遠足で博物館に行ってあれを見たな、なんて思い出すことありますよね。大人になってから博物館に行くと、あの時には気付かなかった楽しみ方が発見できます。中でも国立科学博物館は、大人も子どもも楽しめる仕掛けがたくさんあり、親子でもカップルでも一人でも楽しめる博物館です。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)
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国立科学博物館とは?
国立科学博物館は、東京都台東区上野にある日本で唯一、かつ最も古い国立総合科学博物館です。上野駅からは徒歩5分ほどで、周辺には上野動物園や東京国立博物館、国立西洋美術館といった幅広く教養を身につけられる文化財を展示する施設がたくさんあります。多くの上野の博物館は月曜日を休館日に設定していることが多いので、平日のお出かけは注意が必要です。国立科学博物館の展示は、一年を通して見られる常設展と、期間限定で楽しめる特別展とで分かれています。
①地球館で地球の歴史や、科学技術の進歩を感じよう
常設展の中は大きく分けて2つに分かれています。まず紹介するのは地球館。こちらでは、人類の生誕よりもはるか昔、地球の誕生から今日までさまざまな生物がたどってきた歴史だけではなく、科学技術の発展や宇宙の歴史までも展示物で学ぶことができます。展示エリアには、科学実験が体験できるボタンが設置してあるので、難しそうな科学の分野をお子様でも楽しんで学ぶことができます。江戸時代の科学技術展示エリアでは、「江戸時代にこんなものがあったんだ!」と驚かされるものがたくさんあります。
②世界で一番の恐竜の化石!レイモンドに会いに行こう
国立科学博物館といえば、恐竜の化石が非常に有名ですよね。駅などのポスターで、国立科学博物館という名前とともに、恐竜の化石の写真を見た方もきっと多いはず。地球館には、数々の恐竜の化石が展示されています。中でも、世界で一番保存状態が良いと言われているトリケラトプスの化石は必見です。こちらの化石には「レイモンド」という名前がついています。レイモンドは、右半身がほぼ完全に死んだときの骨の状態を保って発見された非常に貴重な化石です。ほぼ完全な状態の化石が年間を通して見られるなんて、すごいですよね。
③貴重な絶滅動物の剥製を見よう!
お次に紹介するのは、地球館と対をなして展示されている日本館。こちらのエリアでは、日本の歴史に焦点を当てて展示が行われています。さまざまな日本の生物について学ぶことができ、ニホンオオカミの剥製など既に絶滅してしまった生物の展示もされています。また、古代の人が大陸から列島にやってきてどのように暮らしたかなど、日本人の歴史も丁寧な解説とともに学ぶことができます。大人になってから行ってみると、「こんなの歴史の授業でやった覚えがあるな」と学生時代を思い出します。
④地震や火山、日本の自然環境を改めて見つめよう
日本館では、日本列島の素顔というコーナーで、生物だけではなく、日本列島の地質や火山といった環境面も知ることができます。人々の防災意識が高まっている今、日本に自然災害が多い仕組みを知ることは非常に勉強になりますよね。日本列島を乗せているプレートの展示を見ると思わず「なるほど」と声に出してしまいます。また、日本に落ちた隕石も展示されています。もし明日何かしらの災害が起きたら、と帰宅してからも考えさせられる展示です。
⑤親子で楽しめるエリア「コンパス」で楽しみながら学ぼう!
国立科学博物館の常設展には、整理券がないと入れない特別なエリアがあるって知ってましたか?整理券は休みの日はすぐになくなってしまうといいます。それほど人気なのが、2015年にリニューアルして設けられた「コンパス」というエリア。親子で展示をさらに楽しめる仕掛けが満載の遊具施設です。博物館での遊びを通して、親子のコミュニケーションを促す仕組みが目白押し。日によって発券方法等が違うので、ご確認の上おでかけしてくださいね。
いかがでしたか?
年間を通して、貴重な展示がされている国立科学博物館。館内は広く、また3階から地下3階と展示は階が分かれているので、思ったよりも歩きます。歩きやすい靴での来場がおすすめです。今回紹介したのは年中楽しめる常設展ですが、期間限定の特別展も見逃せません。今度のおでかけは、上野で学ぶおでかけにしてみてはいかがでしょうか。
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