年間470万人以上が訪れるとされる人気の観光地「那須町」。博物館や美術館などの集まる那須街道沿いに位置する、ひときわ目立つお城のような建物がこの「お菓子の城　那須ハートランド」です。広大な敷地内にはこの建物のほか、いちご狩りのできる観光農園「いちごの森」、体験工房や美しい花々を楽しめる「花と体験の森」、100%源泉かけ流しの温泉「源泉 那須山」とさまざまな施設がそろっています。今回は魅力たっぷりのこのスポットでしたい5つのことについてご紹介していきます。

お城のような建物「ハートランド」に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、ガラス張りの向こうで機械の上を流れる大量のお菓子たち。2階建のこちらの建物では、階ごとにそれぞれ別のお菓子作りの工程を見ることができます。1階では焼きあがった「御用邸の月」（那須の月）を冷ます過程の「パレード」を、2階ではパイなど焼き菓子の製造過程を見ることができます。ふっくらと焼きあがった出来立てのお菓子は本当に美味しそう！見ていると今すぐお菓子を食べてみたくなってしまいそうです。

プチ工場見学をしてすっかり食欲を刺激されたら、次は実際にお菓子をいただいてみましょう。1階はたくさんのお菓子やお土産の品々がそろう販売コーナーになっています。有名なものや評判の良いものが揃っているので、那須観光のお土産はこちらで購入すれば、まず間違いありませんよ。「御用邸の月」はもちろん、チーズケーキやクッキーなどの焼き菓子、新鮮な「とちおとめ」を使用したイチゴのスイーツなどが人気です。試食が用意されているものも多いので、あれこれ試して選ぶ時間も楽しめそうです。

「お城」の中を楽しんだら、次は「森」へ。気持ちよく森林浴のできそうな「花と体験の森」では、小さなお子さんから大人まで楽しめる、さまざまな手作り体験をすることができます。「リトルパティシエ教室」では、クッキーやパフェから、フルーツを使った本格なタルトまで、またリース作りや押し花キャンドル、ハーバリウム作りなどの体験も楽しむことができます。体験教室は通常毎日開催されているので、予約不要で気軽に参加することができます。自然の中でパティシエやアーティスト体験ができたら、素敵な思い出になること間違いなしですね。

栃木県の名産といえば、いちごの「とちおとめ」。「お菓子の城」敷地内には、このいちごを栽培する農園「いちごの森」まであるんです。とちおとめのほか、プレミアムな品種「スカイベリー」も栽培。またいちごは本来冬～夏が旬ですが、夏に収穫できる「なつおとめ」という品種も。ほぼ年間を通して食べることができる、新鮮ないちごを使ったスイーツは、味はもちろんインスタ映えも間違いなし！12月〜5月頃のシーズンにはいちご狩りも楽しめます。日程は収穫状況によって変動するので、事前の確認・予約がおすすめです。

最後は源泉100％かけながしの天然温泉「那須山」をご紹介。「お菓子の城」の敷地内には、なんと天然温泉まであるというから驚きですよね。こちらの温泉はもともと高温ですが、加水せずに適温にすることができる特殊な設備によって、まじりけなしの天然温泉を快適に楽しむことができるようになっています。また建物は古来からの伝統的な日本家屋の造り、浴槽は檜の国産無垢材のみを使用、と日本の良さを満喫できるこだわりがたくさんつまっています。その快適さに旅行客だけでなく、地元の人も通う人気の温泉となっています。

「お菓子の城　那須ハートランド」でしたい５つのこと、いかがでしたか？移動の空き時間やお土産もの探しに立ち寄るもよし、体験や温泉でじっくり楽しむもよし。お菓子好きはもちろん、そうではない人もきっと楽しめるスポットですよ。ぜひ素敵な思い出をつくりに「お菓子の城」を訪れてみてくださいね。