袋町小学校平和資料館とは
袋町小学校の木造校舎は全て倒壊・全焼しましたが、当時最先端であった水洗トイレやダストシュートなどの設備を備えたモダンな鉄筋コンクリート造校舎であった西校舎だけが外郭のみ原形をとどめました。
外郭をとどめた西校舎は被曝直後から救護所として利用され、利用された西校舎の壁面には、被爆者の消息などを知らせる「伝言」が数多く記されていました。この伝言が袋町小学校に平和資料館の設立への機運が高まりました。
それがきっかけで、2002年に袋町小学校平和資料館として開館しました。
袋町小学校の保存と平和資料館の設立
その袋町小学校は原子爆弾の投下により、当時最先端であった西校舎が外郭を残すのみとなりました。袋町小学校の周辺には被曝建物が多くあり保存されていますが、袋町小学校は老朽化と耐震面から2000年には解体されましたが、西校舎の一部は平和資料館として保存されています。
袋町小学校の平和資料館設立は被曝直後、袋町小学校は救護所として利用され、混乱した中人々の安否を知らせる手段がなく、壁面にチョークで安否を訪ねる伝言が残されていました。その伝言が爆心地の近くにいた人々の苦しみや悲痛な叫びが伝わってくることから平和資料館の設立のきっかけになりました。
袋町小学校平和資料館周辺の観光スポット① 旧日本銀行広島支店
旧日本銀行広島支店は、ギリシャ建築・ローマ建築風の古典様式に建物で昭和初期を代表する建築物です。
そんな旧日本銀行広島支店は、日銀支店ということで、頑丈な建物であったため爆心地からわずか380mしか離れていませんでしたが、被災に耐えています。広島にあり被災建物の中でも保存状態がいいことから、2000年には市指定重要文化財に指定されています。遺構は一般に公開されており、見学することができます。また芸術文化活動会場として使用することができます。
基本情報
【電話番号】082-504-2500 (市民局文化スポーツ部文化振興課)
【アクセス】広島電鉄(路面電車)袋町電停→徒歩すぐ
【営業時間】10:00〜17:00
袋町小学校平和資料館周辺の観光スポット② 広島アンデルセン
1945年広島市内に落とされた原子爆弾の爆心地から360mで建物は被災しました。ルネッサンス様式の建物は天井や壁などの大部分は崩壊しましたが、地下の金庫等は無事でした。
銀行として営業した後、1967年タカキベーカリーが建物を買取、広島アンゼルセンとして営業し始めました。
広島アンゼルセンは、地下2階、地上8階建てでショッピングフロアからレストラン、パーティ会場までを提案する現在の店舗になりました。2002年からは被曝建物の耐震補強などをしており、2018年まで休業しています。時代にあった被曝建物としてリニューアルします。
基本情報
【電話番号】082-247-2403
【営業時間】1F 10:00〜20:00(朝食7:30〜) 2F 11:00〜21:30(OS21:00) 3F 10:00〜19:00
【アクセス】広島駅から広島電鉄電車(路面電車)「本通」下車、本通り沿い東へ徒歩3分
袋町小学校平和資料館周辺の観光スポット③ ひろしま世界遺産航路
ひろしま世界遺産航路は、元安川から本川を下り、瀬戸内海の穏やかな海を走る航路で、普段では見ることできない、河川から風景が見れ、特に春の時期には平和記念公園の桜がとても美しいです。
川を航行しているときは、自転車くらいの速度で、ゆったりと低速運航。安全であればデッキに出ることも可能で、広島市内を川から眺められ、橋をくぐったりして、広島をのんびり感じることができます。海に出ると高速航行になり、一直線に目的地に向かいます。いつもと違う視点から広島を感じてみてはどうでしょうか?また違う広島を感じられるかも知れません。
基本情報
【電話番号】082-569-5910
【営業時間】8:30〜17:30
【乗船料金】大人(中学生以上)2,000円 小人(小学生)1,000円
【アクセス】もとやす桟橋:原爆ドームから南へ約150m。元安橋(もとやすばし)のたもとにあります。
袋町小学校平和資料館へのアクセス
イメージ画像
基本情報
【電話番号】082-541-534
【営業時間】9:00〜17:00
【アクセス】広島電鉄(路面電車)袋町電停→徒歩2分経路検索