北ドイツの高感度な街!港湾都市「ハンブルク」の散策コース・魅力7選

ミュンヘンともベルリンともケルンとも違う、ドイツの新たな一面を見たいあなた! 世界の住みたい都市ランキング常連の、ドイツ人が憧れる高感度な街「ハンブルク」を訪れてみませんか? 近年は「デンマーク・コペンハーゲン」と「ハンブルク」の組み合わせが人気。港町の風を浴びながら、今まで知らなかった北ドイツ独特の雰囲気に触れてみませんか。(情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでご確認ください。)

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このまとめ記事の目次

北ドイツの港町「ハンブルク」って、どんな街?

ビールを飲むオクトーバーフェスト?茹でソーセージのヴァイスブルスト? ドイツにそんなイメージを持ってませんか。北ドイツは、みなさんが想像するドイツのイメージと全く違います。そんな北ドイツで最大の都市が、「ハンブルク」。ハンザ都市として繁栄した時代の壮観な建物と、国際的な港湾都市として重要役割を果たしてきたハンブルク港、そして独自のカルチャーを生んできたハンブルクの街並みは、きっとあなたを惹きつけるはず。
日本からミュンヘン・フランクフルト・デュッセルドルフへの直行便はありますが、ハンブルクへの直行便はありません。ハンブルク行の中東の航空会社による乗継便や高速列車ICEの駅直結のフランクフルト空港から、ドイツ鉄道ICEを利用するのが便利です。
この記事では、ハンブルクに来たら絶対に見逃せない観光スポットとして、ハンブルクの歴史ある旧市街、世界遺産に指定されたレンガ倉庫街を始めとする港湾エリア、そしてビートルズも腕を磨いたハンブルクのカルチャーを間近で体験できる繁華街をめぐる、散策コースをみなさんにご紹介します。

1. 湖と港に挟まれた、ハンザ都市の街並みに触れる

市庁舎 / Rathaus

「市庁舎」は、ハンブルク中央駅からSバーンまたは地下鉄に乗車し数分の市庁舎(Rathaus)駅またはユングフェルンシュティーク(Jungfernstieg)駅にあります。地下のホームから地上へ出ると、存在感のある市庁舎が目に飛び込んできます。バッキンガム宮殿より多くの部屋があると言われる市庁舎の内部に入るには、ロビーの受付にて、ドイツ語または英語での見学ツアーへの申込が必要です。

アルスター湖 / Alster

市庁舎からも見える大きな湖「アルスター湖」。線路や道路によって2つに分けられています。市街地側の部分が「内アルスター(Binnenalster)湖」には噴水があり、市街地から遠い部分が「外アルスター(Außenalster)湖」には貸しボートや遊覧船がありますよ。
ハンブルク市内のシェアサイクル「StadtRAD(シュタット・ラート)」で湖畔や街中を散策するのもいいですね。

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2. 音楽家が集った教会!無料コンサートに参加する

旧市街から高級ブティック地区を抜けて港方面へと進むと、聖ミヒャエル教会へ到着します。聖ミヒャエル教会は、高さ132mの塔を持つバロック形式の建築です。バッハの息子やブラームスなど、ドイツを代表する音楽家に縁があり、毎日10時と21時にはトランペットのソロ演奏が、12時にはオルガンの無料コンサートが行われます。
他の多くの教会と同様、聖ミハエル教会の尖塔にも上ることができます。453段の階段を上ると、ハンブルクで一番高い教会の塔から、ハンブルクの市街地を一望することができます。さらに、エルベ川沿いに立つエルプフィルハーモニーを綺麗に眺められるのも、聖ミヒャエル教会ならではかもしれません。

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3. 世界遺産!フォトジェなレンガ地区を歩き、港の風を感じる

倉庫街(シュパイヒャーシュタット) / Speicherstadt

ミヒャエル教会から南東に進むと、レンガ建築が立ち並ぶ倉庫街・シュパイヒャーシュタットに到着します。ヨーロッパ三大港の一つであるハンブルク港は、「世界の玄関口」とも呼ばれています。世界中から輸入したコーヒーや茶などの商品を保管するため、運河沿いに多くのレンガ倉庫が建てられ、美しい景観となっています。
倉庫街・シュパイヒャーシュタットをはじめとするハンブルク港一帯では、毎年9月ごろに、「ブルーポート・ハンブルク」というライトアップイベントが開催されます。ライトアップイベントが行われていなくても、レンガ倉庫の夜の街並みは壮観で、倉庫街の運河にかかる橋では、多くの人が写真撮影を楽しんでいます。

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4. 最先端!再開発で現れた、ハンブルクの二大観光地を訪れる

