南米ブラジルの港湾都市・リオデジャネイロの南部にあるリオデジャネイロ植物園(Jardim Botânico do Rio de Janeiro)は、当時貴重だったスパイスの栽培地として1808年にポルトガル王・ジョアン6世が設立したものです。東京ドームにして11個分という54ヘクタール(54万平方メートル)の敷地の半分はブラジルの大西洋岸に分布する森林生物圏で、絶滅危惧種を含む6,500種の樹木や灌木、ハーブなどが栽培されています。美しいヤシ並木やコルコバードの丘を望む景観も魅力の、リオデジャネイロ植物園をご紹介します。
リオデジャネイロ植物園(Jardim Botânico do Rio de Janeiro)は、南米ブラジルの港湾都市・リオデジャネイロの南部にある植物園です。54ヘクタール(54万平方メートル)の敷地内では、ブラジルに原生する植物をはじめ、世界中から集められた6,500種の珍しい草木を見ることができます。
リオデジャネイロ植物園の開館200年にあたる2008年(平成20年)には、ブラジルの作曲家で「イパネマの娘(A Garota de Ipanema)」を世に送り出したボサ・ノヴァの創生者アントニオ・カルロス・ジョビン(Antônio Carlos Brasileiro de Almeida Jobim)の名に因んだ環境博物館「ジョビン・スペース(Jobim space)」もオープンしました。20世紀を代表するブラジル音楽の巨匠は、この植物園をこよなく愛し、熱心に支援したのだそうです。