この山代温泉にある2つの共同浴場、総湯と古総湯はとてもきれいで落ち着くおすすめの温泉です。どちらの温泉も名産の九谷焼が様々なところに施されていて、総湯にある一面の九谷焼のタイルは一つ一つが美しく、一見の価値があります。

加賀温泉郷のひとつ山代温泉。 加賀温泉駅より車で15分ほどの距離。ほぼすべての旅館は駅からの送迎があるようです。 古総湯や総湯を中心に温泉街が形成されています。 九谷焼のお店が多く、ぷらぷら散歩するのも良いと思います。この街の旅館はほぼ全てと言ってよいほど、駐車場や玄関先に仲居さんが待機されていて、宿泊客でなくても挨拶をして下さいます。とても好感のもてる温泉街です。

この山代温泉の名物の温玉ソフトを買うことができます。見た目はソフトクリームに温泉卵が乗っていて少し食べるのを躊躇しますが、味は温泉卵のしょっぱさと温かさ、アイスの甘さと冷たさがよく合いなかなか美味しかったです。ここへ訪れたら一度食べてみてはいかがでしょうか？

3000円くらいで電動ろくろ体験ができます！ 一対一で丁寧に教えてくださりますし、形ができた後は職人さんが色付けをして配送してくださいます。完成品は確か3ヶ月ほど乾燥を含めそれくらいに発送されます。 九谷焼の窯元なため、どうやって焼き物を作っていくのかなど実際の窯や既製品の焼き物などが多く展示されています。

九谷焼窯跡展示館は石川県加賀市にある国の史跡で、九谷焼のルーツである再興九谷吉田屋窯以来の窯跡を発掘整備して公開している施設だそうです。山代温泉の中心部から歩いて数分の距離にあり、簡単に立ち寄ることができます。ただし、外見は古びた民家で、看板がなければ展示館だとは分からなかったでしょう。九谷焼の歴史や作り方が紹介されていて、作業中の陶工さんの様子も見学させてもらうことができます。申し込めば、ろくろや絵付けを体験するサービスもあるようなので、興味がある人はチャレンジしてみてもいいかも知れません。

山代温泉にある北大路魯山人が大正４年に山代温泉を訪れ生活した場所をそのまま残し、公開している記念館です。館内には北大路魯山人の作品が飾られてて魯山人の仕事部屋や書斎、茶室などが公開されています。縁側に座布団が並べられていて中庭を眺められる場所があるのですが、そこで加賀棒茶とお茶菓子がいただけます。私が行った日のお茶菓子は金箔つきの金平糖でした。加賀棒茶の香ばしさととてもあっていて美味しかったです。語り部の人が魯山人について話してくれます。とても静かな場所でゆっくり過ごせます。入場料は大人５００円、小人420円です。場所は総湯から歩いて１分ほどで、CAN　BUSの停留所もあるので便利です。