スペイン南部、グラナダにあるアルハンブラ宮殿。美しい宮殿と庭園で知られる人気の観光スポットですが、世界遺産としても登録されており、歴史的な価値も高い建造物です。写真などで見て一度は行ってみたいと思われる方も多いですよね!
ここでご紹介するのは宮殿内にある「婦人の塔」です。宮殿内には様々な建物、庭園がありますが、こちらはどのような建物なのでしょうか?また当時の人々はどのように暮らしていたのでしょうか?「婦人の塔」について詳しく見ていきましょう!これから訪れる方の参考になればと思います。
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はじめに
スペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿といえば、荘厳な宮殿と美しい庭園が織りなす風景が有名で、連日観光客でにぎわっているスポットです。スペイン旅行する際には、絶対行っておきたい場所ですよね。
今回ご紹介する「婦人の塔」は、そんなアルハンブラ宮殿の中にある建物です。宮殿内には大きく4つの宮殿があり、最も栄えていたとされるナスル朝宮殿を過ぎると、パルタル庭園がありますが、「婦人の塔」はその中にあります。
宮殿内の建物や庭園は、少しずつ趣も違うので見るのには飽きないですよね。むしろ、見る時間の方が足りないくらいかもしれません。事前にちょっと勉強して、後悔しないように気になるところをチェックしておきましょう!
おすすめポイント①気になる名前の所以とは?
「婦人の塔」に当時暮らしていたのは大貴族たちで、パルタル庭園の中でも重要な建物でした。その名前からもわかるように、ハーレムだったという話もあります。宮殿内で古い装飾が施されていることでも知られています。
時代によって持ち主も変わり、「婦人の塔」の名前は18世紀頃についたようです。ちなみに、5つのアーチを描く柱廊があることから、柱廊という意味の「パルタル」と当初は呼ばれていたそうです。パルタルは出産という意味もあり、女性のために造られた庭園でもあるようです。
訪れた方々の中には塔というよりは渡り廊下のような感覚だったという声もありました。修復が施されるまで、時代と共に改装もされているので、当時とは変わってしまっているとは思いますが、当時の大貴族たちのハーレムな暮らしも気になるところですね!
おすすめポイント②パルタル庭園のシンボル!
この庭園には豊かな緑や先程ご紹介したアーチ型の柱廊もありますが、何といっても「婦人の塔」が大きなシンボルとなっています。その佇まいはまるで貴婦人のように優美だと例えられることもあるようです。細かな装飾や美しいタイル装飾などが施されています。
アルハンブラ宮殿内の庭園は荘厳な宮殿をより引き立てるように考えられていますが、同時に庭園自体としても美しく眺められるようになっていますよね。このパルタル庭園もそうです。この「婦人の塔」があって、柱廊や池があり、緑がある。これで一つの完成された景色なのですね。
それぞれが相乗効果をもたらしていますが、これも計算されて造られたものです。様々な技術が進んだ現代の我々ですら、うっとりしてしまうこの景色。当時の王族の人々や技術者はすごいですね!
おすすめポイント③建物と緑と池のコントラストが美しい
アルハンブラ宮殿にはイスラム建築の技法が使われていますが、このパルタル庭園にも水の技法が使われています。大きな池に映えるのは「婦人の塔」と5つのアーチ型のパルタル。より美しさを増しています。
また、緑豊かな庭園と建物の白い床、大理石、そして晴れた日の青空など、それらのコントラストが際立って、見る人を魅了します。眺めていると、うっとりしてしまいますよね。夏は暑さが厳しいということもあるかもしれませんが、できたら晴れの日に行きたいものですね!
このパルタル庭園は人が割と少ないという情報もあるので、撮影にはぴったりの場所だと思います!時間が許す方は、「婦人の塔」をシンボルに、ベストポジションでじっくり写真を撮ってみてください。
おすすめポイント➃塔からの眺望がよい
「婦人の塔」というとやはり気になるのがそこから見える景色!元々アルハンブラ宮殿自体が街を一望できる位置にあるので、少し高くなればより眺望がよくなりますよね。どのような景色が臨めるのでしょうか?
「婦人の塔」からは、イスラムの雰囲気が残る白壁の家が並ぶアルバイシン地区が一望できます。晴れた日にはその白壁に日光が反射してより美しく際立って見えます。もちろん、柱廊からも見ることができますよ。
やはりここも撮りやすいスポットですね。人が少なければ尚更、自由に撮りやすいかもしれません。他にもアルバイシン地区が綺麗に見える場所はありますが、こちらが実は穴場とも言えそうです。宮殿内、見どころが多く、更には人が集中する場所があるため、写真が撮れなかったという方はぜひこちらで挽回しましょう!
おわりに
いかがでしたか?パルタル庭園の「婦人の塔」の魅力をしっかりとお伝えできたでしょうか?宮殿内にはアラヤネスの中庭など各所に庭園がありますが、少しずつ趣が異なっているのでぜひこちらも見ていってくださいね。
撮影スポットの穴場ともお伝えしましたが、季節や時間にもよるとは思いますが他の場所よりは比較的空いているという情報も多かったので参考になれば嬉しいです。よい旅行となりますように!
詳細情報
【施設名】婦人の塔
【住所】Calle Real de la Alhambra, s/n, 18009 Granada, スペイン(アルハンブラ宮殿)
【電話】+34 958 02 79 71
【営業時間】
〈昼の部〉 8:30~14:00、 14:00~18:00(10月15日~3月14日)/14:00~20:00(3 月15日~10月14日)※庭園見学含む
〈夜間の部〉
ナスル朝宮殿見学:10月15日~3月14日:金曜日・土曜日 20:00~21:30
3月15日~10月14日:火曜日~土曜日 22:00~23:30
庭園見学:3月15日~5月31日:火曜日~土曜日 22:00~23:30
9月1日~10月14日:火曜日~土曜日 22:00~23:30
10月15日~11月14日:金曜日・土曜日 20:00~21:30
【入場料金】昼の部は14€/12歳未満無料、12-15歳8€
ナスル朝宮殿夜間見学は8€/12歳未満無料
ヘネラリーフェ夜間見学は5€/12歳未満無料
庭園、アルカサバ、ヘネラリーフェ見学は7€/12歳未満無料
※最新の情報をご確認ください。
【アクセス】グラナダ市内よりマイクロバス30番、32番 1ユーロ(約10分)
Calle Real de la Alhambra, s/n, 18009 Granada, Spain
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