このお土産ってNG?実は意外と知らない日本の「海外土産ルール」13選

海外旅行の楽しい思い出はずっと心に残るもの。しかし、ちゃんと形としてお土産を日本へ持ち帰りたいですよね。そんな時には、現地で美味しかった食べ物のあれこれを、帰りの荷物に入れてしまいがち。でも、海外で買ったものを日本へ持ち込む際には、ルールがあることをご存知でしょうか?実は意外と知らずにお土産を買っていることも多いのです。そこで今回は、主に代表的な日本の入国審査時の動物検疫、植物検疫のルールの一部をご紹介します。

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このまとめ記事の目次

日本の入国手続き

海外旅行から帰ってくると、必ずあるのが「入国手続き」。これなしには、日本へ再び入国することはできません。そこである「検疫(けんえき)」について、皆さんはご存知でしょうか?海外で購入したお土産などの品は、その使用目的に関わらず輸入が認められているものや、そうでないものがあります。今回は、その代表的な例について一部をご紹介して行きます。(※国や地域によってルールが異なることがあります。また、検疫の情報は随時更新されるので必ず検疫サイトの情報に目を通してください。)

【輸入禁止品と停止品】

牛肉加工製品・肉製品

ハワイ、グアム、サイパンを含む、米国とカナダで販売されている牛肉加工製品(ビーフジャーキー、ソーセージ、ハムなど)は日本への持ち込みができません。日本向けの輸出検査証明書があれば輸入が認められる可能性もありますが、原則禁止のため頭に入れておきましょう。
ヨーロッパで販売されている肉製品も、そのほとんどが輸入禁止です。ヨーロッパ旅行に行った際は、現地でお肉をしっかりと味わっておきましょう。スペインやスタリアのサラミや生ハムはぜひ日本にも持って帰りたい絶品ですが、空港で取り上げられてしまいます。
中国、韓国、台湾、ロシアで販売されている肉製品(生肉、ベーコン、ハム)なども、輸入禁止です。韓国で真空パックの焼肉用カルビなどを購入したり、台湾や中国で肉まんなどを購入して日本へ持ち込むことはできないので注意が必要です。

鉢植えの植物

病害虫が侵入するのを防ぐため、その病害虫が寄生した植物や、土そのものと土の付着した植物は輸入禁止。ということで、鉢植えの可愛い植物を購入しても日本へ持ち帰ることはできません。持ち込む場合は、輸出国の植物防疫機関が発行した検査証明書を添付し、輸入検査を受ける必要があります。

フルーツの一部(柑橘類、バナナなど)

実はフルーツの一部も、日本への輸入は禁止されています。持ち出す国や地域・野菜や果物の種類によっては持込みが禁止・制限されている場合があります。例えば、柑橘類やバナナの他に、マンゴーやリンゴ、グアバ、ドラゴンフルーツ、ライチなども対象。フルーツはできるだけ現地でフレッシュなものをたくさん食べておくべきです。

【持ち込み規制、検査がある品】

生果実

海外には美味しい生のフルーツが売っていることがよくありますが、残念ながら基本的に持ち込みは不可です。検査証明書を添付して検査を受ければパインアップル、ドリアン、ココヤシの実などは持ち込むことができる場合もあります。ただし、旅行先のエリアによっても異なるので事前にチェックしてみましょう。

ナッツ類

大丈夫かな?と思いがちなアーモンド、カシューナッツ、マカダミアナッツなど、生のものであればほとんど検査が必要になります。加熱調理されたものや乾燥であっても買った国によっては検査が必要なことがあります。

ドライフラワー

花で作られたブーケや、ドライフラワーを日本へ持ち込む際には、検査が必要。輸出国政府機関により発行された検査証明書をもって検査を受けてください。ハワイ旅行などでレイを持ち帰ろうと思った時にも持ち込み検査が必要、ということです。

【原則、検査なしで輸入できる品】

乳製品(加工乳、バター、チーズなど)

海外旅行のお土産として人気の乳製品類ですが、フランス産チーズ、ニュージーランド産のバターなど、基本的に持ち込み可となっています。これは非常に嬉しいですね。ただしその量が10kgを超えないようには気をつけてくださいね。また乳製品が検疫の対象になることもまれにあるそうです。

はちみつ

世界中には美味しい蜂蜜(はちみつ)がたくさんあります。ニュージーランドやハワイなどで定番のお土産のはちみつは、日本へ検査なしで持ち込むことができます。蜂自体が入っているはちみつがありますが、そちらは検疫対象になるとのことです。

ドライフルーツ

生果実は日本への持ち込みが禁止ですが、ドライフルーツは大丈夫と頭の隅に覚えておくと便利。持ち込み規制品のドライフラワーと混合しないようにしましょう。日本では少し高値のドライフルーツは海外だと安め!小分けにされたファミリーパックなどお土産によさそうですね。

きのこ類(土の付着していない)

まつたけ、トリュフ、マッシュルームなど、土の付着していないきのこ類の持ち込みであれば可能です。たとえばイタリア旅行の帰りだったら、名産物のポルチーニやトリュフが検査なしで持ち込みできますよ。乾燥きのこをお土産にして日本でイタリア料理を作ってみては?

エビ、カニ類

エビやカニ類の持ち込みは、原則可能。東南アジアなどで干しエビを買ってこれますね。しかし、上海蟹など特定の種類は日本への持ち込みが禁止されているので注意が必要です。こちらは生きている上海蟹のことで、生きてないものには適用されません。

魚類

一般的にスモークサーモンや魚の切り身などのお土産は、日本へ持ち帰ることができます。魚類は食用で生きていないものは検査不要で持ち込み可です。ただし、食用以外のものは検査対象となるので、必ず事前にチェックしておきましょう。

魚卵

塩漬けイクラや、お正月に食べる数の子などは日本へ持ち帰ることができますよ。ただし、チョウザメの卵(キャビア)はワシントン条約の定めにより規制、または禁止されているので注意が必要です。またEU規制では、キャビアの持ち込みは一人125gまでとなっています。

海外旅行のお土産選びは慎重に!

いかがでしたか?今回は、海外旅行の時に役立つ意外と知らない日本に持ち込めるお土産についてご紹介しました。海外に行ってお土産を買う際には、日本に持ち込めるかどうか考えるのも大切。不安なものは必ず詳細な情報を確認してくださいね。

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