エルプフィルハーモニー・ハンブルク / Elbphilharmonie Hamburg

そんなハーフェンシティのシンボルは、2017年に開業した「エルプフィルハーモニー ハンブルク」というコンサートホール。市民からエルフィ(Elphi)として親しまれるこのホールのみどころは、ユニークな外観。もともとあったレンガ倉庫の上に、一枚一枚曲げられたガラスで覆われたコンサートホールが建てられました。

ミニチュア・ワンダーランド / Miniatur Wunderland

ハーフェンシティは再開発が進み、ハンブルクの中でいま最も進化し続けている港湾地区です。そんなハーフェンシティの観光スポットの1つは、「ミニチュア・ワンダーランド」。世界最大の模型テーマパークで現在も規模を拡大中。動き続ける鉄道や、実際に離陸する飛行機の他、南ドイツでビールを飲む家族やハイジの世界まで再現されています。

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Elbphilharmonie(エルプフィルハーモニー)

Platz der Deutschen Einheit 1, 20457 Hamburg, Germany

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5. 海の上から倉庫街を一望!市民の足、渡船を体験する

渡船72系統 / Fähre 72

エルプフィルハーモニーから、レーパーバーンがあるザンクトパウリ地区への移動は、地下鉄Uバーンも良いですが、渡船という選択肢もいかがですか? エルプフィルハーモニー裏にある桟橋から、「St. Pauli Landungsbrücken駅(ザンクトパウリ ランドゥングスブリュッケン駅 / ザンクトパウリ埠頭駅」まで、直行またはArning Straße港に寄港する渡船72系統が運航されています。エルプフィルハーモニーやシュパイヒャーシュタットの遠景はもちろん、ハンブルクの港湾の様子も楽しめます。平日のみの運航ですが、比較的夜の時間帯まで運航されている市民の足です。

渡船62系統 / Fähre 62

ザンクトパウリ埠頭の近くには、エルベ川をくぐって対岸へと抜ける小さなエルベトンエル(エルプトンネル)の入口や、カップルに人気の南京錠がかけられた橋などがあります。ザンクトパウリからさらに西へは、アルトナ港方面フィンケンヴェルダー(Finkenwerder)港行きの渡船62系統が毎日運航されています。夜間には、工場夜景も楽しめます。これらのHVV(ハンブルク交通連盟)運航の渡船は、地下鉄Uバーンやバスで有効な1日乗車券で、追加料金なく乗車することができます。

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ザンクトパウリ エルベトンネル(旧エルベ トンネル)

Bei den St. Pauli-Landungsbrücken, 20359 Hamburg, Germany

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6. ビートルズが育った、ハンブルクのナイトライフの聖地を体験する

レーパーバーン / Reeperbahn

ザンクトパウリ埠頭から近郊電車Sバーンで1駅、または徒歩10分でレーパーバーンに到着です。レーパーバーンは、ハンブルク、さらにはドイツ随一のナイトライフエリア。観光客向けレストランや土産物店、バーやクラブ、ディープなスポットまでが1つのエリアに集結しています。
そんなレーパーバーンの西側には、ビートルズ広場があります。イギリス・リヴァプール出身のビートルズは、下積み時代の数年間をハンブルク・レーパーバーンのクラブでの演奏で過ごし、ドイツ語で書かれた曲も残っています。レーパーバーンでは、ビートルズの足跡をめぐるツアーも実施されています。

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レーパーバーン Reeperbahn

Reeperbahn, Hamburg, Germany

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7. 日曜限定朝市!早起きして、魚市場でグルメを楽しむ

毎週決まった曜日に開催される週市(Wochenmarkt)が盛んなハンブルク。毎週日曜日の早朝から9時半まで、アルトナ地区で魚市場(フィッシュマルクト)が開催されます。ハンブルクを含む北ドイツではカレイをはじめとする魚料理がよく食べられています。魚市場は、港町としてのハンブルクの発展と共に、300年以上前から続いています。
そんなハンブルクの魚市場では、新鮮な魚をパンで挟んだバーガーやニシン料理、アツアツのビーフシチュー、こだわりのコーヒー、そのままかじれる果物、さらには雑貨屋や衣類など、さまざまなものが販売されています。もう一つ、ハンブルクで人気な週市は、高架鉄道UバーンU3のエッペンドルファーバウム(Eppendorfer Baum)駅近くの高架下で行われるイーゼマルクト。毎週火・金曜日の8時30分~14時に約200店舗が集結する市場は、ドイツ最大級の週市です。

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イーゼマルクト Isemarkt

Isestraße 1-73, 20144 Hamburg, Germany

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いかがでしたか?

市庁舎がある旧市街から港湾地区・シュパイヒャーシュタットとハーフェンシティ、ザンクトパウリ地区にある繁華街・レーパーバーンを巡る、ハンブルク散策のコースをご紹介しました。「ドイツ人が憧れる」洗練された都市であるハンブルクを、そして北ドイツを、ぜひ訪れてみてくださいね。(情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでご確認ください。)

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