燃え続ける大地の穴!トルクメニスタンの「地獄の門」で野宿してみた

まるでSF映画のような不思議な絶景、トルクメニスタンの「地獄の門」。40年間も燃え続けるガスクレーターのこの絶景がみられるのは今だけかも!?ということで、実際に行ってみました。

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このまとめ記事の目次

トルクメニスタンってどんな国

日本人にはあまり馴染みがありませんが、トルクメニスタン共和国は中央アジア南西にある国です。
天然資源が豊かであり、独自の文化も美しいトルクメニスタン。ビザ取得が煩雑なため、日本人の旅行先としてはあまりポピュラーではないかもしれません。
その独裁的な政治体制から「中央アジアの北朝鮮」と揶揄されることもありますが、永世中立国として「中央アジアのスイス」を目指し発展の道を歩んでいます。

40年間燃え続ける、トルクメニスタンの「地獄の門」とは

トルクメニスタンの首都、アシュガバットの北約250kmに位置するダルヴァザ、ここには地球上他のどこでもみられない驚愕の絶景があるとのこと。
それがこちら、通称「地獄の門」。CGのような光景ですが、大地に開いた直径50メートル以上の大穴のなかでガスが延々と燃え続けているんです。
この地獄の門ができたのは1970年代のこと。この地域の地下に眠る天然ガスの調査をしていたときに土地の陥没が起き、大きなクレーターができてしまいました。
ガス漏れによる事故を防ぐため、漏れ続けるガスには炎が放たれました。それ以降約40年ものあいだ、この大地の穴は延々と燃え続けてきたのです。
今回は筆者が実際に地獄の門を訪れた体験を元に、その絶景の美しさをご紹介します。

砂漠を歩くこと1時間半

荷物は集落のお店に置かせてもらい、砂漠に繰り出します。

地獄の門に行くには、ダルヴァザの集落を拠点にバイクや車、あるいは徒歩で砂漠を越える必要があります。今回は徒歩でダルヴァザを目指すことにしました。
コンパスとGPSを頼りに、砂漠のなかにある地獄の門を目指します。日が暮れ始めてから出発した場合、炎の光で見つけやすくなるようです。
途中にはトカゲちゃんがいたり、
ラクダの骨があったりと、驚くべき砂漠の世界...。
そんなこんなで歩くこと約1時間半、やっと地獄の門に到着です。
思ったよりもずっと大きい!炎が燃え盛る音と熱気に圧倒されて、なかなか近づくのに勇気がいりますが、落ちたらひとたまりもありません。
今回はこの地獄の門のすぐそばで夜を明かすことにしました。テント無し、簡単な寝袋でしのぎましたが、近くに宿泊施設もあるようなのでそちらの利用がおすすめ。
(正直、夜はサソリなどの生物も多く危険なため真似しないでください)

日が暮れると

日が暮れると、やっと地獄の門が本当の顔を見せます。砂漠の真ん中なのに、圧倒的な明るさ。冷たい夜の風が吹き始める中、穴の周囲だけ熱風が吹き上げます。
改めて中をよく見てみると、燃え盛る炎のこの迫力!これが40年も燃え続けているなんて信じられません。
少し遠くから見るとこんな感じ、暗黒の砂漠の中にぽっかりと開いた燃える穴。まるでSF映画のワンシーンです。

念願の日の出!

さて、寒い夜も明けて、ようやく空が白んできました。
砂対策にマスクをしながらひたすら日の出を待ちます。ちなみに手前のスイカは、夜中になぜかトルクメニスタン人がくれたものです、朝ごはんになりました。
そしていよいよ日の出!漆黒の闇の中の地獄の穴も美しいですが、日の出の中で燃え続ける姿もまた絶景でした。地獄の門を訪れる際は真夜中にくわえ、朝日や夕日の時間帯も是非みていただきたいです。

もう見られなくなる !?地獄の門に急げ!

いかがでしたか?トルクメニスタンで燃え続ける「地獄の門」に行ってみたくなったでしょうか。実はトルクメニスタン政府がこの危険な穴を塞ぐことを計画中とのこと。この絶景みられるのは今だけかも!?

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ライター紹介このまとめ記事を書いた人

jiba-nyan2海と猫を愛する道産子ライター。旅した国はまだ18カ国、今はカミーノ巡礼が気になります...

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