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ついつい食べちゃう!江蘇省に行ったら食べたいおすすめおやつ10選

美食の地として知られる江蘇省では「おやつ」も欠かせません。朝食から小腹が空いた時の小吃(軽食)、食後のデザートまで、甘党の人も辛党の人も、いつでも美味しい菓子類が食べられます。焼き菓子、蒸しもの、羊羹、ゼリーなど種類も多種多様。伝統的なスイーツは素朴ながら味わい深く、どこか懐かしい味。いずれも露店などで気軽に食べられるのも魅力です。都市ごとの名物おやつを食べ歩いてみましょう!

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このまとめ記事の目次

スイーツも大満足の中国・江蘇省

上海に隣接する省で、世界遺産の庭園や美しい運河など数々の観光スポットを有する中国・江蘇省。省都(しょうと)の南京や、水の都と呼ばれる蘇州など13市からなる江蘇省は、水運に恵まれた土地がら、食材豊富で、食文化が発達していることでも良く知られています。

中国の長い歴史の中で、ずっと歴史舞台の中心地の一つであり続けたこともあり、匠の技が光る工芸菓子も沢山あり、水辺のカフェでお茶など飲みながらいただくスイーツや点心の数々も街を訪れる楽しみの一つ。今回はそんな、中国・江蘇省の「おやつ」の魅力を厳選してご紹介します。

①花をかたどった伝統菓子「梅花糕」と「海棠糕」(蘇州)

まずは水の都・蘇州市のおやつから。蘇州には数多くの伝統菓子があり、「蘇州糕団(蘇州菓子)」の総称で昔から親しまれて来ました。糕団は、練りもののような生地の菓子のこと。色彩が鮮やかで、いずれも舌触りが柔らかく滑らか。凝った造形のものの多いのが特徴です。
提供:江蘇省観光局
その一つが、こちら。梅の花をかたどった「梅花糕」。カップケーキのようなしっとり感とほどよい甘みが特徴の人気スイーツです。注文すると、いくつか連なっているものを1つとりわけてくれます。
こちらは、お好み焼きのような表面をカラメルでコーティングして海棠(かいどう)の花に似せた「海棠糕」。

梅花糕と海棠糕は、観光スポットの屋台などでも売っていますが、オススメは観前街にある糕団の老舗「黄天源」のもの。中国語がわからなくても、店頭のショーケースで指差し注文すればOKです!

②層になった生地がとっても柔らかな「千層油糕」(揚州)

続けてご紹介するのは、揚州市「揚州三大点心」の一つ、「千層油糕」。ぱっと見た感じは単なる菱形の蒸しパンですが、「千層」の名のとおり生地が幾重もの層(64層と言われています)になっていて、層ごとに砂糖と油を交互にはさんだ、とても手のかかったお菓子です。程よい甘みと柔らかさがあり、熱々でいただくとたまりません! 提供:江蘇省観光局

続けてご紹介するのは、揚州市「揚州三大点心」の一つ、「千層油糕」。ぱっと見た感じは単なる菱形の蒸しパンですが、「千層」の名のとおり生地が幾重もの層(64層と言われています)になっていて、層ごとに砂糖と油を交互にはさんだ、とても手のかかったお菓子です。程よい甘みと柔らかさがあり、熱々でいただくとたまりません!

③蓮根を使ったヘルシーデザート「糖粥藕」(南京)

提供:江蘇省観光局
省都・南京からは江蘇省特産の蓮根(れんこん)を使った伝統的なデザート「糖粥藕」。
蓮根と蓮の実、餅米を黒糖で炊いたもので、食後のデザートや小腹が空いた際の軽食にぴったり。地元では、就寝前のおやつによく食べられています。糖粥藕をいただくなら、100年を超える歴史を誇る専門店「藍老大」が定番。

ちなみに蓮根は食物繊維やビタミンCが豊富で、免疫力を高める効果や美肌効果も期待できるヘルシー食品。江蘇省ではスイーツ以外に料理でもよく使われています。

④キンモクセイの香りひろがる蓮根汁粉「藕粉圓子」(塩城)

提供:江蘇省観光局
続いてご紹介するのも蓮根のスイーツ。塩城市の名物で「建湖藕粉圓子」とも言われる蓮根の粉を使ったお汁粉(しるこ)「藕粉圓子」です。淡い紫色のお汁粉は甘ったるくなく、キンモクセイの香りがほのかに口の中に広がります。

⑤バラ色に輝く宝石のような「水晶山楂糕」(宿遷)

