天下一品のおいしさを味わおう!江蘇省・南通で食べたいおすすめグルメ8選

旅の醍醐味と言えば、現地で食べるローカルグルメを一番に挙げる人も多いはず。日本では食べることのできないその土地ならではの食材を使ったものから、日頃がんばっている自分へのご褒美グルメ、食べ歩きしたくなるB級グルメまでその楽しみ方も様々。今回は気になる特産物もたくさんあってローカルグルメ旅にぴったりな中国江蘇省にある南通市のおすすめグルメをご紹介します。

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このまとめ記事の目次

一度食べたらハマるグルメの宝庫、江蘇省・南通

提供:南通市観光局
長江の下流域にあり、黄海にも面している江蘇省・南通市は、豊かな漁場に恵まれていて川や海の幸が豊富なエリアとして中国でも人気のグルメな都市。日本から深セン航空で直行便が運航しているほか、上海から高速バスで簡単に行くことができるアクセスの良さもうれしいポイント◎上海を拠点にした1dayトリップにもおすすめなエリアなんです。
今回はそんな南通へ行ったら絶対に外せないローカルグルメを8つご紹介。地元産の海鮮はもちろん、肉好きにはたまらない地鶏から話題のスイーツまでバラエティ豊かなグルメを集めてみました。

①南通長江河豚(なんつうちょうこうフグ)

提供:南通市観光局
日本でも人気の高級食材フグ。実は中国でもフグは人気の食材で、その歴史は古く2000年以上前の中国古代王朝の時代にはすでに王室などで食されていたそう。中でもここ南通は中国全土の約80%を占める世界最大規模のフグの養殖地で、ローカルも絶対におすすめする看板グルメのひとつ。
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そんな南通産のフグは色鮮やかで丸々と太っているのが特徴。日本ではお刺身や鍋、から揚げなどでいただくことが多いフグですが、南通では醤油で煮込む「紅焼河豚」と言うメニューが人気なんだとか!養殖の歴史も古く安心して食べることができる南通のフグ。日本とはまた違った食べ方が楽しんでみては?

②南通文蛤(なんつうハマグリ)

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南通の黄海に面した干潟でよく採れる貝類も南通の有名な特産物の一つ。中でもアミノ酸やコハク酸などのうまみ成分が豊富で「天下第一鮮」と言われるほど風味の良さが特徴の南通ハマグリは、かつては献上品として歴代の皇帝や文人墨客からも愛されてきた一品。
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その調理方法は手早く炒めたり、スープ煮込んんだり、焼きものにしたりとさまざま。なんと生のままソースで和える食べ方もあるとか!でも風味の良さだけじゃなく、身もしっかりしていて食べ応えもある南通ハマグリなら、まずはその美味しさが最も堪能できるさっと炒めただけのシンプルな調理方法からいただくのがおすすめ。

③帯魚(タチウオ)

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クセも少なく身もふっくら柔らかいことから日本料理でも人気のタチウオは、中国でも昔からよく食べられている魚の一つで、旧正月や大きな祝日など大勢が集まる時期によく食べられているとか。中国内でも有数の大きさを誇る南通の呂四漁港で揚がるタチウオは、大きく丸々太っていて、銀色に輝くうろこが美しいと特に人気なんだそう。
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しっかり脂の乗ったタチウオは塩焼きにピッタリですが、南通では最初にちょっと揚げ焼きしてから醤油で煮込む「紅焼帯魚」も人気。日本と中国の食べ方の違いを楽しんでみるのもおすすめ!日本では刀に例えられ「太刀魚」と言われる説のあるタチウオですが、中国では帯に例えられているのも面白いですよね。

④狼山鶏(ろうざんけい)

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肉好きなら外せないのは、南通のブランド地鶏「狼山(ろうざん)鶏」。南通に古くからいる狼山鶏は「世界八大地鶏」のひとつとも言われていて、狼山鶏と掛け合わせて作られた地鶏が世界各地に散らばっているほど世界的にも知られている地鶏のひとつ。角度によって緑や青にも輝く黒い羽根を持つ狼山鶏はその見た目も美しくまるで芸術作品のよう。
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自然の中で走り回って育つ狼山鶏はしっかりした歯応えと濃厚な風味が特徴。そんな狼山鶏の美味しさを思いっきり堪能するなら、とろ火でゆっくり煮込んだ「黄焖狼山鶏」がおすすめ。大き目にカットしたお肉がゴロゴロと入っていて食べ応えもあり、黄金に輝く艶々の見た目も食欲をそそります。

