やばいですね。村中がこんな風にペイントされてるって信じられますか⁉︎ このエネルギッシュで奇想天外なアートが、まさか当時86歳の黄じいさんただひとりで始められ、その後数年描き続けたという事実をどう受け止めますか!? もう、神がかりとしか言いようがないですね。そんな謎とパワーで満ちたスポット、彩虹眷村の概要と、行き方をご案内いたします。
情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。
『彩虹眷村』はこんなとこ。スゴイ、笑える、とりあえず見て!
世にも稀すぎるこのアートが生まれた理由は、まさかの……!
『彩虹眷村』は、スーパーハイテンションで、キッチュな絵が、村を埋めつくしている、世にも珍しい村。
この絵は全て、ここの住人「黄じいさん」ただひとりの作品だとは、とんでもない熱量ですね。しかもじいさんが描き始めたのは2008年で、86歳だったというから、またびっくり。その後数年間、描き続けていたそうです。さらには描き始めた理由がまたすごい。
『暇だったから』。
訳わかりません(笑)。
ちょっとココロを落ち着けて、モチーフの詳細を見だすと、全てが摩訶不思議生物すぎて笑えてきます。躊躇や臆病はスパッとスルー。思うままに描いて描いて、打算もきっかりスルーした結果の、打算みたいなのが痛快です。エネルギー高すぎます。元気しか出ません!
しかも、このアグレッシブすぎる村の住人さんが、数人のお年寄りだけとか。なんか全てが笑えてハッピーです。
ついでに?! 恋愛成就祈願もできる
粋な黄じいさんは、カップル写真の背景用に『永結同心』『LOVE』『百年好合』なる言葉を添えた撮影スポットも描きました。いかにも恋愛運アップにつながりそうなです? 信じて撮影すれば、いいことあるかもしれません。
彩虹眷村の夜がまたいい、別世界
夜のしっとりした空気が、キッチュでエネルギッシュな村を包み込むと、なんとも異次元的な空間に見えてきます。美しいような、楽しいような、神がかっているような、不気味なような……。昼とは全く趣の違う姿を見せてくれるなんて、とても魅力的な村ですね。
黄じいさんご本人にあえるかも?!
村の中でハンチングのご老人を発見しましたよ。もしや?!
はい、彼こそは、絵を描き続けた当の本人、黄じいさんでした。神がかった方なのか、ちょっと近より難いアーティストなのとか、いろんな想像をしましたが、とっても気さくな方でした。
ニコニコしながら名刺を配りまくっておられましたし(笑)。
しかも黄じいさんは、ご自身の絵がモチーフになったお土産グッズに埋もれていました。
ポストカードやステッカー、ノートやらTシャツに傘に……種類が豊富! どれもポップでキッチュでかわいい仕上がりです。ひと味違う台湾土産として喜ばれそうです。
感動したアートの主に、その場で逢えるとは! うれしいことですね。買ったハガキにサインもしてくださいました。
『彩虹春村』が世に知られたきかっけは
この村は、はじめ地元の人の間で話題になって、徐々にSNSで広まり、今ではこうして噂を聞きつけた外国人観光客も訪れる観光スポットになっています。
実は、じいさんが描きはじめたときには、村ごと取り壊されることになっていたとか。でも、巷で人気のスポットとなったため、取り壊し計画は白紙になったとか。黄じいさんスゴイです!
台中駅からバスで。行き方はとってもシンプル
この村は「台中郊外」にありますが行き方は簡単、台中駅前から『27番』バスに乗ればいいだけです。
*台中駅までは、台北からバスで2時間、「台湾新幹線(高鉄)+台鉄」で1時間半弱。
『台中火車站』バス停(写真上)から乗って、下の路線図の①『嶺東科技大学(嶺東路)』で降り、そのままバスの進行方向へ歩いて行けば道の右手側にあります。
降り過ごしてしまったら、②『嶺東科技大学(永春南路)』で降りても全然問題ないですよ。下の地図のように、1回右折すれば①に行き当たりますから。
また、バスから降りたときには帰りのバスの時刻表を写メしておくと吉です。
え、村の目印は何かって?
まっすぐ歩いていれば、わかります。絶対、わかります。
あの、ド派手な村が、急に道端に現れるのでね(笑)。
キッチュで、シックで、キュートで、どこか不気味さもあり。
神がかった村のようで、経済まわる資本主義社会でもあり。
バランスを欠いたバランスが、とってもすてきすぎる矛盾でした。
きっと、絶対、すっごいパワーをいただけます。
新スポットというだけで、うれしくなれるミーハー効果もあります。
熱烈オススメです!ぜひ人が押し寄せる前、今のうちに訪れてみてください。