今も噴火を続ける御嶽山とは?
御嶽山は古くから信仰の山として信者の畏敬を集めてきた巨峰で、いくつもの峰を連ねてそびえる活火山で登山途中などには多くの神社があります。大滝ルートは標高約2,190 mの田の原(田ノ原山荘と木曽御嶽自然休養林田ノ原自然公園がある)まで車で来ることができ、登山口は御嶽山で最も高い標高地点で、山頂の剣ヶ峰への最短ルートです。眺望が良く、登山口から王滝頂上までのコースが常に見渡せます。登山口から山頂までの8合目と9合目に避難小屋があり、2014年の大噴火以降は改修され屋根なども補強されています。
山頂からは今もなお、噴煙が出ており2014年の大噴火の生々しい姿を見ることができます。
入山規制で行くことはできませんが、山頂にある山小屋は廃墟のような姿に。
8合目を過ぎた辺りからは草木も生えない岩だけの世界に様変わりします。
大滝ルートの登山道入口
大滝ルート登山道の入口 御嶽神社の鳥居
標高約2,190 mの田の原駐車場にある登山道の入口、御嶽神社の鳥居。御嶽山は活火山のため、登山の際はしっかりした装備と登山道入口の注意事項を良く読んでから入山して下さい。
駐車場には避難所やトイレなどがあり、入山届もこちらで必ず記入して下さい。なお駐車場は自由に置くことができますが、500円を入れるポストがトイレ横にありますので、ご協力をお願いします。駐車場は16時で終了しますので、登山の計画を立てて、下山時間を計算した上で16時までに戻れるようにしましょう。
登山道へと続く平坦な道を1kmほど進んでいく。途中展望所や2014年の大噴火で亡くなった方々の献花台があります。登山前にはご冥福を祈ってから登山を始めましょう。
登山道入口の駐車場付近の紅葉
田の原大黒天
登山道入口を入って5分ほど歩くと、早速神社が。
横の石碑を見るとなんと巨大な5円玉!
この先からは入山届が必須です。入山届が済んでいない場合は駐車場のトイレ横に戻って、入山届の記入をおこなって下さい。
御嶽神社遥拝所
登山道入口から600mほど歩いていくと途中、御嶽神社の遥拝所があります。山頂まで登れない方は、ここでお参りができます。
後ろにそびえる御嶽山
遥拝所を出て、遊歩道を進んでいくと所々に紅葉の木々が見られます。
御嶽山への登山の始まり
遥拝所から徒歩350m程で次の神社 大江大権現が
ここからは木々に囲まれた険しい山道となります。丸太で道は作られていますが、所々の場所で岩場も出てきますので、登山靴で登って下さい。階段は約515段あります。なおニホンザルやツキノワグマも出没しますので、必ず鈴やラジオなど音が出るものを持って登山するようにしましょう。
右手の山道を進んでいきます。しばらくはキツイ丸太の階段山道となるため、ゆっくりと登っていきましょう。
途中このような岩場の道もあります。
15分ほど登るといよいよ木々も開けてきて、周りは素晴らしい紅葉を見ることができます。
8合目付近に近づくにつれ紅葉の色合いがどんどん増してきます。
8合目に向かう途中にある金剛童子の小屋。天気の変わりやすい山では、ガスが抜けるとこんなに青い空を見ることができます。
大権現三立像
小屋の中には2体の仏像とイノシシの像が。
登山道の途中には、このような仏像も途中途中で見られます。
8合目の山小屋 石室に到着
8合目の避難小屋。噴火後に改修され屋根は鉄板で補強されていました。
大噴火で失ったのか、頭のないお地蔵様が今も残っていました。大噴火で亡くなった方々や今も見つかっていない方々が早く見つかるようにお祈りしてください。
ススキが風になびいて美しい風景を見せています
8合目から見る下界の紅葉。