三島駅南口を出て、直進するといかにも飲み屋街というゲートがあり、そこを通過すると「静岡おでん」の幟が、ヨッパオヤジを呼んでいた。 三島は、静岡県か、という程度の認識しかなく、とりあえず、本場の静岡市ではないけど、いただいてみることにする。 ちょっと入りにくい感じだが、思い切って引き戸を開けるといい意味で狭くてこじんまりした店内。カウンターで6席程度です。 そして、真正面にあるのが、おでん鍋…言い方悪いですが、食欲をそそるわけでもない色合いと表面油です。 まあ、B級グルメだしなぁ～ということで、おでんをオーダー。７品盛り合わせで1000円です。 飲み物は、ビールが生中550円をいただきます。 店主が、小皿に黒い出汁汁とからしを入れて、サーブしてくれます。 そして、メインのおでん盛を別皿でサーブしてくれます。 具材について言うと、厚揚げの形状がなじめがないですね。それと、スジが大きめです。 で、一口食べて、唸りました。これが、しぞーかおでん！か！ 今まで東京で食べたものとは違います。 この甘くない甘さ…くどくないこく…ちょっと今までのおでんとは世界が違います。 店主の話では、長年毎日のように出汁を継ぎ足し継ぎ足しして、ここに至ったとのこと。 これは、驚きです。恐るべし、しぞーかおでん！ さらにこのお店ですが、おでん以外のメニューがないようです。 あ、ひとつだけ…おにぎりがありました。 これが、また、今のコンビニおにぎりに毒された身からすると、昔のおにぎりってこんなんだったよね、と言いたくなるくらいの出来栄えです。こちらもびっくりしました。 例えば、名古屋から東京まで新幹線で帰るときに途中下車してまでも、とまでは思わなくても、三島に来たら、必ず寄りたい、熱海でも沼津でも近くまで来たら、必ず寄りたいお店です。

静岡出身の友人の勧めで行きましたが、多い当たりでした。焼き芋/おにぎり等、とても美味しくて。静岡おでんも初めてだったので迷っていると、店員さんがとても親切に色々教えてくれました。親戚のおうちに遊びに来たような雰囲気で、また行きたいお店の一つになりました。

めちゃくちゃレトロな昭和感漂う雰囲気で静岡おでんが楽しめます。おでんも美味しかったけど、個人的には大学芋も美味しかったですね。