ヴァトナヨークトル氷河 〜火と氷の国、アイスランド〜
世界には、まるでファンタジーの世界のような場所が存在します。その一つが、アイスランドにあるヴァトナヨークトル氷河です。
アイスランドは国土の約11%が氷河に覆われています。そのうちの最大面積を誇るこのヴァトナヨークトル氷河の内部には、スーパーブルーと呼ばれる、青く光輝く氷の洞窟が存在します。
この氷の洞窟が青い理由は、気が遠くなるような年月をかけて氷河が雪の重みで圧縮され、非常に純度の高い氷になっているからです。そのような氷は光が気泡で乱反射することが無く、太陽光の中の青い光を透過するのです。
1枚目の写真は、そんな氷の洞窟に燃えるような朝焼けが差し込み、まさに火と氷の国であるアイスランドを象徴するかのような光景になっており、私の一番のお気に入りです。
ヴァトナヨークトル氷河へは、首都であるレイキャビクから300㎞以上離れているため、少なくとも1泊2日はかかります。
私はレンタカーを借りて近くまで行ってから現地初のツアーに参加しましたが、アイスバーンを6時間以上運転しなくてはならない上に、中央分離帯も何もない道を時速100㎞近くで対向車とすれ違うことも多々ある為、運転に自信のない方にはお勧めできません。
そんな方には、レイキャビクからツアーも出ているのでそちらを利用することをお勧めします。
※レンタカーで行っても氷河へはスーパージープでしか立ち入れないので、いずれにしてもツアー予約は必須です。
氷の洞窟に入ることができるのは冬季限定となっており、その時の天候や気温によって現地ガイドが入場可否を判断します。私が初めてアイスランドを訪れた年は暖冬の影響で氷が溶け出しており、氷の洞窟に入ることができませんでした。それでも、よく映画の撮影で使われるほど自然が美しく、食べ物もオーガニックでとても美味しかった為、苦労してでももう一度チャレンジするに至りました。
ここでは語り尽くせませんが、アイスランドはとても魅力に溢れる国なので、非日常が味わえる旅先として全力でお勧めします!