パレロアン/装飾博物館/美術館/考古学博物館(Palais Rohan/Musee Des Arts Decoratifs/Musee Des Beaux-Arts/)は、フランス北東部の街ストラスブールにある人気の観光名所で、ユネスコの世界文化遺産としても知られるストラスブール旧市街(グラン・ディル)に所在します。建物は1732年から1742年にかけて造営されたストラスブール司教の宮殿跡で、現在は3つのミュージアムとして公開されています。古典主義様式の外観がエレガントな、パレロアン/装飾博物館/美術館/考古学博物館をご紹介します。
パレロアン/装飾博物館/美術館/考古学博物館(Palais Rohan/Musee Des Arts Decoratifs/Musee Des Beaux-Arts/)は、フランス北東部の街ストラスブールでも屈指の人気を誇る観光名所です。ユネスコ世界文化遺産の登録物件としても知られるストラスブール旧市街・グラン・ディル(Grande Île)の中に所在するスポットです。
イル川とシャトー広場(Place du Château)に挟まれるようにして建つパレロアン/装飾博物館/美術館/考古学博物館は、ストラスブール司教の住居として1732年から1742年にかけて建設されたパリ風の古典主義建築で、のちのストラスブール建築に強い影響を与えたといわれています。19世紀初頭にはナポレオンやルイ15世、マリー・アントワネットも訪れたという歴史的にも貴重な建築物で、重厚な外観だけでも見応えがあります。
中世後期のイタリア人画家ジョット・ディ・ボンドーネ(Giotto di Bondone)は、イタリア・ルネサンスへの道筋を記したアーティストとして「西洋絵画の父」の名で知られます。東方三博士の礼拝やエジプトへの逃避、ユダの接吻など、キリスト教の代表的な名場面を題材にした宗教画が特徴です。ジュセッペ・クレスピ(Giuseppe Maria Crespi)は、18世紀のボローニャ出身で、後期ボローニャ派の天才と称された画家です。細密な光彩表現と明暗対比が特徴的です。