⑤如皋蟹黄湯包(じょこうカニみそ入り肉まん)

提供:南通市観光局
中国と言えば肉まんや小籠包などの点心をイメージする人も多いのでは?実は南通には「如皋蟹黄湯包」と言う上海や天津、揚州と並んで「四大名包」に選ばれている肉まんがあるんです。名前からもわかるように、海鮮が美味しい南通らしく風味豊かな蟹の身やみそがたっぷりはいったもの!
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フワフワの皮に包まれているのは豚肉ベースのたっぷりの餡。一つ一つが食べ応えのあるサイズ感ですが、割った瞬間に蟹の風味がふわっと香り、スープがジュワっと染み出てきて一気に食欲をそそります!醤油と多めの生姜も添えて食べるのがローカル流。観光途中の小腹が空いた時間にはもちろん、朝ごはんに訪れてみるのもおすすめですよ。

⑥海門羊肉(かいもんやぎ)

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ヤギの肉と言うと日本では沖縄などごく一部の地域でしか食べられていない食材ですが、南通の人たちにとってはちょっと特別な食べ物。寒くなってくると街のあちこちに登場するのが「紅焼羊肉」と言うヤギを煮込んだ料理が食べられるお店で、冬に食べたくなるグルメNo.1なんだとか。そのため名店も数多くあり、お店それぞれに秘伝の美味しさで競っているそう。
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こんなにヤギ肉が浸透しているのは、このエリアで上質なヤギ肉が手に入るからこそ。栄養豊富なエサ場に恵まれた自然の中で育つため、脂肪分も臭みも少ないと言われる海門羊肉。羊やヤギのお肉はその土地ごとに独特な風味があると言われていて、食べ方も地域によってそれぞれ。南通の場合は、じっくりと煮込むことで肉の繊維がほぐれてホロホロの状態になるのが特徴。柔らかく味がしっかり染みたヤギ肉は一度食べたら病みつきになるかも!

⑦西亭脆餅(ごま風味の焼き菓子)

提供:南通市観光局
お土産にも買っていきたいローカルスイーツもご紹介。南通の人たちにとって昔懐かしいお菓子と言えば「脆餅(ツェイビン)」と言う焼き菓子。ほんのり甘いサクサク、ホロホロな食感が特徴の生地に白ごまの風味がマッチした伝統的なお菓子のひとつ。2㎝ほどの厚さの中に18層もの生地が折り重なっているとか!その始まりは清朝にまでさかのぼり、元々は王室をはじめ外国からの客や大切な友人へ贈るための特別なお菓子だったそう。
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今では南通のいたる所で目にすることができる脆餅ですが、老舗店では今でも手作りにこだわり続けていて、焼きの工程では一般的なオーブンではなく「黄泥釜戸」と言う特別な釜を使いインドのナンのように内側に貼り付けて焼いていくんです。この技術は江蘇省の無形文化財にも指定されているそうですよ。

⑧桜花凍(桜のゼリー)

提供:南通市観光局
最後に、南通の女子たちの間で今話題のスイーツもご紹介。色鮮やかなピンクが目をひくこちらのスイーツは「桜花凍」と言う桜の花びらを使ったゼリー。宝石みたいに美しいのにコロっと丸くてプルプルな見た目が可愛くてSNS映えすると大人気に。この桜のゼリーが食べられるのは「五条人糖水鋪」と言うオールド香港スタイルのカフェ。
提供:南通市観光局
スイーツの可愛さだけじゃなく、レトロな雰囲気にこだわったインテリアも地元女子に人気の理由のひとつなんだとか♪ほかにも、マンゴーやココナッツを使った見た目にもポップでカラフルなスイーツをはじめ、揚げワンタンなどのスナック系メニューも人気。タイスリップしたような気分に浸りながら話題のスイーツを楽しんでみて!

いかがでしたか?

提供:南通市観光局
直行便もあって、上海からのアクセス抜群の中国江蘇省・南通。こんなに近いのにまだまだ知らないことの多い南通ですが、実は魅力的なローカルグルメの宝庫だったんです。次のお休みにはぜひ足を延ばして出かけてみては?
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