ルクソール神殿とは
中東地域最大の国家であるエジプトの都市ルクソール(Luxor)は、太陽神ラー(Ra)を崇めた古代エジプト新王朝時代の都で、遺跡が数多く残ることから“古代都市テーベとその墓地遺跡”として世界遺産に登録されています。ルクソール神殿はそんなルクソール市内を分断するナイル川の東岸に位置しています。
カルナック神殿の付属神殿
ルクソール神殿はエジプトの神々の主神“ラー”を祀る古代宗教遺跡・カルナック神殿の大神殿と約3kmの参道で繋がっており、ローマ時代にはローマ政府の基地となりました。始まりはアメン神、ムト神、コンス神などを祀る小さな祠堂で、約100年後のアメンヘテプ3世、さらに100年後のラムセス2世によって大規模な改築と増築が繰り返されました。
ルクソール神殿の見どころ①第1塔門のオベリスク
ルクソール神殿の第一塔門前に建つ高さ25mの巨大な石塔「オベリスク」は、ルクソール神殿のシンボルのひとつです。現存するのは1本のみで、もう片方はエジプトの近代化に尽力したムハンマド・アリーの時代(1833年)にナポレオンが時計台と交換でフランスへ持ち帰ってしまい、現在はパリのコンコルド広場で「クレオパトラの針」と呼ばれています。
ルクソール神殿の見どころ②ラムセス2世の中庭
ラムセス2世の坐像が鎮座する第一塔門からルクソール神殿の内部へと進んだ場所は「ラムセス2世の中庭」と呼ばれています。ヒエログリフや神々のレリーフが刻まれた74本の石柱が林立するエリアで、列柱の間に挟まっている数々の立像もやはりラムセス2世の姿を模したものです。
絶大な権力を有し、旺盛な自己顕示欲の持ち主だったと伝えられているラムセス2世ですが、現在でもエジプト人の崇敬を集める偉大なる存在です。そのミイラが劣化防止措置のためフランスへ渡った際にはパスポートが支給され、職業の欄には“ファラオ”と記載されたのだとか。永遠の命を持つエジプトのファラオならではのエピソードです。
ルクソール神殿の見どころ③大列柱廊(れっちゅうろう)
ルクソール神殿は、アメンへテプ3世とラムセス2世によって建てられたといわれています。ラムセス2世の中庭を抜けるとその先はアメンへテプ3世によって造営されたエリアで、高さ17mの大列柱廊はふたつの中庭をつなぐものです。柱は2列14本からなり、その形状から“開花式パピルス柱”と呼ばれています。
ルクソール神殿は、何世紀にもわたって高さ約15mもの瓦礫の下に埋もれていた遺跡で、フランスの考古学者のガストン・マスペロによって発掘が始まったのは1884年(明治14年)のことです。周辺は未だに発掘調査中で、全貌は明らかになっていないということです。
ルクソール神殿へのアクセス
所在地:Corniche El Nil St. Luxor, Luxor, Egypt
営業時間:6:00~22:00
料金:一般 50EGP 学生 25 EGP
アクセス:鉄道 ルクソール駅から1km
営業時間:6:00~22:00
料金:一般 50EGP 学生 25 EGP
アクセス:鉄道 ルクソール駅から1km
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いかがでしたか?聖なる都の宗教遺跡、ルクソール神殿をご紹介しました。神秘の国・エジプトへお出かけの際は、ぜひ参考になさってください。