すべてを“楽しい”に変えてしまう!カナダに驚くアクティビティ10選

樹々に覆われた森も、凍った運河も、巨大なタワーも、とにかくすべてを遊びの場に変えてしまう。身の回りのすべてを慈しみ、その魅力を存分に味わって、日々を輝くものにする。今回は、そんなカナダを全身で感じ取れるアクティビティを、厳選してご紹介します。

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このまとめ記事の目次

人生を楽しみ尽くす“カナダマインド”

森と湖と山々と。静謐で圧倒的に美しい自然景観と出会える国「カナダ」。その魅力に引かれ、幾度となく訪れる人の多い旅行地ですが、繰り返して足を運ぶ人ほど口を揃えて言及するのが、ガイドブックに載るような観光スポットのことでなく、むしろ、カナダに住まう人々から有形無形に得られるエネルギーの強さ。

「とにかく楽しむことの天才」「ここまでやるのかと驚かされるアクティビティが山ほどある」「何をしていても子どもみたいに無邪気な笑顔で楽しんでいて、本当に羨ましい」。
そんなカナダの人らが、よく口にするのが「Joie de Vivre(生きる喜び)」という言葉。

開拓時代から、厳しい自然環境の中、多民族が時に牽制しあいながら国を形作ってきた経緯が、たとえば短い夏や穏やかな夜など、いまこの瞬間を味わい尽くそうという気持ちに人々をして向かわせるのか。
出典:www.youtube.com

ドラマ「MOSAIC(モザイク)-CANADA」予告編(60秒) - YouTube

今回は、そんな、身の回りのありとあらゆるものを楽しみ、毎日を宝石のように輝かせようとする“カナダマインド”が感じ取れる、旅人も体験可能なアクティビティを厳選してご紹介します。(カナダマインドについては、ドラマ「MOSAIC(モザイク)-CANADA」も、とっても素敵なので是非、みてみてくださいね!)

①命綱1本で356mの高さを歩く

まずは、こちら。トロントのCNタワーで体験可能なエッジウォーク。

わざわざ足下をガラス張りにしたスケスケのエレベーターで355メートルの高さまで上がるだけでも、気の弱い人なら心臓の音が最高潮になってしまうこと間違いなし。地上131階に相当する上階に到着し、ハーネスをつけたら吹きさらしの屋外に出て、塔の上をぐるりと360度、歩きます。

クライマックスは、思い切って両手を放し、スパイダーマンのポーズで写真撮影。町に背中を向ければ背筋のドキドキ感はさらにマックスに。以前にはなんと、こちらで挙式したカナダ人カップルもいたのだとか。

②全長137mの吊り橋を渡り、森の上につらなる道を歩く

豊かな山や森を大切に保全しながら、一方で存分に味わう工夫がそこここにあるのもカナダらしさ。

国中に美しい景観を楽しめるトレッキングコースやサイクリングトレイルがありますが、バンクーバーのツリートップ・アドベンチャーは、その最たるものかも。キャピラノ川にかかる長さ137メートルの吊り橋をわたった先には、さらに7つの吊り橋があり、あたかも樹々と樹々の間を空を飛ぶ小動物にでもなったような気分で進んでいくことができます。

③1万年の時を刻んだ大氷原を特殊車両で走る

1万年の時を超えて残る大氷原の中にも入ってしまいます。

コロンビア大氷原を巡るツアーでは特別に仕立てられた雪上車に乗り換え、最大350メートルの厚い氷の大地の上に。光を受けて青白く輝く氷が、長い時間をかけて形作られてきた地球の神秘を感じさせてくれます。
こんな貴重な体験ができるのは、カナダの人たちが自然環境を守りながら、同時に観光資源としても活かしていく術を磨いてきたから。毎年、多くの観光客が訪れながら、太古からの景観が維持されていることに驚かされます。

④ナイアガラの滝の水しぶきを全身に浴びる

ガイドブックにもよく登場するナイアガラの滝も、単に見物する場所ではなく、体験する場所に。

ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズと呼ばれるコースでは、なんと文字通り、滝の裏側に行くことができるのです。エレベーターで約50メートルほど降りた先にあるのは、巨大な“水の壁”。時速65キロで落ちる毎秒2,800m³の水音に、全身が震えます。

⑤スキーやスノボで滑走する場所を自分で作る

ウィスラーやブラッコムなど素晴らしいコースが多くあり、世界中からスキーやスノボの愛好家が集まるカナダ。その広大さや、ゲレンデ同士を結ぶリフトやゴンドラの規模に、カナダ人が雪遊びにかける情熱を感じて驚く方も多いかも。

