「チームラボ 偕楽園 光の祭」と「水戸の梅まつり」が同時期開催
開催期間:2022年2月1日(火)~3月31日(木)
チームラボ 偕楽園 光の祭(2022)/ teamLab: Digitized Kairakuen Garden(2022) - YouTube
立ち続ける光のovoid(卵形体)と、木々が光り輝きます。光のovoidと木々の光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと明滅しています。
偕楽園の孟宗竹林(もうそうちくりん)沿いを、匿名で多様な肖像群が歩き続けます。
人々は、何かを選び、そして何かを捨て、彼らを追いかけていきながら鑑賞します。禅の言葉には「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉がありますが、作品の登場人物は、いろいろな出来事に対峙しながら、終わりなく歩き続けます。人々もまた、作品世界の登場人物たちを追いかけ歩くことによって共に対峙していきます。
120年の歴史をもつ「水戸の梅まつり」。偕楽園には約100品種、3,000本の梅が植えられています。梅の光はそれぞれ自律しており、ゆっくりと明滅しています。梅の光は、人々が近くを通ると強く輝き、音色を響かせます。そして、その木の光は放射状に梅の木に伝播し、音色を響かせながら連続していきます。
樹齢約800年と言われている巨木(樹高約35m、根本の周囲約17.2m)に、花々が永遠に咲いては散っていく演出を加えます。一時間を通して一年間のこの地域の花々が咲いては散り変化していきます。花々は生まれ、咲き、やがては散って死んでいく、つまり花々は誕生と死滅を永遠に繰り返し続けるのです。
偕楽園の好文亭の前に広がる松やつつじの庭園の「陽の世界」と、クマザサ、大杉森、孟宗竹林が茂る幽暗閑寂な「陰の世界」の境界にある作品です。人々が作品の中に入り止まってしばらくすると、新たな線の集合が生まれて広がっていきます。作品によって、森は平面のレイヤーとなります。
好文亭の目の前に広がる庭園の松や霧島つつじ、どうだんつつじが光り輝きます。木々の光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと明滅しています。木々の光は、人々が近くで立ち止まると、光の色を変え、色特有の音色を響かせ、その木々の光は放射状に木々に伝播し、同じ色に変化し音色を響かせながら変化していきます。これらつつじの中には、江戸時代に植えられたという、樹齢約300年の霧島つつじもあります。
かつての大型台風(1964年)で倒木となった大木の幹の内側の腐り落ちた空洞に、花々が永遠に咲いては散っていきます。花々は誕生と死滅を永遠に繰り返し続けます。圧倒的長い年月をかけて形作られた倒木の空洞に、花々の誕生と死滅が永遠に繰り返された時、長い時間の生命の連続性の上に我々が存在することを表現します。
禅における書画のひとつ「円相」(円形を一筆で描いたもの)を空間に一筆(空書)で描いています。空間に描かれた一筆は、空間上で静止しているが、視点が動くことによって、円に見える瞬間が生まれます。「空書」とは、チームラボが設立以来書き続けている空間に書く書のこと。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築し2次元化しています。
梅と庭園の光の世界に包まれて。
詳細情報
【開催概要】
会期: 2022年2月1日(火)~2022年3月31日(木)
時間: 18:00~20:30 (最終入場20:00)
会場: 偕楽園(茨城県水戸市常磐町1丁目)
チケット情報:
大人: 1,800円 (税込)
中高校生: 800円(税込)
小学生以下: 無料
※2022年1月上旬に発売予定