一見すると普通の建物?国立西洋美術館が世界文化遺産に登録された理由とは

トルコで開かれているユネスコの世界遺産委員会で、フランス人の建築家、ル・コルビュジエが設計した東京・上野の国立西洋美術館がついに世界文化遺産に登録されることが決まりましたよね。今回はそんな国立西洋美術館が世界遺産に登録されたその理由について詳しく解説します。

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このまとめ記事の目次

一見普通の建物?国立西洋美術館の魅力

トルコで開かれているユネスコの世界遺産委員会で、フランス人の建築家、ル・コルビュジエが設計した東京・上野の国立西洋美術館がついに世界文化遺産に登録されることが決まった国立西洋美術館。その魅力をみなさんはご存知ですか。
これまで2回にわたって登録が見送られてきた経緯があり、3度目の挑戦で見事文化遺産に登録された国立西洋美術館ですが一見すると普通の建物なんていう声も聞かれます。しかしユネスコ世界文化遺産に登録されるのも納得の、歴史と美しさを兼ね備えた美術館なんです。

展示スペースを無限に広げられる特殊な建築

戦後、日仏間の国交回復・関係改善の象徴として、20世紀を代表する仏の建築家ル・コルビュジェ氏が設計され彼の作品は日本でここだけ。渦巻きのように螺旋を描きながら延びている展示空間と、美術作品が増えても必要に応じて外側へ増築して展示スペースを確保できるという、無限に成長する美術館として、その建築的価値が注目されています。
それがこの国立西洋美術館の魅力の大きな一つ。建物自体が作品と言われている上野の観光スポット押してこれからますます期待されています。

なぜ世界遺産に登録されたの?

そんな国立西洋美術館が世界遺産に登録されたのは、日仏やインド、アルゼンチンなど7か国にあるル・コルビュジェ氏の17の作品の中で、合理性と機能性を追求したデザインが世界の近代建築や都市計画に大きな影響を与えたとして、仏政府が主導する形で共同推薦していたことが大きな要因。
大陸をまたいだ作品群が一つの世界文化遺産として登録されるのは初めて。地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造りで、ピロティと呼ばれる柱で支えられた開放的な空間やらせん状の回廊、そして自然光を利用した建築様式など、随所にコルビュジエの特徴的な設計が高く評価されたのだとか。
公式には登録の理由について世界遺産委員会は「人類の創造的才能を表す傑作であり、20世紀における世界中の建築に大きな影響を与えた」としています。その高い技術と建築様式が世界遺産に登録されるという栄誉を手にしたようです。

次の休日は国立西洋美術館へ

国立西洋美術館が世界遺産に登録された理由、いかがでしたか。他に類を見ないその建築様式が世界に与えた影響が高く評価されたようですね。今回の登録をきっかけに、次のお休みなどに是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

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