行元寺は、入唐八家のひとりに数えられる僧侶・円仁(えんにん)によって嘉祥2年(849年)に創建された歴史ある古刹です。本堂や旧書院には、浮世絵の巨匠・葛飾北斎に影響を与えたといわれる彫刻師による作品など見どころの多い行元寺をご紹介します。
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行元寺とは
千葉県いすみ市にある東頭山無量寿院「行元寺(ぎょうがんじ)」は、阿弥陀如来を御本尊とする天台宗の寺院です。行元寺は僧侶円仁により嘉祥2年(849年)に創建され、天正14年(1586年)に現在地へ遷されたと伝えられており、御堂に施された見事な彫刻が大きな見どころの古刹です。
開基「慈覚大師円仁」
行元寺の開祖・円仁(えんにん)は、最澄、空海、常暁、円行、恵運、円珍、宗叡と並び、平安時代の唐に渡って密教を学んだ僧侶、「入唐八家(にっとうはっけ)」のひとりです。行元寺は嘉祥2年(849年)に「東頭山」として創建され、兵火で焼失してのち鎌倉時代初期の冷泉大納言・二階堂行元が再興したことから「行元寺」と称されるようになりました。
元祖宮彫師「高松又八郎邦教」
行元寺本堂の絢爛豪華な欄間彫刻は、江戸城改修工事で彫り物棟梁として活躍した徳川の家御用宮彫師・高松又八による「龍」「牡丹に錦鶏」で、宝永3年(1706年)の作です。高松又八は彫工島村俊元の弟子とされ、彫刻業界の名門として数多くの流派を生みました。
波の伊八「武志伊八郎信由」
行元寺の旧書院にある欄間には、“波を彫らせたら天下一品”と評されるとして「波の伊八」の異名を誇る武志伊八郎信由(たけしいはちろうのぶよし)による代表作「「波に宝珠」が施されています。波そのものの造形も見事ですが、波間に漂う宝珠がよりリアルな躍動感を表現しています。
周辺のおすすめスポット「女良食堂」
いすみ市の「伊八飯(いはちめし)」とは、“波の伊八”にちなんでいすみ市産の新鮮な魚や野菜を使用したご当地グルメです。人気提携店のひとつ「女良食堂」が提供する波の伊八めし「なめろう丼」は、フライや小鉢が付いて1,050円。他メニューも豊富でボリュームたっぷりです。
女良食堂 の基本情報
所在地:千葉県いすみ市日在1434
TEL:0470-62-1616
営業時間:7:00~20:30
定休日:火曜
アクセス:JR三門駅より徒歩19分
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行元寺へのアクセス
所在地:千葉県いすみ市荻原2136
TEL:0470-86-3816
アクセス:JR国吉駅から車で15分
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いかがでしたか?伝説の名人による彫刻が残る行元寺をご紹介しました。千葉いすみ市へお出かけの際は、ぜひ参考になさってください。