アゲダとは、ポルトの首都リスボンとワインで有名なポルトの間にある小さな街です。ポルトガルの首都であるリスボンからアヴェイロへ行き、そこから別の電車に乗ってアゲダへ到着します。片道約3時間ほどです。少々遠い道のりですが、行く価値は大いにあります！

ここ“アゲダ”では、毎年7月~9月の3ヶ月間“AgitAgueda芸術祭”というものが開催されます（※2012年までは毎年7月のみの1ヶ月間の開催）。この期間、街は国内だけでなく海外からの多くの観光客で賑わいます。その芸術祭の一環で始まったのが”Umbrella Sky Project（アンブレラ･スカイ･プロジェクト）”。色鮮やかな傘を設置するイベントで500m前後のエリアに多くのカラフルな傘が空に浮かびます。

比較的新しいプロジェクトなのですが、その人気は年々増え続け、女子旅や一人旅の旅行先としても注目されています。最近はこのプロジェクトを組み込んだ旅行会社のツアーなどもあるんだとか。

初夏の青空を埋め尽くすカラフルな傘はとてつもなく絶景ですよね。ヨーロッパの町並みにカラフルな傘たちが上手く溶け込んでいて、まるで絵本のようにメルヘンでロマンチック！

傘の模様が替わるだけでも、街の印象ががらりと変わりますね♪いろんな表情の街の写真がとれて楽しそうです。

傘だけでなく、ベンチにも可愛らしいカラフルなペイントが施されています。さすが芸術祭の一環として行われているだけありますね。細部にもとことんこだわっています。

このカラフルな傘たちは、夏の暑い日ざし除けにもとっても効果があり、観光客だけでなく街の人にもやさしい取り組みなのです。芸術祭で使われるライブ会場の天井にも無数の傘。実際に、日差しが原因で発生する病いにかかる人が減少したのだとか。素晴らしいプロジェクトですよね♪

期間中は他にもこの日の為に練習をしてきたストリートパフォーマンスが所どころで行われたり、音楽ライブがあったり、芸術作品の展示が行われています。

いかがでしたか？年に3ヶ月だけのカラフルな傘の絶景が見られる“アゲダ”。今年の夏ヨーロッパに行く予定のある人もそうでない人も、是非足を運んでみてくださいね！