トップバッターは、千葉県南房総・館山にある「鏡ケ浦温泉 rokuza（ロクザ）」です。波静かで海面がまるで鏡のように見えることから「鏡ヶ浦」と呼ばれる館山湾。その北端にある那古海岸には市街の喧騒から隔絶されたかのような静寂な世界が広がっています。

和モダンに統一された館内では文句なしに上質の時間を過ごせます。特に海に沈む夕日の美しさは必見！無料の貸切露天温泉に浸かりながら夕日を眺めれば、身も心もすっかり癒されます。

網元直営なので本物の魚の味を楽しめるのも魅力。お料理は、アワビ、伊勢エビ、脂ののった地魚を使用した創作和懐石料理。どれもその日の朝獲れた新鮮なものばかり。

温泉とお料理が自慢の宿にしては珍しくガーデンプールにバーラウンジ、そして海を一望しながらまったりできるテラスもあり、ラグジュアリーなリゾートホテルのような寛ぎ方ができる懐の深さも素敵です。

続けてご紹介するのは、静岡県東伊豆の「海一望絶景の宿 いなとり荘」。全客室が海に面し、まるで客船に乗っているかのような自然の雄大さを感じさせる絶景が自慢の宿です。晴れた日には新島や式根島など、伊豆7島の島々が間近に見られます。

お食事は稲取名物の新鮮な魚料理が中心で、郷土食の金目鯛の煮付けや金目鯛のしゃぶしゃぶの他、自分で魚を選びピチピチの新鮮なまま刺身にしてもらえる「本日のお造り」や、選べる「グリル料理」などシェアしていただくのもオススメ。

美しい海を眺められるのはお部屋からだけではありません。海に面した露天風呂に横たわって聞く潮騒の音にも感動すること間違いなし。

さらに2カ所ある大浴場のうち7階大浴場の女性露天風呂は2017年7月7日にリニューアルオープン予定。7×2.2mの大きな浴槽から眼下に広がる海の素晴らしさ。絶景のオーシャンビューが今から楽しみです。

ところ変わって今度は千葉県鴨川の「鴨川グランドホテル」。鴨川は都心からのアクセスも良く、バス、車、電車、カーフェリーと様々な交通機関で行くことができます。どの交通手段をとっても、海や里山を楽しめるドライブコースがたくさんあって、電車の窓には美しい田園風景が広がります。東京湾からのフェリーでのアクセスもクルージング気分で最高。

そんな鴨川にある「鴨川グランドホテル」は目の前に海が広がるリゾートホテルです。オーシャンフロントの客室は和室・洋室からお好みに合わせて選ぶことができ、またお食事も和食・洋食から選べます。小さなお子さん連れにはありがたいお部屋食も可能。また、写真の温泉大浴場は2014年リニューアル！目の前に広がる海を存分に味わいながら温泉につかることができるんです。

写真の、大きく広々とした貸切露天風呂ももちろん海の真ん前。オーシャンフロントの客室はもちろん、温泉大浴場、貸切露天風呂、ロビーラウンジ、レストランなど館内のいたるところから海の景色を楽しめる絶景宿です。

さらに、自社ブルワリーである「妙高高原ビール 工場レストラン タトラ館」が隣接しており、信越最大級の規模を誇るバイキング料理とともに、できたてのビールを堪能できるのも、こちらのホテルの魅了。

自社ブルワリーを持っているホテルなんて、なかなかないですよね。温泉×ビールなんて、たまらない組み合わせ！ おいしい食事と温泉でほっこりしたらシンプルで清潔な客室でのんびりしましょう。

これぞ温泉街！という正しい感じが人気の群馬県伊香保温泉からは「和心（なごみごころ）の宿オーモリ」。親しみやすく温かい女将さんの心配りが行き届いたお宿として人気を集めています。伊香保温泉のメインシンボル「石段街」までは徒歩5分。さらに関東平野が一望できる「伊香保ロープウェイ」と関越バス伊香保温泉終点の目の前に位置したロケーションも魅力。

こちらの宿の絶景は標高800ｍの屋上露天風呂「白銀の湯」からの景色。伊香保の町を一望しながら、周囲に子持山、小野子山、谷川連峰、日光連山の四季の景色を感じながらお湯を楽しめます。

オーモリに泊まるなら、2014年にリニューアルされた上州の山々を望む露天風呂付きツインルームをぜひ押さえましょう。温泉に入りながら地酒を楽しめる「露天で一杯セット」なんてユニークなオプションもあるので、情緒たっぷりに温泉を満喫しちゃいましょう（ただし、飲みすぎには注意です！）。Wi-Fiも整備されているので、お泊まり自慢をSNSにアップするにもいいですね。

食事ももちろん大満足。群馬産のニジマス「ギンヒカリ」や「おっきりこみうどん」など地元の素材や郷土料理をアレンジした上質の味をいただけます。

漁港の素朴な夕焼けがなんとも素敵なこちらは、「こみなと漁師料理 海の庭」。千葉県鴨川の小湊漁港の目前に佇む、ホテルと旅館をミックスさせたような全８室の小さな宿です。客室のうち５室は海が真っ正面に見えて、居ながらにしてのどかな漁港の景色を眺められます。

