本場のラーメン凄すぎ!豊かな食材が生んだ中国・江蘇省のおいしすぎる麺料理13選

ラーメン好きの皆さんなら、本場・中国で一度は、多種多様な味わいの麺料理を思う存分、食べてみたいとおもっているのではないでしょうか? そんな皆さんに今回は、中国・江蘇省の各市ごとの“ご当地麺”をご紹介します。魚介類を中心に、食材の豊富な江蘇省ならではの、創意工夫あふれるおいしい麺の数々を、今すぐ食べに行きたくなること間違いなしです!

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このまとめ記事の目次

みなさん、中華料理は好きですか?

みなさん、中華料理は好きですか? ひとくちに「中華料理」と言っても、上海料理に広東料理、四川料理に湖南料理など、中国の地域ごとに多種多様な味わいがあり、また、高級食材を使ったレストランからテイクアウトの餃子まで、 日本でも幅広い選択肢が定着していますよね。特に「ラーメン(拉麺)」は日本国内で独自の発展をし、味噌ラーメンや豚骨ラーメンなど日本ならではの味もたくさん生まれています。 shutterstock

みなさん、中華料理は好きですか? ひとくちに「中華料理」と言っても、上海料理に広東料理、四川料理に湖南料理など、中国の地域ごとに多種多様な味わいがあり、また、高級食材を使ったレストランからテイクアウトの餃子まで、 日本でも幅広い選択肢が定着していますよね。特に「ラーメン(拉麺)」は日本国内で独自の発展をし、味噌ラーメンや豚骨ラーメンなど日本ならではの味もたくさん生まれています。

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そんなラーメンを、一度は本場で味わってみたい! 今回はそうした想いを持ったみなさんに向けて、中国の多種多様な麺の魅力をご紹介します。

取り上げるのは上海に隣接し、南京を省都とする江蘇省の麺13選。いくつもの河川や湖沼があり、海にも接する江蘇省は、魚介類はじめ、中国のなかでも有数の食材の宝庫。そんな江蘇省ならではのご当地麺の数々を、どうぞお楽しみください!

①皮肚面(ピードウメン)「南京市」

提供:江蘇省観光局
まずご紹介するのは、省都・南京の「皮肚面」。「皮肚」とは茹でた豚の皮を乾燥させてから油で揚げたもののことです。もとはパリパリしたおせんべいみたいな食感ですが、麺と一緒にスープの中に入れることで、柔らかな独特の食感に変わります。

ベースのスープはラードをつかった香ばしいもの。そこに大量の皮肚のほか、豚肉、ホルモン、チンゲン菜、卵、トマトなどが具だくさんに入ります。南京には専門店が多くあり、店によってはラー油をつかったピリ辛スープのところもあります。

②広福寺素面(グアンフーシースウメン)「無錫市」

続けてご紹介するのは、無錫市を代表する観光スポットで、まるで海のように広大な湖である「太湖」のほとりの「黿頭渚公園(げんとうしょこうえん)」で食べられる「広福寺素面」。その名のとおり、広福寺というお寺の境内にある「広福寺素面館」で食べられます。お寺が運営するお店だけあって、ここで出されるのは動物性の食材を使わない「精進料理」。広福寺素面は、澄んだあっさりめのスープにメンマ、キクラゲなどの具材をトッピング。ゴマがふりかけられ、風味の良いヘルシーな麺です。 提供:江蘇省観光局

続けてご紹介するのは、無錫市を代表する観光スポットで、まるで海のように広大な湖である「太湖」のほとりの「黿頭渚公園(げんとうしょこうえん)」で食べられる「広福寺素面」。その名のとおり、広福寺というお寺の境内にある「広福寺素面館」で食べられます。

お寺が運営するお店だけあって、ここで出されるのは動物性の食材を使わない「精進料理」。広福寺素面は、澄んだあっさりめのスープにメンマ、キクラゲなどの具材をトッピング。ゴマがふりかけられ、風味の良いヘルシーな麺です。

③羊肉面・板面(ヤンローメン・バンメン)「徐州市」

提供:江蘇省観光局
こちらは徐州市の「羊肉面」。徐州では、夏の最も暑い時期に羊肉を食べる習慣があり、俗に「羊のスープを1椀飲めば、名医に処方してもらう必要なし」とも言われています。羊肉面は、そんなスープに、板のように太い平麺(板面)が入った麺料理で、たっぷりの唐辛子に香菜、そしてお好みでピリ辛のラー油をかけていただきます。
提供:江蘇省観光局
ちなみに徐州では同じ平打ちの麺を牛肉のスープで食べる「板面」も定番。こちらも、たっぷりの唐辛子に、鮮やかにかけられたラー油で、アクセントをつけていただきます。

④銀糸面(インシーメン)「常州市」

提供:江蘇省観光局
うってかわって絹糸のように細い繊細な麺が特徴の常州市の「銀糸麺」は、なんと100年を超える歴史を誇る伝統の味。小麦粉に卵を入れ、絹糸のように細く、銀のように潔白な色に仕上げた麺に、スープはタウナギや豚骨、鶏ガラ、魚介でとった贅沢なもの。具材は長ネギ程度なので、一見すると質素な食事にも思えますが、旨味のあるスープが繊細な麺とあいまった、究極とも言える麺料理なんです。

