はホームページで確認できるので、ぜひチェックしてお出かけください。
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