もちろん、“ただ滑りに行く”だけのためにヘリコプターのチャーターだってしてしまいます。さらに強者は「自分だけのコース」を見つけるためにスコップを担いで道なき道を登りながら、滑れるポイントを探したりもするのだそう。
出典:www.youtube.com

日本では味わえない遊び方 カナダ人バージョン - YouTube

カナダ・ウィスラー 冬季オリンピックで会場になったカナダのウィスラー。 積雪量も多く、雪質も良い事で有名な場所。 そんなウィスラーも春が近づくと、雪が解け始め地面が顔を出し、解けた雪が大きな水たまりになります。 そんな水たまりを遊びの達人達は見逃しません。 こっちはカナダ人バージョン。

雪解け水でまで遊んでしまうのがカナダ人。春が近づくと、こんなアクティビティにいそしむ人の姿を見かけることもあります。誰がどんなふうに遊んだっていい。すごく伸びやかで気持ちがいいですよね。

⑥すべてが氷でできたホテルに泊まる

ホテルだって、一筋縄では済ませません。こちらはケベック州のオテル・ドゥ・グレースは、ベッドだけではなく、柱やシャンデリアも氷、カクテルを飲むグラスも氷、氷の中で祈りを捧げられる(?)教会まであります。
ユニークなことをする際には、とことんまで。そんなカナダ人の気質を垣間みられるスポットと言えるかもしれません。

⑦雪原を犬たちのそりで駆け抜ける

こちらは、カナディアンロッキーやイエローナイフなどで体験できる犬ぞり。というと、遊園地のように、誰かが操縦するそりに乗って試しに数十メートルほど走るアクティビティをイメージした方が多いのではないかと思います。

そうしたコースも、もちろんありますが、カナダのアクティビティの凄いのは、丸1日、あるいは数日間にもわたる本格的な犬ぞりの旅もあるというところ。特に、1600キロメートルにおよぶ犬ぞりレース「ユーコン・クエスト」が実施され、“犬ぞりの聖地”とも呼ばれているユーコン準州ホワイトホースには、なんと2週間ぶっ通しでの犬ぞりの旅を催行している会社まであるんです。
そこまで長期ではなくとも、よく調教された犬たちとコンビを組み、自らの操縦で、カナダの美しい冬を駆け抜ける爽快感は格別。きっと記憶に残る時間となるはずです。

⑧No Music, No Life. ジャズの音色に酔いしれる

世界中あちらこちらから移住してきた人々によって生まれた、音楽やアート、食などの文化の多様性もカナダの特徴の一つです。

そして、それらを楽しむ際にはとにかく徹底的に。たとえば毎年行われるモントリオール国際ジャズフェスティバルは、250万人が集まる世界最大級のジャズの祭典。寒い冬の後、ノースリーブで外に出られる外気を愛おしむようにして、思い思いのドリンクを片手にスイングする人たちの姿も印象的なイベントです。

⑨固く凍った運河は世界最長のスケートリンクに

冬の寒さで凍結する運河だって、そのままにはしておきません。

オタワとキングストンを結ぶリドー運河は、冬になるとスケート場に早がわり。なんと全長7.8キロ、世界最長のスケートリンクとしてギネスブックに認定までされています。

⑩極寒の地の温泉の中から壮大な天体ショーを眺める

イエローナイフと並び、オーロラの鑑賞地として知られるホワイトホース。テントの中などで、じっとその訪れを待つのも素敵ですが、カナダ流は温泉にのんびり浸かりながら?!

100年以上の歴史を持つ天然の「タキーニ温泉」は、運がよければ温かいお湯に入りながらにしてオーロラを見られることもあるのだそう。地元の人々や巡り合わせた他の観光客と他愛ない話をしながら、美しい天体ショーを待つ時間。

もしかしたら、そんな「なんでもない時間」を楽しむ時間こそが、何よりカナダらしいと言えるかもしれません。

思う存分、全身で、カナダを遊ぼう!

いかがでしたか? ほかにもカヌーやカヤック、マウンテンバイクにハイキングなど、身近にある大自然を全身に感じるアクティビティが沢山。

樹々や水の豊かさや、季節ごとの彩り、生きとし生けるものの美しさを、ひたすら愛おしみ、味わい尽くそうとする。そんな「Joie de Vivre(生きる喜び)」に満ちた時間を、あなたも過ごしにいってみてくださいね。
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