最初にご紹介するのは「名取熊野三社」です。「熊野本宮社」「熊野神社」「熊野那智神社」がそれぞれ紀伊熊野三山と地理的・方角的に同じく勧請されています。合祀されていないのは全国でもここだけ。高台の「熊野那智神社」は名取市内と太平洋まで見渡せる眺望が人気です。

名取市の冬の美味しいグルメとして、近年「せり鍋」が人気となっています。全国トップクラスの宮城県で8割の生産量を誇る名取のせりは、根っこまで味わえるのが特徴。基本的にはせりと鶏肉を醤油だしで食べるシンプルな鍋ですが、葉・茎・根それぞれの爽やかな風味と旨み、シャキシャキとした食感を楽しめるのが魅力です。「漁亭 浜や」のせり鍋は様々なメディアで取り上げられるほど。間違いなしのおいしさです！

続いてご紹介する美味しいグルメは「赤貝」です。閖上赤貝は身が厚く、色や味も格別なことから市場では高値で取引されています。長年愛される「若草寿司」で、地元でも珍しい閖上赤貝を丼や握りでお楽しみください。

毎週日曜と祝日に開催されるゆりあげ港朝市は、毎回1万人ほどが来場する人気スポット。海産物や野菜などを中心に約50店舗が出店しています。購入したものは炭火で焼いてその場ですぐに食べることもできます。テイクアウトグルメも豊富で食べ歩きもオススメ。また「競り」に参加すればさらにお得に商品をゲットできるかも。隣接するメイプル館では水産加工品などのお土産コーナーや飲食店が入っているので、朝市が開催されていない日でも楽しめます。

2019年4月25日にグランドオープンした「かわまちてらす閖上(ゆりあげ)」。カフェなどの飲食店をはじめとした約20店舗が営業しています。震災後仮設店舗で営業していたお店が閖上に戻ってきたほか、市外からも人気の店舗が出店。「閖上を照らす、憩いのテラスになるように」という名前の由来のとおり、連日多くのお客さんで賑わっています。

いかがでしたでしょうか。今回は宮城県名取市の魅力を存分に感じることのできるスポットなど5つご紹介いたしました。西の山手地域には古い歴史文化が残り、中心部は大型商業施設をはじめとした市街地として賑わいます。東の沿岸部は震災を乗り越え、新しいまちとして再スタートしました。よりパワーアップして魅力的な活気あふれる街になっていく名取市をぜひ訪れてみてくださいね。（※掲載されている情報は記事公開時点のものです。必ず事前にご確認ください。）