とびっきりユニークな旅を!アフリカ大陸の楽園ケープタウンの魅力とは

あの『ニューヨークタイムズ』紙の「訪れたい都市」第1位にも選出された「ケープタウン」は、アフリカ大陸、最南端に位置する国際都市。周囲を海と山に囲まれ、圧倒的な大自然に触れられると同時に、各国からの商人と南アフリカに住む現地の人々との交流の結果として作り出された独自のエネルギッシュかつモダンな文化を味わえる場所でもあります。今回は、そんなケープタウンの魅力をご紹介します。

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このまとめ記事の目次

アフリカ大陸、最南端の都市「ケープタウン」

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アフリカ大陸には「成功者は南へと向かう」という言葉があるそうですが、アフリカ大陸のまさに最南端に位置する都市が「ケープタウン」。山と海に囲まれた自然豊かなケープタウンは、南アフリカ共和国(以下、南アフリカ)の玄関口ヨハネスブルグから南西に飛行機で2時間ほどの距離に位置します。
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2014年には『ニューヨークタイムズ』紙の「訪れたい都市」第1位にも選出された世界的に人気の旅先でもあるケープタウンは、1652年以降、南アフリカ最大の貿易港として栄え、かつてのオランダ東インド会社の拠点ともなり、世界中から商人たちが集まりました。

その面影を今に残す「歴史的な都市」であると同時に、美食レストラン、おしゃれなカフェ、ワイナリーが集まる「モダンでおしゃれな都市」という魅力的な二面性を持っています。今回は、そんなケープタウンの魅力を一挙にご紹介します。

魅力1:新世界7不思議の一つ「テーブルマウンテン」からの絶景

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その名のとおり、「テーブルマウンテン(Table Mountain)」は、まるで神々の食卓のような神秘的な形をしています。かつて海面下にあったとされており、新世界7不思議にも登録されている南アフリカで最も有名な観光名所の一つです。

1086メートルの高さがあり、頂上まではロープウェイで登ることもできますし、階段になったハイキングコースから登ることもできます。頂上と地上とでは気温に差があり、夏でも夕方は冷えるので、登る際は、なにか羽織れるものを持っていくことをおすすめします。
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頂上から眺めるケープタウンのパノラマビューはまさに絶景。ケープタウンの気候は変動が激しいので、晴れたタイミングに逃さずに行くと良いでしょう。テーブルマウンテンの山頂部をきれいに覆う雲は「テーブルクロス」とも呼ばれているので、雲がかかっている時には、下からの景色も是非お楽しみください。
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復路のロープウェイは通常日没後まで稼働しているので、テーブルマウンテンから日没を鑑賞することができます。
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ケープタウンの中心地にほど近い「シグナルヒル」は、夕日と夜景のベストスポット。山側に座れば、テーブルマウンテンを街中からとは違った角度で眺められ、海側に座れば、大西洋と眼下に広がるケープタウンの街並みを見渡すことができます。

魅力2:とびきりフォトジェニックな「ボカープ」の街並み

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南アフリカにおける民族コミュニティの一つ、ケープマレー文化の歴史的な中心地となっているのが「ボカープ(Bo-Kaap)」エリア。シグナルヒルの斜面に位置しているこの地は、重要文化財にも指定されています。
一説によると、かつて世界各地から連れてこられた労働者たちは、白い洋服のみを着ることが許されていましたが、アパルトヘイトが撤廃され自由位なったことを祝福してボカープエリアの住民達がカラフルに家を塗り始めたのが始まりと言われています。
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このエリアにはかつてオランダ人によってマレーシアやインドネシアなどのアジアおよびアフリカ諸国から労働者として連れてこられたケープマレーと呼ばれる人々の子孫が集まっています。そのため、この地域にはモスクやケープマレー料理屋さんが多くあります。

魅力3:「V&A ウォーターフロント」からのサンセットクルーズ

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かつて南アフリカ最大の貿易港として世界中から商人が集まったとされる「V&Aウォーターフロント(V&A Waterfront)」。現在は、多くの有名レストランやショップが集まる、観光客や地元の人々に人気のスポットとなっています。

港を眺めながらシーフードランチを堪能し、お土産探しが終わったら、サンセットクルーズで夕日に染まったケープタウンを鑑賞しながらシャンパンに酔う・・・なんて過ごし方ができる場所です。
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ウォーターフロント内にあるショッピングセンターには、南アフリカ中から集まる工芸品がずらりと揃っており、お土産を探す際にはピッタリの場所。
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隣接するフードマーケットには南アフリカ産ワインやチーズ、ビルトン(※)などが、ずらり。オシャレなカフェなどもあり、ショッピング後に一息つくにも最適です。


