600年の歴史を伝える朝鮮王朝の宮殿「景福宮」を歩く

ソウルに残る5大宮に数えられる景福宮は朝鮮王朝建国の際に建てられた最も長い歴史を持つ宮殿です。足を踏み入れるとソウルの代表的な山である白岳山を背景に美しい宮殿が建ち並ぶ景色に圧倒されます。景福宮では、宮殿の門を開閉して行なう伝統的な守門将交代儀式や敷地内の博物館も見逃せません。このまとめでは、景福宮を楽しむための見どころをご紹介します。

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このまとめ記事の目次

景福宮ってどんなところ?

景福宮(キョンボックン)は朝鮮建国の祖・李成桂が1395年に建てた600年の歴史を誇る朝鮮王朝の正宮です。15万坪におよぶ広い敷地に200にも及ぶ建物があり、ソウルにある5大宮の中でも最大規模の宮殿です。風水地理に基づいて建てられた景福宮は、ソウルの代表的な山である白岳山の麓に建てられたそうです。

光化門

景福宮の観光は宮殿の南側に建つ正門「光化門(キョンボックン)」から始めましょう。景福宮建設の際に建てられた歴史ある正門は、数度の焼失を経て現在のものは2010年に再建されたものです。光化門前は朝鮮王朝の英雄である李舜臣(イ・スンシン)将軍、世宗大王(セジョンデワン)の銅像が建っている広大な広場になっているので、併せて見ておきたいですね。夜にはライトアップされて美しい夜景が楽しめるおすすめスポットです。

勤政殿

勤政殿(クンジョンジョン)は景福宮の中心部にある正殿で、最も重要な建物の一つです。中央には王座が置かれており、国家の重要な儀式や外交が行われた場でした。王座の背後の屏風に描かれた「日月五峰図」は1万ウォン紙幣の絵柄にもなっています。景福宮の中でも最も美しい壁面や天井の装飾も必見です。

慶会楼

慶会楼(キョンフェル)は王の寝殿だった康寧殿(カンニョンジョン)の西側にある池に浮かぶように建つ建物で、韓国で最も規模の大きい楼閣です。朝鮮王朝時代には国王が臣下と宴を開いたり外国からの使者をもてなす場として使用されていました。普段は内部まで入ることができなくなっていますが、春から秋にかけて行われる特別観覧では建物内も見学することができます。予約必須なので訪れる前にHP等で確認して行きましょう。

【特別観覧開催時期】毎年4月~10月
【予約電話番号】+82-2-3700-3904、3905(日本語)

香遠亭

景福宮の中で最も美しい景色が見られると言われるのが王の居住エリアにある香遠亭(ヒャンウォンジョン)です。朝鮮王朝末期に建てられた香遠亭は北岳山を背景に人工池に建てられた東屋で、四季折々の美しい景観が楽しめるビュースポットです。広大な景福宮を散策しているとかなり歩いた後になるかもしれませんが、ここはぜひおすすめしたい定番スポットです。

守門将交代儀式

景福宮に行くならぜひ見ておきたいのが光化門前で一日数回行われる守門将交代儀式です。朝鮮王朝時代に行われていた行事を当時の衣装に身を包んだ将校さんで再現していて、とても迫力ある儀式です。休館日の火曜日以外は行われるので、時間に合わせて訪れるのもおすすめですよ。

【公演時間】守門将交代儀式:10:00/14:00(1日2回/各20分間)
      光化門把守(守衛)儀式:11:00/13:00(1日2回/各10分間)
      守門将衣装試着体験:守門将交代儀式と把守(守衛)儀式の前後
      守門軍公開訓練:9:30/13:30(1日2回/各15分間)
      ※冬季(12~2月)/夏季(7・8月):10度以下または30度以上の日は
       光化門把守(守衛)儀式を縮小して実施(守門将交代儀式は通常通り)

景福宮へのアクセス

【名称】景福宮
【住所】ソウル市 鍾路区世宗路1-1
【電話番号】02-3700-3904、3905
【営業時間】11~2月 9:00~17:00/ 3~5月・9~10月 9:00~18:00
      6~8月 9:00~18:30※入場は閉館の1時間前まで。
【定休日】火曜日
【アクセス】ソウルメトロ3号線「景福宮(キョンボックン)駅」下車 徒歩約5分。
      ソウル都市鉄道5号線「光化門(クァンファムン)駅」下車 徒歩約10分。
いかがでしたか?景福宮は朝鮮王朝時代の歴史を肌で感じられる観光には欠かせないスポットですね。ソウルを訪れる際には、ぜひゆっくり時間をとって景福宮を歩いてみてくださいね。

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