特に海面をきらめかせながら沈んでいく夕陽は一見の価値があります。また最上階には貸切露天風呂もあり、海を一望できる気持ちのいいお風呂です。一組50分間までは無料で貸し切りにできるので、ゆっくりのんびり絶景を堪能できますね。

絶景はもちろんですが料理も極上。地元漁港でとれた極厚のお刺身がどんと舟盛りで登場するほか、金目鯛の煮付け、お頭まるごとの兜焼きなど、驚くほどのボリュームがあります。お刺身の種類は水揚げによって変わりますが、郷土料理の｢なめろう｣は必ず付いてきます。なめろうとは魚を叩いて生姜や味噌などで味付けした1品でお酒がすすんじゃいますね。小さな宿ならではの心遣いとして、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、最良の状態で運んでもらえるのも嬉しいところ。

そして、房総に行くなら絶対に食べてほしい！房総金目の姿煮です。ほかにも伊勢海老や鮑など地元で獲れた鮮度抜群の素材を盛り込み、季節感を大切にしたお料理の数々は、海辺の宿ならではの豊かな味わい。

いずれも磯の旨みと香りが存分に引き出されており最高です。美味しいお料理をたらふくいただいて、潮騒を聞きながらうたた寝する休日なんて、夢のようですね。

さて、今度は静岡県伊豆に場所を変えて「源泉かけ流しとマリンランプの宿　ナチュラルリゾート　ISANA」のご紹介です。館内にはオランダ製の美しい航海灯を多数取り入れ「マリンランプの宿」として2015年2月にリニューアルしたホテルです。長い海の旅に出る船乗りたちがこの灯りを見て心を癒したように、ゆっくりと流れる優しい時間を過ごしましょう。

全10室の小さな宿だからこその心を込めたおもてなしも評判で、カップルはもちろん、小さなお子様連れのファミリーやアクティブシニア層のご夫婦まで、幅広い世代から人気となっています。客室露天風呂の他にも、趣ある浴場が２つあり、手足を伸ばして寛げます。昼間の海景色にも癒されますが、月明かりに照らされる夜もおすすめですよ。源泉は70度と高いのですが絶妙に湯量を調整することで加水なしの源泉かけ流しを実現してます。温泉好きには嬉しいポイントですね。

夕食時には各テーブルにランプを灯し、ここでしか味わえない伊豆の食材を使った和洋折衷料理の登場です。新鮮な舟盛りは、オーナーこだわりのだし醤油でいただきましょう。箸でいただく懐石スタイルですが、中でもおすすめは金目鯛の煮付け。

海に沈む夕日を眺めながら始まるディナータイムはマリンランプとオイルランプの暖かい明かりが最高の時を演出してくれていますよ。

こちらは長野県小諸市の「布引温泉こもろ」です。時間と共に移りゆく浅間連山の景色を見ながらのご入浴が至福のひととき。今なお煙をはく浅間山を眺め、そして澄んだきれいな空気を味わいながら、湯量豊富な露天風呂温泉に浸かりましょう。こもろのお風呂は、ナトリウム塩化物泉、源泉100％で、ゆったりとした大きな浴槽は内風呂に２つづつ、露天風呂は自然石を用いた解放感たっぷりものとなっています。

こちらは特別室。ゆったりとできるスペースで温泉でゆっくり温まったあとはぐっすり眠れそうですね。

また、テニスコートや大きめの宴会場もあるホテルなので、ゼミやサークルの合宿などの大人数での旅行にもぴったり。みんなと一緒に絶景風呂＆郷土色豊かなおいしいお料理を楽しみましょう。

最後にご紹介するのが、南熱海の高台から相模灘を臨む絶景と、美しい庭園が自慢の温泉宿「竹林庵みずの」です。自家源泉を持ち、全部屋の専用露天風呂は24時間かけ流し。写真の貸切露天風呂「独泉（どくせん）」は、解放感溢れる中で温泉と絶景を心ゆくまで楽しめちゃいます。

全14室のこぢんまりとした宿で、全室オーシャンビュー！客室はスタンダードな和室から、古民家を移築した懐かしい雰囲気の別邸3室があり、それぞれ趣が異なった雰囲気を楽しむことができます。

夕食は、網代漁港で水揚げした新鮮な海の幸や伊豆半島の野菜など、旬の食材を生かした和会席膳をゆっくり味わい、宿にある庭園で桜やツツジなど、季節の花々や樹木が美しいので、散策できるのも癒されポイント。

いかがでしたか？ 美しい海を望む宿から、山々の深い緑に囲まれた宿、ランプの灯りの印象的な宿など、さまざまな絶景の宿をご紹介してきました。是非、お気に入りを見つけて、皆さんも素敵な休日を過ごしていらしてくださいね。