提供:江蘇省観光局
バラ科の果実「山査子(さんざし)」を使った羊羹(ようかん)「山楂糕」は中国のどこでもあるお菓子ですが、宿遷市の「水晶山楂糕」はバラ色に透きとおった輝きの美しさで有名です。山査子の甘酸っぱさと滑らかな味わいも特徴。

江蘇省の中でも宿遷市から西には山査子の林が多く、漢方薬の材料などとしても珍重されています。水晶山楂糕は約2000年も前に宿遷に住む人が地元の英雄・項羽を記念して作ったお菓子で「覇王糕」とも呼ばれているんですよ。

⑥ほっこり懐かしい味の蒸しパン「蜂糖糕」(鎮江)

提供:江蘇省観光局
こちらは、黒酢の名産地としても知られる鎮江市の「蜂糖糕」。蒸籠(せいろ)で蒸して膨らませる「蒸しパン」のようなお菓子です。散りばめられたナツメがアクセントになっています。丸く大きな蒸しパンをカットした断面が蜂の巣のようなことから蜂糖糕の名がつきました。食べるとなぜか懐かしいような、ほっこりとした気持ちになるおやつです。

⑦水玉模様もかわいい餅米のお菓子「潮糕」(南通)

提供:江蘇省観光局
白い生地にピンクの水玉模様がかわいいこちらは南通市のお菓子「潮糕」。「林梓潮糕」とも呼ばれています。1732年に作られた歴史あるお菓子で、ついた餅米に砂糖、キンモクセイ、松の実などを入れて蒸したもの。蒸籠(せいろ)で蒸すときにつける赤い模様が店の号になっています。直径60㎝ほどの大きな丸いお菓子は切り分けて売られています。キンモクセイの香りがよく、弾力がありながらみずみずしい口当たりを味わってみましょう。

⑧口の中でさらりと溶けるワンタン「淮餃」(淮安)

提供:江蘇省観光局
続けてご紹介するのは、甘いものが苦手な皆さんも大満足のおやつ。

こちらは淮安市のワンタン「淮餃」。丁寧に叩いた豚ひき肉にニラ、青ネギ、卵白などを混ぜた具材を薄く小さな生地で包んだもので、スープの中で湯がくと半透明の美しい姿になります。口の中に入れると皮と具材が渾然一体になり、絶品の一言。中国では「淮安に行って淮餃を食べないのは行かなかったと同じことだ」と言われるほどの逸品なのだとか。

⑨庶民の間で広まった伝統的な軽食「三鮮餛飩」(無錫)

提供:江蘇省観光局
こちらも辛党向けのおやつ。無錫市東亭郷の庶民の間で作られていたものが、発展して無錫の伝統的な小吃(軽食)になったという「三鮮餛飩」です。三鮮とは豚肉、干しエビ、ザーサイの三種類の餡のこと。豚骨スープの中に大きめのワンタンがたっぷり入り、半乾燥の豆腐と錦糸卵が添えられます。ラー油かけて食べるのもあり。

⑩蟹みそスープたっぷりのビッグな「蟹黄湯包」(泰州)

最後にご紹介するのは、上海の小籠包とともに「中国四大名包」に挙げられる逸品、泰州市の「蟹黄湯包」。大きな肉まんサイズの点心で、薄めの皮の中には蟹肉と蟹みそスープがたっぷりという贅沢な一品です。せっかくのスープを残さずいただくために、太いストローが添えられてくる店もあり、その珍しい食べ方を写真に撮るのも旅行者にとっては楽しみの一つですね。 提供:江蘇省観光局

最後にご紹介するのは、上海の小籠包とともに「中国四大名包」に挙げられる逸品、泰州市の「蟹黄湯包」。大きな肉まんサイズの点心で、薄めの皮の中には蟹肉と蟹みそスープがたっぷりという贅沢な一品です。せっかくのスープを残さずいただくために、太いストローが添えられてくる店もあり、その珍しい食べ方を写真に撮るのも旅行者にとっては楽しみの一つですね。

ベジタリアンの方には、滋味あふれる野菜スープを包んだ、こんな緑色の点心もあります。中から出てくる鮮やかな緑のスープが極上!おやつだけではなく、朝食にもぴったりです。 Photo by RETRIP

ベジタリアンの方には、滋味あふれる野菜スープを包んだ、こんな緑色の点心もあります。中から出てくる鮮やかな緑のスープが極上!おやつだけではなく、朝食にもぴったりです。

いかがでしたか?

Photo by RETRIP
グルメの地として知られる江蘇省ならではのおやつの数々は、いかがでしたか? 是非、皆さんもお気に入りを見つけて、実際に現地まで本場の味を食べに行ってみてくださいね。
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