音楽の都ウィーンに行きたい!丸ビルで素敵すぎるVR体験イベント開催

モーツァルトやシューベルト、シュトラウスにハイドンといった偉大な音楽家を輩出した街、オーストリアのウィーン。その美しい調べを、みんなで奏でられるユニークなバーチャルリアリティイベントが2017年3月24日〜26日の期間限定で東京・丸ビル1階の「マルキューブ」で実施されました。有名オケの一員になったかのような感覚で素敵な音楽を生み出せる体験に、会場は大盛り上がり。イベントの一部をレポートいたします。

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このまとめ記事の目次

独特のリズムを感じる美しき音楽の都ウィーン

出典:www.youtube.com

In the Rhythm of Vienna - 360° - YouTube

Discover the facets of Vienna from the spectacular perspective of the 360° format – with our video clip "In the Rhythm of Vienna". Find all info about Vienna...

美しき音楽の都、オーストリアのウィーン。モーツァルトやシューベルト、ハイドンにマーラーといった偉大な音楽家を輩出したこの街では、今も独特の音楽のリズムを日常の中に感じることができます。
馬車を引く馬の蹄の音やテンポと呼応するかのような交響曲や歌曲のリズム。街では年間に1万5000を超える多種多様なコンサートが開催され、毎夜1万人もの音楽ファンがクラシックコンサートを鑑賞するとも言われています。
(c)WienTourismus / Christian Stemper
夢のように素敵な設えで誰しもがときめかずにはいられない「ウィーン国立歌劇場」をはじめ、「楽友協会」「コンツェルトハウス」「アン・デァ・ウィーン劇場」など街には120にものぼる劇場があり、オーストリア国内のみならず、毎年、世界各国から多くの人々が訪れ、数百年も前の時代を生きた音楽家たちも同じく感じたであろう空気感や光景の中で奏でられる美しい調べに酔いしれるのです。

一流オケの音を奏でられるVRイベントを「マルキューブ」で開催

©M.Kumekawa
そんなウィーンの空気感を東京にいながらにして感じられるVR(ヴァーチャルリアリティ)イベントが、今月の3月24日(金)〜26日(日)に東京駅近くの丸ビル1階「マルキューブ」で開催されました。
「オーケストラになろう. ウィーンになろう」と題されたこのイベントでは、なんとご自身もオケのメンバーになったかのような感覚で「美しく青きドナウ」「クラップフェンの森で」「皇帝円舞曲」「もろびと手をとり」などの名曲を奏でることが!
©M.Kumekawa
会場に備えられた12脚のイスが、それぞれが「ヴァイオリン」「ホルン」「ティンパニ」などフルオーケストラの各パートを担当する仕掛けになっており、イスに座ると各パートごとの音が映像とともに流れはじめます。
人が集まり、12のイスがすべて埋まると、それぞれが奏でる音が一つになり、オーケストラのメロディーになるという仕組み。しかも実際の演奏を担当したのは、ウィーン3大オーケストラの一つ「ウィーン放送交響楽団」という豪華版。

写真はイベント初日に行われた「オープニングセレモニー」の1場面。開会の挨拶の後、ウィーン在日代表部のミヒャエル・タウンシュマン代表のとフーベルト・ハイッス駐日オーストリア大使が、獨協埼玉中学高等学校吹奏楽部の生徒さんと共にデモンストレーションを行いました。
(c)WienTourismus / Peter Rigaud
さらに会場では、“ヴァーチャル・リアリティ・グラス”をつけて、ウィーンの街並みを360度の映像を眺めながら“歩く”体験も。どこを切り取っても絵のように美しいウィーンの光景に、うっとりと見惚れている方々がたくさんいらっしいました。

クラシックからEDMまで多彩な音楽に会える街

(c)WienTourismus / Peter Rigaud
そんなウィーンはクラシック音楽の殿堂とのイメージが強いかもしれませんが、実際に足を運び触れられる音楽の種類は、伝統的なものには留まりません。
「フレックス」「フルック」「プラーターサウナ」といったクラブには国際的なEDM(エレクトリックダンスミュージック)のDJがおり、ヨーロッパ最大の無料オープンエアパーティー「ドナウインゼル・フェスティバル」や「ポップ・フェスティバル」、世界のスターが集まるエイズ・チャリティ・イベント「ライフ・バル」などを目的に、各国から例年、数百万人の新しい音楽ファンもやってきます。
(c)WienTourismus / Lois Lammerhuber
もちろんクラシック音楽は言うにおよびません。たとえば、ウィーン3大オーケストラの一つ「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」のニューイヤーコンサートは90カ国で5000万人がテレビ中継を楽しむ世界に冠たるイベント。ファンならずとも生涯に一度は直接に現地のコンサートホールで聴いてみたいですよね。
(c)WienTourismus / Lukas Beck
1498年に創設された「ウィーン少年合唱団」は、世界最古の少年合唱団。その透明な歌声は心の奥底までしみわたり、至上の安らぎを与えてくれます。
(c)WienTourismus / Peter Rigaud
憧れの舞踏会も。“ワルツの都”とも言われるウィーンでは、例年1月から3月にかけての舞踏会シーズンには450の舞踏会で2000時間におよびダンスが楽しまれるのだとか。
(c)WienTourismus / Willfried Gredler-Oxenbauer
そんなウィーンのワルツの代表曲といえば、そう。マルキューブのVRイベントでも“演奏”することができるヨハン・シュトラウス2世の「美しく青きドナウ」ですよね。
実はこの曲、今年2017年に初演から150年を迎えるんです。ウィーンではこれを記念し、「シュトラウス・ミュージアム」や、市庁舎の図書館での特別展示も行われています。

ウィーンの音楽のリズムを感じよう!

(c)WienTourismus / Peter Rigaud
いかがでしたか? 音楽ファンも、そうではない人も。耳にすれば、きっとどこか懐かしくまた聴きたくなってしまう。そんなオーストリア・ウィーンへぜひ旅に出てみてはいかがでしょうか。
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