あじさい寺として有名!奈良の「矢田寺」でしたい5つのこと

梅雨の時期を迎えると、色とりどりのあじさいが咲き誇り楽しませてくれます。奈良にはあじさい寺として有名な「矢田寺」があります。見ごろを迎えると約10000株のあじさいが、その彩を競います。圧倒される豪華さと美しさは、多くの観光客に感動を与えてくれます。奈良の「矢田寺」でしたい5つのことをご紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

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このまとめ記事の目次

矢田寺とは?

奈良県にある「矢田寺」の歴史は古く、約1300年前の建立されたとされています。壬申の乱の戦勝祈願として矢田山を訪れた大海人皇子(おおあまのみこ)、後の天武天皇のによって建立されましたが、平安時代からは地蔵菩薩信仰が中心になり地元住民からも愛されてきました。現在では約10000株のあじさいが咲き誇る「あじさい寺」として有名になり、多くの観光客が訪れるようになりました。矢田寺の楽しみはあじさいだけでなく、歴史を感じる建物や多くの文化財を見ることができます。

①見事なあじさいを見る

矢田寺を訪れたらあじさいを見ずしては帰れません。あじさいの見ごろは、6月上旬から7月上旬ですが、気候により変わりますのでホームページなどで確認してください。あじさい園には60種類10000株のあじさいが色とりどりに咲いています。日本固有のガクアジサイや西洋で品種改良されて逆輸入された品種などが楽しめます。また、矢田寺ではあじさいだけでなく四季折々に美しい花々が見られます。やまぶきやつつじ、ミズカンナ、彼岸花、シャラも見ておきましょう。

②お地蔵さんを探す

平安時代に地蔵菩薩が安置されてから、たくさんのお地蔵さんが安置されるようになり、矢田寺は今では「矢田のお地蔵さん」として親しまれるようになりました。矢田寺のお地蔵さんは、右手の親指と人差し指を結んだ形になっていて全国的にも珍しいお地蔵さんです。良く見かける姿は、右手に杖を持っていますよね。「勝軍地蔵」という甲冑を着たお地蔵さんや、「味噌なめ地蔵」などいろいろな姿をしたお地蔵さんを見ることができますので、境内を歩いて探してみましょう。

③境内を散策する

1300年の歴史がある矢田寺には、歴史を感じさせる建物や文化財を見ることができます。木々に囲まれた広い境内を散策するだけでも心が洗われるすがすがしい気分になれます。散策をしながら、ご本尊を祀る本堂や講堂、閻魔堂、阿弥陀堂、開山堂、御影堂、塔頭4ヶ坊などを見て廻りましょう。また、あじさいが見ごろを迎える6月には本堂と閻魔堂が特別公開されます。ご本尊の地蔵菩薩立像をはじめ多くの重要文化財を見ることができます。

④八十八ヶ所霊場を巡る

矢田寺には八十八ヶ所霊場があります。大正時代に開かれたもので、四国八十八ヶ所霊場になっているお寺の本尊と弘法大師が石仏で彫られています。一周で約4.5kmのコースで四国八十八ヶ所霊場をまわったのと同じご利益が得られます。四国の八十八ヶ所霊場は約1200kmもありますので、四国までいけない人や時間のない人は矢田寺でおまいりしてはいかがでしょうか。山道を進みますので、歩きやすい服装でお出かけください。約2時間のコースです。

⑤精進料理を味わう

矢田寺の広い境内を散策したり八十八ヶ所霊場を巡ったりしてお腹がすいたランチにしましょう。矢田寺には4ヶ所の僧坊があり、お昼時には食事をすることができます。南僧坊では、古代米のご飯やごま豆腐、精進揚げやにゅうめんなどがセット「あじさい御膳」が、北僧坊では精進料理のほかに「カレーライス」が、大門坊では「あじさい弁当」が名物になっています。お寺ですので精進料理ですが、精進料理でない北僧坊のカレーライスは別部屋でいただくことになります。

いかがでしたか?

あじさい寺として有名な奈良の矢田寺でしたいことをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。緑豊かな広い境内ですから、参拝を兼ねて散策も楽しめます。矢田形地蔵と言われるお地蔵さんを巡るのもいいですね。あじさい観賞と一緒に歴史を感じに出かけてみませんか。

詳細情報

矢田寺

奈良県大和郡山市矢田町3549

3.18 4223
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