全日本仏教徒のためにある唯一の寺院「覚王山日泰寺」5つの魅力!

名古屋市にある「覚王山日泰寺」は日本の仏教徒のために開山された日本唯一の“いずれの宗派にも属さない”寺院です。日本とタイの友好の象徴となっている日泰寺の境内には見どころも多く、また周辺に参道にもおしゃれなカフェやレストラン、雑貨店などが並び人気のスポットなんですよ。今回はそんな日泰寺とその周辺の魅力をご紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

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このまとめ記事の目次

覚王山日泰寺(かくおうざんにったいじ)とは?

覚王山日泰寺は日本で唯一、どこの宗派にも属さない寺院で、現在のタイ(泰)国、当時の暹羅(シャム)国から拝受した釈尊の真骨を奉安するために開山されました。開山にあたって全国の仏教宗派の代表が集まり寺院建立候補地を協議をしましたが決定に難渋し、名古屋市民が10万坪の敷地を用意したことから当地に開山されることになったそうです。覚王山日泰寺の山号は釈尊を表した覚王山、寺号は日本国と泰国との親善を象徴する日泰寺となっており、開山当時の寺号は日暹寺となっていました。

①タイ国宝である御本尊「金銅釈迦如来像」を拝む

覚王山日泰寺の御本尊は、日泰寺開山のために暹羅(シャム)国国宝となっている釈尊金銅佛を、当時の国王から下賜されたものです。本堂内にはタイ語で「釈迦牟尼仏」と記されたタイ国プミポン前国王直筆の勅額が掲げられ、勅額にはプミポン前国王と御本尊を下賜(かし)されたチュラロンコン陛下の紋章がしるされています。本堂内には須弥壇両側に高山辰雄画伯による釈尊の大壁画や、それぞれの国に馴染みの深いタイの「蘭(ラン)」、日本の「菊」を題材にした金子鷗亭師による書一対などがあります。

②御朱印をいただく

覚王山日泰寺の住職は、いずれの宗派にも属さない全日本仏教徒のための寺院にふさわしく、19宗派の管長が3年交代の輪番制で務め、寺務は各宗の代表が役員になって運営しています。日本で唯一の宗派を超えて19の宗派が力を合わせて運営しているという日泰寺の御朱印は、皆が力を合わせて支えてゆくというとても尊い志(こころざし)の証のようにも思えます。参拝したなら御朱印を参拝の証(あかし)としてだけでなく、力を合わせて支え合うという日泰寺の心として授与していただきましょう。

③散策しながら御真骨が収められている「奉安塔」に参拝する

覚王山日泰寺境内の北東方向には、釈尊の真骨が安置された奉安塔のための境内があります。境内奥に位置している奉安塔は高さ15mの花崗岩で造られたガンダーラ様式の塔で、2階部分に釈尊の真骨が収められた真舎利が安置されています。こちらの境内には奉安塔のほかに、奉安塔の礼拝施設となっている舎利殿や奉安塔前の礼拝殿などがあります。広々とした雰囲気のある日泰寺本殿境内から覚王山の町を散策して、市街地の中にありながら緑に囲まれた奉安塔境内への散策はいかがでしょうか?

④専門僧堂で開催される公開講座に参加する

覚王山日泰寺の境内北側には曹洞宗の認可を受けている日泰寺専門僧堂があります。専門僧堂とは僧として出家したものが修行のために安居する場です。日泰寺専門僧堂は静岡県にある可睡斎専門僧堂の分僧堂として、日泰寺の日常的な寺院の運営を支える奉仕僧が安居・修行するために設けられ現在に至っています。専門僧堂では奉仕僧の修行だけでなく高僧による公開講座が行われていて、僧俗・一般にかかわらず参加することができますので、僧侶の方といっしょに机を並べたり、宿泊したり(要僧堂へ申込時相談)するという体験ができます。

⑤にぎやかな縁日を楽しむ

覚王山日泰寺の周辺は名古屋でも有数のお洒落な町として知られ、お洒落なカフェやスイーツのお店がたくさんあります。そんな覚王山の町は日泰寺の門前町として賑わうようになったところ、名古屋市営地下鉄東山線覚王山駅から日泰寺までの表参道には商店街があります。超宗派の日泰寺では一年を通してさまざまな行事が行われ、中でも毎月21日の弘法大師の縁日は境内に露天が出るなどして、界隈は普段とは違った雰囲気になります。カフェやスイーツのお店に立ち寄ったり、縁日に懐かしい賑わいを楽しんだりしたいものです。

いかがでしたか?

真舎利を拝受したことから超宗派の寺院として開山された覚王山日泰寺、宗派に属している寺院とは違ったどこか開放的な雰囲気を持っています。超宗派による支え合いや釈尊について考えたり、「微笑みの国」と呼ばれているタイを思い浮かべたりしながら参拝や散策をしてみませんか?

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