※ビルトンとは、干し肉(ジャーキー)のことで、南アフリカ定番の人気おつまみです。種類が豊富で、ビーフはもちろん、鹿やダチョウ、インパラ、ワニなどもあるんです。日本で食べるジャーキーよりも、しっとりと柔らかく、塩、コショウ、コリアンダーのスパイシーな味付けが特徴です。是非食べてみてくださいね。
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ショッピングと美食を堪能したら、いよいよサンセットクルーズに。様々な旅行会社がツアーを提供しており、ヨットからクルーザーまで船のタイプも多様な選択肢から選べます。ちなみにチケットは、事前にホテルもしくはウォーターフロント内にあるチケットオフィスで予約しておくと安心です。
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クルーザーから眺める夕日に赤く染まったテーブルマウンテン。自然が織りなす絶景を鑑賞しながらゆっくりと流れる海上での時間が楽しめます。
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ウォーターフロント内にある観覧車。ここからケープタウンの夜景を堪能できるということもあって、観光客や地元のカップルに人気。食後は観覧車に揺られながら夜景を楽しみつつ一息つくのもよいでしょう。

魅力4:独自のブドウ品種も!洗練された「ワインランド」

提供:南アフリカ観光局
おいしいワインが作られるワイナリーへの小旅行も、ケープタウンを訪れたら是非、体験したいもの。ケープタウンから日帰りで訪れることができる「ワインランド」と呼ばれるエリアの中心となるのは、ステレンボッシュ、パール、フランシュフックの3つの町で、周辺にはたくさんのワイナリーがあります。ワイナリーを見学したり、ワインの試飲や食事を楽しむことができるんです。
提供:南アフリカ観光局
中には美しいブドウ畑を馬に乗って巡れる場所も! 多種多様なブランドがありますが、注目は南アフリカ独自のブドウ品種「ピノタージュ」で作られた赤ワイン。周囲には、地元産のワインと合うお料理を出す名レストランも多いので、訪れる際にはスケジュールをゆっくりとって、目やも舌も存分に楽しませてきてくださいね。

魅力5:アフリカ最南西端「喜望峰」を有するケープ半島の大自然

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洗練された都市でありながら、町なかから1時間程度、車を走らせるだけで、圧倒的な大自然に出会えるのもケープタウンの魅力。壮大な自然が広がる「ケープ半島」は、テーブルマウンテン国立公園と世界遺産であるケープ植物区系保護地域内にあります。
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こちらは、いつかは訪れてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。アフリカ大陸最南西端に位置する「喜望峰 (Cape of Good Hope)」。 かつて大航海時代にヴァスコ・ダ・ガマがインド洋航路を発見したときに、「ポルトガルに希望を与える」という意味でこの名がつけられたと言われています。
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その喜望峰を臨む最高のビューポイントが「ケープポイント(Cape Point)」。ここは大西洋とインド洋が交わる場所でもあります。頂上にはケーブルカーでも登れますが、歩いても15〜20分ほどのコースなので、海を眺めながら目指すのもおすすめ。頂上の灯台からの壮大なパノラマは絶景です。
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ちなみに頂上に登るケーブルカーの入口前には半島から海を一望できるレストランもあり、シーフード料理と南アフリカの伝統的なデザートを食べながら南アフリカ産のワインが楽しめます。このレストラン以外にも、このエリアにはシーフードをメインに食べさせる店が多く所在し、海を眺めながら南アフリカ産のワインと共に新鮮な魚介類を楽しむのが定番です。
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ケープ半島では、ほかにも、固有の植物や、ペンギンやアザラシといった水族館でしか見たことのないような動物たちに出会うチャンスも。また、保護区内に入るには入場料が必要なため、休日でも比較的すいており、ビーチを楽しみたい人にとっても穴場的な存在になっています。ウインドサーフィンに興じる人々の姿を見ているだけでも気持ちが弾みますね!

魅力6:可愛すぎる「ボルダーズビーチ」のペンギンたち

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ケープタウンにはペンギンが生息するビーチが幾つかありますが、最も人気なのがこの「ボルダーズビーチ(Boulders Beach)」です。ペンギンを水族館でしか見たことがない方も多いかと思いますが、ここは自然の中で暮らす可愛らしい野生のペンギンたちに出会える世界でも珍しい場所となっています。
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ボルダーズビーチは海水の温度が平均15度と、暑いアフリカ大陸にしては低めの水温になっており、それがペンギンにとって暮らしやすい理由の一つになっているのだそうです。愛らしい姿を写真に撮りはじめたら、夢中になって時間の過ぎるのを忘れてしまいそう。良い写真を撮ろうと必死になって、ペンギンたちを驚かせてしまわぬよう注意してくださいね。

いかがでしたか?

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アフリカ大陸の楽園である南アフリカのケープタウンの魅力をご紹介してきましたが、いかがでしたか? ケープタウンでは豊かな大自然のみならず、多様性あふれる文化、そしてそれが織り成すユニークなひとときを味わうことができます。

2017年3月現在、南アフリカ通貨が円に対して安くなっていることもあり、今まで以上に観光しやすくなっているので、是非、次の休暇の行き先に、ケープタウンを検討してみてくださいね。
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