サン パウロ美術館(Museu de Arte de São Paulo)は、南米ブラジル南東部の都市サンパウロにある国内最古の近代美術館です。正式名は「サンパウロ・アシス・シャトーブリアン美術館(Museu de Arte de São Paulo Assis Chateaubriand)で、ブラジルの実業家が戦後わずか2年の間にヨーロッパ中から集めた名画をもとに、1947年(昭和49年)に設立されました。南半球随一といわれるコレクションで「奇跡の美術館」と称されるサン パウロ美術館をご紹介します。
南米ブラジル南東部の都市サンパウロ市にある「サン パウロ美術館(Museu de Arte de São Paulo)」は、市内最大のビジネス街パウリスタ通り(Avenida Paulista)に面して建つラテンアメリカ屈指のミュージアムです。正式名称を「サンパウロ・アシス・シャトーブリアン美術館(Museu de Arte de São Paulo Assis Chateaubriand)と称し、1947年(昭和49年)に設立されたブラジル初の現代美術です。
赤い4本の足で支えられた高床式の外観が特徴的なサン パウロ美術館。そのデザインを手掛けたのはイタリア・ローマ生まれの女性建築家リナ・ボ・バルディ(Lina Bo Bardi)です。第二次世界大戦を機にブラジルへ移住し、オスカー・ニー・マイヤーやルシオ・コスタといったブラジル建築の巨匠と共に仕事をしました。