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知られざる関西の味を求めて。
誰もが思い描くお寿司って、そう、こんな。普通"冷たい"ものなはず。しかし、なんと実は、そんな概念を打ち砕く、"温かい"お寿司が存在したんです！その名も「蒸し寿司」！
「蒸し寿司」は別名「温（ぬく）ずし」とも呼ばれ、ちらし寿司を丼等に入れて蒸し上げたもの。関西地方の寿司店では、冬限定で出される料理で、京都では冬の風物詩と呼ばれたり、大阪では箱ずしと並んで大阪寿司のひとつとされていたりするほど、関西では高い人気を誇る絶品料理なんです！
すし飯は蒸すことによってふかふかになり、酢の酸味は程よく抜け、ちょうど良いまろやかさに。穴子、椎茸、キクラゲ、イカ、桜でんぶ、錦糸卵など、全ての具材が温められ、味が交互に現れ、まるで口の中で踊っているような、冷たいお寿司とは全く異なる味わいが楽しめちゃうんです！ああ、想像するだけでたまらない！
しかし、関東では知名度も低く、なかなか目にする機会がない「蒸し寿司」。食べてみたい？ですよね？
「関西にわざわざ行かないと食べることができないの？」と、ご心配のあなたに朗報、そんなこと全くありません！もちろん都内でも蒸し寿司を食べられるお店があります！そこで、今回はおすすめの3店をご紹介。知られざる関西の味、都内でお気軽にご賞味あれ！
① 吉宗 （銀座）
都内の絶品"蒸し寿司"が楽しめるお店1軒目はこちら、銀座の「吉宗（よっそう）」。慶応2年(1866年)、蒸し寿司と茶碗蒸しの専門店として長崎で開業された老舗中の老舗です。
看板料理は上の写真の「夫婦蒸し」。創業時から現在に至るまで、長年愛され続けている、「茶碗蒸し」と「蒸ずし」がセットになったメニューです。1550円と、銀座のど真ん中のお店にしてはリーズナブルな価格なのも魅力的。ランチタイムでもディナータイムでもご注文頂けます！
「蒸ずし」は、少し甘めの酢飯に、焼きあなご・錦糸卵・海老おぼろの三種類の具材が彩りよくトッピングされています。ふわふわの酢飯に、程よい甘さで、相性抜群の具材。至福のハーモニーがお楽しみ頂けます！
そして、同じ丼で供される、九種類十個の具材と出汁の効いた卵液とのハーモニーが特徴の「茶碗蒸し」も絶品の一押しメニュー。すくえる限界の緩さの、絶妙な火の通り具合の玉子が最高！一度食べたら他の茶碗蒸しじゃ満足できなくなっちゃいます！
詳細情報
3.18
1件7件② 壽祐（自由が丘）
都内の絶品"蒸し寿司"が楽しめるお店2軒目はこちら、自由が丘の「壽祐（じゅすけ）」。リーズナブルなお値段で京料理を楽しめる、上品な雰囲気で女性ウケ抜群の人気店です。
蒸し寿司は、椎茸の入った酢飯に、錦糸卵・とびっこ・鮭・かいわれが彩りよく飾られ、見た目から食欲がそそられてしまう一品。とびっこのぷちぷち感がアクセントとなっていて、ついつい箸が進んでしまいます！量も程よく、ランチでは、蒸し寿司に先附五種・止椀・香の物の三品がついた『自由通り御膳』が1050円で楽しむことができ、非常にリーズナブルでおすすめ。
詳細情報
3.03
③ 大〆（神楽坂）
都内の絶品"蒸し寿司"が楽しめるお店3軒目はこちら、神楽坂の「大〆（おおじめ）」。素敵な洋館の雰囲気でありながら、実は大阪寿司を専門としているお店です。
こちらが大〆自慢の「蒸し寿司」。蓋を開けてまず目に入るのが、魚のすり身の入った少し太めの錦糸卵と、良い塩梅の塩味の効いたキクラゲ。そして、下の、ふかふかで優しい味わいの酢飯には、甘く煮付けた干し野菜と鯛の焼き身がふんだんに混ぜ込まれています。全体が完璧に調和した、見た目も味も香りも、五感で美味しい一品です！
食べるのが勿体ないぐらい一つ一つ美しい「大阪寿司」もおすすめ。ご飯の間にも香りの良い海苔だったり木耳だったりと、細かなアクセントが施されていたり、目に見えない細部までこだわった、何ともおしゃれな仕上がりになっています。
詳細情報
3.12
関西の絶品料理"蒸し寿司"、どうぞご賞味あれ。
いかがでしたか？関東ではまだあまり認知されていない"温かい"お寿司「蒸し寿司」。ご紹介したお店の中に気になるお店がございましたら、どうぞその味を試しに訪れてみてくださいね！