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備前長船刀剣博物館とは？
時代劇ファンなら「備前長船（びぜんおさふね）」という名刀のことをご存知ですね。その備前長船のふるさととなる岡山県・長船町に「備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館（以下、備前長船刀剣博物に省略）」があります。国内にある刀剣の中で、国宝や重要文化財に指定されている刀剣の約半分が、この地方で作られたものだそうです。そのことから1983年に、こちらの博物館がオープンしました。備前長船などの名刀を展示しているだけでなく、刀鍛冶（かたなかじ）の伝統を伝えるための活動を行っています。工房では刀を作る工程も見ることができます。
①備前長船刀剣博物館で刀について学ぶ
備前長船刀剣博物館に入ると、映像で鍛造（たんぞう）の様子が映し出され、刀ができるまでの工程を写真や説明文を添えたパネルで紹介しています。古式鍛造と言われる方法で作られる工程は、美しくも感じられます。単調だけれど、一定のリズムが音楽のように心地よく聞こえてくるのは不思議なところ。また、何種類も並んだ砥石（といし）も展示されています。現在のようにブラインダーで一気に研ぎ上げるのではなく、気の遠くなる時間をかけて研ぎ上げる様子が目に浮かんできます。
②展示室で美しい日本刀を観賞する
備前長船刀剣博物館では1階と2階が展示室になっています。1階の展示室には備前長船などの名刀が展示されています。古式鍛造の工程を見たこともあり、冷たく銀色に光る日本刀の美しさをより感じることができます。一同に会した刀を見ていると、一つひとつ違った表情があることに気が付きます。刀身の反りや切先（きっさき）、波紋はどれも違います。刀工による違いを見つけるのも、日本刀の楽しみ方のひとつですね。鞘（さや）やつば、なかごなども楽しみましょう。
③備前長船刀剣博物館のゲームに参加する
備前長船刀剣博物館では、刀の重さも体感することができます。入り口を入った1階に刀を持てるコーナーがあるので、ぜひ体験してみましょう。ガラスケースに入った刀は取り出すことはできませんが、10cmほど持ち上げることができて、ずっしりとした重さを手に感じることができます。また、「名工とんちんかんゲーム」コーナーでは、刀ことばクイズや名工ゲームがあります。3つのボタンを押して名刀を鍛え上げるゲームなどが楽しめます。
④備前長船刀剣工房で刀作り見て体験する
博物館にある「備前長船鍛刀（たんとう）場」では、刀匠（とうしょう）が実際に刀を作る工程を見学することができます。工房の入り口に掛けられた刀工の名札がありますが、これは現在の名工の名前となります。また、「備前長船刀剣工房」では刀の装飾の職人さんが作業しており、見学することもできます。研ぎ師やさや師、刀身彫刻などの作業は興味深いですね。また、体験講座も開催されており、小刀製作講座・日本刀手入れ講習会・ペーパーナイフ製作講座などもありますので、ぜひ参加してみましょう。
⑤ふれあい物産館でお土産を買う
博物館の中央にある「ふれあい物産館」で、思い出に残るお土産を買うことができます。刀剣類や小刀、包丁などの刃物類などが販売されているほか、刀の手入れグッズもあります。手入れをする刀を持っていなくても、インテリア小物として部屋に飾っておくのもおすすめのアイテムです。お手ごろなペーパーナイフや岡山のお菓子なども販売していますので、お財布と相談しながら購入してみてはいかがでしょうか。
いかがですか？
備前長船刀剣博物館でしたいことをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。室町時代や江戸時代の刀を見ることができます。美しい日本刀を見るだけでなく、実際に日本刀に触れてみたり、作っている工房も見ることができます。お土産も豊富に揃っているので、刀剣好きなら一度は行ってみてくださいね。
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