ロンドン観光のハイライトでもあるバッキンガム宮殿の衛兵交替式(Changing The Guard at Buckingham Palace)は、今も王室の公的住居として現役のバッキンガム宮殿を護衛するイギリス陸軍近衛師団の歩兵連隊によって、任務交代で行われる一連のセレモニーです。バッキンガム宮殿やセントジェームズ宮殿で勤務したオールド・ガードが、ウエリントン兵舎からやって来るニュー・ガードと入れ替わるバッキンガム宮殿の衛兵交替式(チェンジング・ザ・ガード)を観ようと、世界中からたくさんの観光客が見学に訪れます。
ロンドン観光と言えばまず思い浮かぶのが、今も王室の住居であり、公務が執行されている現役の宮殿であるバッキンガム宮殿ですよね。ここでは、「チェンジング・ザ・ガード」と呼ばれるバッキンガム宮殿の衛兵交替式(Changing The Guard at Buckingham Palace)についてご紹介します。
バッキンガム宮殿の衛兵交替式の兵士たちは、特別な訓練を受けた陸軍エリート将校の集団として、絶対王政の基盤を築いたテューダー朝の初代イングランド王ヘンリー7世の治世に、王国の常設機関となりました。バッキンガム宮殿の衛兵交替式は、以来520年以上の歴史をもつ伝統的な儀式です。1698年までは、当時の王室居住地だったホワイトホール宮殿 (Palace of Whitehall)で行われていました。