地ビール・クラフトビールを楽しみましょう!
クラフトビールの定義
たとえばアメリカにおいては、クラフトビールの定義は「小規模なブリュワリーで作られたビールで生産量が70万kg以下のもの。クラフトビール会社以外の大手酒造メーカーに所有されていない独立的で伝統的なビール」とされています。
この定義を見て「あれ?日本じゃビール大手メーカーでも『クラフトビール』と銘打った商品を出しているじゃない?」と違和感を持ったかもしれません。ご存知の通り日本のビール業界のBIG4も「クラフトビール」を発売しています。
それらの商品を見て考えると、「クラフトビール=職人がこだわって作ったビール」という概念がそこにはありそうです。
地ビールとは
ということで、ビールを楽しむ側から見ればクラフトビールも地ビールも特に分けて考える必要などないと言って良いでしょう。
地ビール・クラフトビールの特徴と楽しみ方
このため、地ビール・クラフトビールは「100種類のビールがあれば100種類の味がある」と言えるものであり、苦味や香り、色あい、泡のクリ―ミィさ全てにおいてそれぞれに違った特徴を持っており、多様性に富んでいます。
この多様性を楽しむことこそが、地ビール・クラフトビールの愉しみと言えるでしょう。
醸造所で出来立ての地ビール・クラフトビールを味わえるお店5選
実は福岡は「酒どころ」
地元福岡の人達でも一部の人を除いて意外と多くの人が「福岡が酒どころである」というイメージを持っていないかもしれません。「酒呑み」や「酒好き」の人間が多いというイメージはお持ちだと思いますが。
しかし事実は違います。確かに2009年時点では日本酒を製造している酒造メーカー、酒蔵は75ヶ所までその数を減らしてしまっていますが、1963年の時点では倍以上の162ヶ所もありました。
かつて福岡は、「灘(兵庫)」や「伏見(京都)」と並び「日本三大酒どころ」として知られていたのです。
ところで、皆さんもご存じだと思いますが、ビールは日本酒やワインと同じ「醸造酒」です。日本各地の地ビール醸造所の多くが元々日本酒の醸造所だったという事実も、同じ醸造酒なのでビールの製造を始めたというのが裏側にあります。
福岡には地ビールの醸造所もたくさんあります
①博多地ビール杉能舎/糸島エリア
杉能舎は歴史のある日本酒酒造で北部九州では初のビール製造免許を取得した蔵です。ここで醸造される「博多地ビールはインターナショナルビアサミットで何度もゴールドメダルに輝いたビール。
その美味しい地ビールを楽しみにいくついでに、酒蔵で日本酒を試飲したり、人気商品であるヨーグルト梅酒や酒粕パンをお土産に買って帰るというのもおすすめです。
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②べんがら村ビール/八女エリア
その数ある施設の1つが地ビール工房。八女は農作物が豊富に摂れるエリアでお茶どころであるだけではありません。
フランスで開かれている世界最大級のワイン品評会インターナショナル・ワイン・チャレンジの日本酒部門で最優秀賞を受賞したことで知られる「喜多屋」をはじめとした人気の酒造が数多くある酒どころでもあります。
ベンガラ村で日本唯一の「八女茶風呂(天然温泉)」に漬かったあとに飲むお風呂上がりの地ビールはこの上ない贅沢。その帰りに八女の獲れたての農産物や八女の農産物で作られた加工品をお土産に買って帰れば、至福の一日となるでしょう。
住所:福岡県八女市宮野100
電話番号:0943-24-3339
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③門司港地ビール工房/門司港駅徒歩5分
その雰囲気を踏襲、さらに雰囲気を高めるような石造りのレトロな建物で佇むのが「門司港地ビール工房」です。建物は3階建てで1Fがジンギスカン専門レストラン、2Fがビール工房、3Fが一般的なビアレストランという作り。
ここで作られるビールは、ヴァイツェン、ペールエール、ラガー、特別醸造ビールの4種類があり、いずれも「本場ドイツのクラフトビールにも負けないおいしさ」と、体験した人の多くがリピーターになっているという人気ぶりです。
そんな秀逸な地ビールの出来立てのおいしさとともに味わえるのが、小倉発祥の「焼きうどん」や小倉・北九州名物「糠床だき」、門司港名物「焼きカレー」といった人気のキタキュウめしやビールと相性抜群のやきたてのピッツア、ウインナー、ジャーマンポテトなどの定番メニューの数々。
昼間、昭和な港の絶景を楽しみながらおいしい地ビールと料理を楽しむのも良し、よる美しい夜景を楽しみながらゆっくりディナーをいただくのも良し。間違いなくおすすめできる福岡を代表する地ビール・クラフトビールを楽しめるお店です。
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④オークラブルワリー/地下鉄中洲川端駅直結
ホテルオークラのホテル内のレストランとなると「お高いんじゃないか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、お値段は街のビアホールと変わらない安心プライスとなっています。
ここで食べるべきは、このお店の正式な名称が「地ビール&ピッツァ オークラブルワリー」となっていることからも分かる通り店内の本格的石窯で焼き上げられるミラノ風ピッツア。
生ハムやビンチョス、ラタトゥイユなどのメニューもありイタリアンレストランとしてでも十分に楽しめそうなお店です。
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⑤THE BREWMASTER/地下鉄別府駅徒歩3分
その醸造タンクをガラス越しに眺めながらおいしい出来立ての地ビールを味わえるのがここ「THE BREWMASTER(ザ ブルーマスター)」。
このお店はホップの利いた苦味と甘味、そしてフルーティさで人気の「ブルーマスタービール」以外にも有機珈琲豆使用の「ヒーリングタイム」の他、福岡名物「あまおう」を贅沢に使った「あまおうノーブルスウィート」などフルーティな香りを楽しめる「フルーツエールビール」を季節ごとに味わうことができます。
本末転倒な話かもしれませんがビールが苦手という方でも楽しめるお店。ビールが大好きなあなたが、「正直ビールはあまり得意ではない」という友人と一緒に行くには最適なお店だと言えるでしょう。
■住所:福岡県福岡市城南区別府1-19-1
■電話番号:092-841-6336
詳細情報は下記リンクから
色々な地ビール・クラフトビールを楽しめるお店15選
しかし冒頭でもご紹介したように地ビール・クラフトビールの愉しみ方は、日本全国の色々な地域の地ビールや世界各国のクラフトビールをいくつか飲み比べてその多様性を味わうというのももう1つの大きな魅力です。
ここからは「醸造所で飲めるお店」に続いて「何種類かの地ビール・クラフトビールを楽しめるお店」を15選でご紹介します。