江戸時代よりお世話になった旅人は数知れず! 究極のオーガニック薬・赤玉を求めて中山道・鳥居本宿へ。

古くから交通の要所として賑わった滋賀には、中山道や東海道、北国街道など、主要な街道の宿場町の街並みがいくつも残っています。今回はその中でも、滋賀県民おなじみの「赤玉」を販売する有川製薬がある中山道・鳥居本宿(とりいもとじゅく)周辺をご紹介します。

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かつて旅人で賑わった宿場町の風景が、色濃く残る鳥居本宿。

近江鉄道・鳥居本駅のすぐ目の前を並走するように続く中山道。古い格子の町家が多く残り、宿場町の情緒を感じることができます。この地には昔より三赤(さんあか)と呼ばれる名産があり、和紙に柿渋を塗って作られた合羽(かっぱ)。鳥居本スイカ。
そして、「赤玉」で知られる「赤玉神教丸(あかだましんきょうがん)」です。今では、合羽もスイカも売られていませんが、街道沿いには、合羽を売っていた店の看板が残り、かつての宿場町の風情を楽しむことができます。

まさに究極のオーガニック薬!? 旅のお土産には江戸時代より愛される「赤玉」を。

鳥居本宿でお土産といえば、まず名前があがるのが「赤玉」。江戸時代から胃痛や腹痛には「赤玉」と多くの旅人たちから愛され続けています。注目すべきはその原材料。もともと「薬草の宝庫」として有名な伊吹山で採取された薬草が原材料。いまでも350年の製法を継承し、生薬を配合して作られています。その効き目は、全国的に知れ渡たり、戦前まではアメリカや中国まで販路を持っていたのだとか。
中山道中の曲がり角に、有川製薬はあります。店に入ると、目の前には座敷が。かつてこの座敷は、その場で薬が飲めるように道に面して開かれていました。現在は、赤玉神教丸に含まれる素材がずらりと並んでいます。その他にも、店内には当時使っていたかまどが今も残り、お湯を沸かしてその場で薬を飲んでいた様子がうかがえます。
レトロなパッケージには一回分ずつが袋に入っています。その数は成人で15粒。数の多さに驚く方も多いですが、素材にこだわっているからこそ、その数を服用できるのではないでしょうか。昔から、滋賀の家の薬箱の常連。何かあったらとりあえず「赤玉」なんて家庭も多かったのだとか。江戸時代から続く薬を、どうぞ旅のお土産に。
滋賀の街道スポット「鳥居本宿」いかがでしたでしょうか。今も残る宿場町の雰囲気を歩きながらぜひ感じてください。この他、街道を巡った記事をMUSUBU SHIGAでも紹介していますので、ぜひご覧ください!

鳥居本宿

滋賀県彦根市鳥居本町鳥居本宿

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