天空の王国「レソト」
アフリカ大陸の南部に位置する国「レソト王国(Kingdom of Lesotho)」。国全体が「南アフリカ共和国」に囲まれている国で、アフリカ唯一の”王国”です。日本ではまだまだマイナーな国ですが、国土全体が標高1400mを越えているため、別名「天空の王国」とも呼ばれる絶景の宝庫なんです。
素朴に生きる人々
レソトの人口は約188万人で、国土は日本の九州より小さいぐらい。経済は豊かとは言えないものの、観光業と繊維製品の輸出を行っています。また、四季があるのも特徴。季節を感じ、山々に囲まれた土地は、どことなく日本とも似ている気がします。
レソトでは、「バソトハット(Basotho Hut)」と呼ばれる帽子がシンボルになっていて、街中やお土産屋さんでもよく見かけ、国旗にも使われています。また、レソトの伝統的な家の様式も「バソトハット」と呼ばれます。レソトは小さな町が多いので、近くに住む人々は家族のように関わり合っています。
数多くの絶景ポイントが!
レソトを語る上で欠かせないのが、ドラケンスバーグ山脈などの山々が作り出す大自然の絶景。「天空の王国」の異名を持つレソトには美しい絶景がたくさんあり、観光客のほとんどがこの絶景を目当てにしているんだそうです。
その標高の高さから、レソトは「アフリカのスイス」とも呼ばれています。絶景の中にはのびのびと生きる動物たちの姿を見ることもでき、そののんびりとした雰囲気も人気の理由の一つ。カメラに納めたくなるような壮大な自然の絶景が広がっています。
日本からの行き方
日本からレソトへは直行便は出ていないので、香港やシンガポール、ドバイなどの国を経由してまず南アフリカ共和国へ行き、そこからレソトへ向かいます。南アフリカからは飛行機で向かうか、またバスで行く場合は、ヨハネスブルグやケープタウンから近くの街ブルームフォンテンまで行き、そこから直行バス、もしくはミニバスで行くことができます。
アクセスは簡単ではありませんが、それだけの価値のある”天空の王国”ならではの絶景が待っています。人生で一度はぜひ訪れてみたい国の一つです。気になった方はアフリカのレソト王国をぜひチェックしてみてくださいね。