⑤蘇式湯面・奥灶面(スウシタンメン・アウゾウメン)「蘇州市」

いまも美しい運河が街のいたるところに張り巡らされ、“東洋のヴェネチア”の異名をとる蘇州市の名物が、江南地方を代表する麺料理といっても過言ではない「蘇州面」。さまざまな具材をスープと麺が入った碗にトッピングして自分流の味わいにしながらいただくスタイルで、「蘇式湯面」とも呼ばれています。具材はタウナギや小海老、青菜などお好みで。蘇州はもちろん、上海や中国各地に専門店があります。
奥灶面 提供:江蘇省観光局

奥灶面

もう一つ、蘇州市の東側に位置する昆山名物の「奥灶面」もご紹介しましょう。奥灶面は、清代に乾隆帝が江南を訪れた時に名声を得たといわれる由緒ただしい料理。「中国十大麺」の一つにも数えられています。濃厚な魚介スープに青魚の唐揚げがダイナミックに載ったものと、白湯スープにダックが載ったものがあります。濃厚なスープながら脂っこくはなく、上品な味わいです。

⑥跳面(ティアウメン)「南通市」

提供:江蘇省観光局
南通市の「跳面」は「曹頂の麺」と呼ばれる手打ち麺です。とてもコシのある麺で、古くから漢族の軽食として食べられていました。
明の時代で軍功を挙げた英雄・曹頂が、小麦粉を扱う食品店で働いていた時に、めん棒の一方を固定して体重をかけて生地をこねたところ、ひと味違う麺が完成。この作業では体が上下に跳んでいるように見えるため、客に麺の名称をたずねられたときに笑って「跳面」と答えたいうのがそのはじまりと言われています。

⑦炒面(チアウメン)「連雲港市」

提供:江蘇省観光局
連雲港市で一番おいしいのは、汁なしの中華麺「黄記炒面」です。小さなお店ですが、味は代々受け継がれてきた絶品なんです。豆瓣醤で味付けされた牛肉や豆もやし、キャベツが入り、シャキッとした食感とピリ辛感がマッチ。出汁をすった麺もおいしく、ほかの焼きそばとは違う味わいです。日本の焼うどんに近いかもしれません。

⑧魚湯面(ユウタウンメン)「塩城市・東台」

提供:江蘇省観光局
塩城市の「魚湯面」は、もともとは宮廷料理の一つ。まるで牛乳のように白濁したスープは魚で何度も熱湯を足しながら丹念にとったもので、とっても濃厚な味わいです。贅沢なスープを活かすため、具材は鮒(フナ)と青ネギのみのシンプルなもの。麺は極細で長いのが特徴です。

⑨陽春面(ヤンシュンメン)「揚州市」

提供:江蘇省観光局
揚州市の人たちが日常的に食べているのが「陽春面」。時間の節約のために具材を入れないスープと麺のみのラーメンで、通勤前の朝食としてよく食べられています。陽春面という名前は、1杯が10文程度の値段であることと、陰暦10月の小春日和にかけて、そう呼ばれるようになったとのこと。あっさりめのスープでシンプルな麺料理です。

⑩鍋蓋面(グオガイメン)「鎮江市」

提供:江蘇省観光局
鎮江市の「鍋蓋面」は、ラーメン通にはよく知られた麺で、「中国十大麺」の一つにも数えられています。豚肉、牛肉、豚レバー、卵など様々な肉がトッピングされたガッツリとした麺料理。よくあるもののように思えますが、実は麺を茹でる行程に特徴があるんです。
提供:江蘇省観光局
それがこちら。麺を茹でる際、麺の上に落し蓋のように木のフタをのせることで麺のコシを強くします。木のフタは杉材が使われるのが定番で、それにより杉の香りが麺にうつって独特の香りになるのも特徴です。

⑪干拌面(ガンバンメン)「泰州市」

提供:江蘇省観光局
泰州市の「干拌面」は、いわゆる和え麺(あえめん)。麺に濃い魚のスープや油、たっぷりの具材を混ぜ込みながらいただきます。麺は太いものも細いものもあり、混ぜ具合によって味の濃淡を楽しめるのも面白い麺料理。泰州では、主に朝食に食べられています。

⑫九鮮面疙瘩(じゅセンメンゲーダー)「宿遷市」

提供:江蘇省観光局
宿遷市の「九鮮面疙瘩」は、その名のとおり、9種類の具材が入ったラーメン。「面疙瘩」とは小麦粉がダマになったような不揃いの麺のことを指します。青菜にソーセージ、皮肚、トマト、キクラゲなどたっぷりの具材。ラーメンにソーセージというのはユニークですね!

⑬長魚面(チャンユウメン)「淮安市」

提供:江蘇省観光局
最後にご紹介するのは、淮安市の「長魚面」。淮安は長江・淮河流域の代表的な味である「淮揚料理」の発祥の地のひとつで、淮河でとれるタウナギやザリガニなどの料理の数々が名物になっています。

そのタウナギを使った麺料理が「長魚面」。そう、長魚とはタウナギのことなんです!骨をとったタウナギを唐辛子やニラなどと炒め香りも良い一杯に。淮安には長魚面を出す店がいくつもあります。

いかがでしたか?

提供:江蘇省観光局
いかがでしたか? 多種多様な味わいがあり、どれも魅力的な、中国・江蘇省の麺料理を味わいに、是非、皆さんも次の旅の計画をしてみてくださいね。
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